はじめに
このマニュアルでは、Oracle Databaseユーティリティを使用して、データ転送、データ・メンテナンスおよびデータベース管理を行う方法について説明します。
対象読者
このマニュアルのユーティリティは、データベース管理者(DBA)、アプリケーション・プログラマ、セキュリティ管理者、システム・オペレータを対象としています。また、次の作業を行うOracle Databaseユーザーも対象としています。
- エクスポート・ユーティリティおよびインポート・ユーティリティ(オリジナルおよびOracle Data Pump版の両方)を使用した、データのアーカイブ、Oracle Databaseのバックアップおよび異なるOracle Database間のデータ移動
- SQL*Loaderを使用したオペレーティング・システム・ファイルからOracle Database表へのデータのロード
- 外部表機能を使用した外部ソースからのデータのロード
DBVERIFY
ユーティリティを使用した、オフライン・データベース上での物理データ構造に対する整合性チェックの実行DBNEWID
ユーティリティを使用した、オペレーショナル・データベースの内部データベース識別子(DBID)およびデータベース名(DBNAME
)の維持- メタデータAPIを使用した、Oracle Databaseオブジェクトに対するメタデータの完全な表現の抽出および処理
- LogMinerユーティリティを使用した、(SQLインタフェースからの)REDOログ・ファイルの問合せおよび分析
-
自動診断リポジトリ・コマンド・インタプリタ(ADRCI)ユーティリティを使用した、Oracle Database診断データの管理
このマニュアルを使用するには、SQLおよびOracleの基礎知識が必要です。これらの情報は、『Oracle Database概要』で参照できます。また、SQL*Loaderを使用するには、オペレーティング・システムのファイル管理機能の使用方法を理解しておく必要があります。
親トピック: はじめに
ドキュメントのアクセシビリティ
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。
親トピック: はじめに
ダイバーシティ&インクルージョン
Oracleはダイバーシティ&インクルージョンに積極的に取り組んでいます。Oracleは、ソート・リーダーシップと革新性を高める社員の多様性を尊重し、その価値を重んじています。従業員、お客様、パートナー様にポジティブな影響をもたらすインクルーシブな文化を醸成する私たちのイニシアティブの一環として、製品やドキュメントからインセンシティブな用語を取り除くように努めています。また、Oracle製品および業界標準が進化する中、お客様の既存の技術との互換性を維持する必要性およびサービスの継続性確保の要求にも留意しています。このような技術的な制限により、当社のインセンシティブな用語を削除する取組みは継続中であり、時間と皆様のご協力が必要となります。
親トピック: はじめに
関連ドキュメント
詳細は、Oracle Databaseのドキュメント・セットを参照してください。特に、次のドキュメントを確認してください。
また、Oracle Data Pumpのタスクに関連するMy Oracle Supportのノートを参照し、特に、ご使用のリリースに推奨されるプロアクティブ・パッチを参照してください:
Data Pump Recommended Proactive Patches For 19.10 and Above (ドキュメントID 2819284.1)
Oracle Data Pumpのパッチは、Oracle Databaseリリースの更新には含まれませんが、SQL、PL/SQLパッケージおよびOracle Data Pump用のXMLスタイルシートを含むバンドル・パッチで提供されます。ご使用のリリース用の最新のOracle Data Pumpバンドル・パッチを適用することをお薦めします。これらのパッチにはOracle Databaseのバイナリが含まれないため、Oracle Data Pumpがその時点で使用されていないかぎり、データベースの実行中にOracle Data Pumpのパッチをオンラインで適用できます。
このマニュアル内の例の一部で、Oracle Databaseのインストール時にデフォルトとしてインストールされるシード・データベースのサンプル・スキーマを使用しています。サンプル・スキーマの作成方法および使用方法の詳細は、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』 を参照してください。
親トピック: はじめに
構文図
このマニュアルには、様々なSQL、PL/SQLまたはその他のコマンドライン構造体の構文の説明が、図形式またはバッカス正規形(BNF)で記載されています。これらの説明の解釈方法は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
親トピック: はじめに
表記規則
このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:
規則 | 意味 |
---|---|
boldface |
太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。 |
italic |
イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。 |
|
等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。 |
親トピック: はじめに