パフォーマンス・ハブを使用したデータベースの監視

パフォーマンス・ハブを使用して、データベース・アクティビティの監視、問題の診断および問合せのチューニングを行い、Oracleデータベースのパフォーマンスを改善します。

パフォーマンス・ハブを使用すると、データベースのリアルタイムおよび履歴のパフォーマンス・データを表示できます。パフォーマンス・ハブには、アクティブ・セッション履歴(ASH)の分析、SQLモニタリングおよびワークロードの情報が表示されます。

SQLモニタリング

「SQLモニタリング」タブには、監視対象のSQL文を表示する表があります。このタブを表示するには、「パフォーマンス・ハブ」ページで「SQLモニタリング」をクリックします。

「SQLモニタリング」タブの表には、最終アクティブ時間CPU時間データベース時間など、ディメンション別にSQL文の実行が表示されます。現在実行中のSQL文に関する情報のみでなく、完了、失敗または終了したSQL文に関する情報も表示されます。この表は、監視対象のSQL文のステータス期間SQL IDなどを含む列で構成されています。

ノート:

SQL文が監視されるのは、それらが5秒以上実行される場合、またはパラレルで実行される場合のみです。

「ステータス」列には、次のアイコンがあります。
  • 回転アイコンは、SQL文が実行中であることを示します。

  • 緑色のチェック・マーク・アイコンは、指定された期間中にSQL文の実行が完了したことを示します。

  • 赤色の十字アイコンは、SQL文が完了しなかったことを示します。このアイコンは、セッションが終了したためにエラーが発生した場合に表示されます。

  • 時計アイコンは、SQL文がキューに入っていることを示します。

セッションを中断して、実行中またはキューにあるSQL文を終了できます。

リアルタイムSQLモニタリング

SQL IDをクリックして、対応する「リアルタイムSQLモニタリング」ページに移動することもできます。このページには、選択したSQL文のチューニングに役立つ追加の詳細が表示されます。

SQLモニタリングからのリアルタイムSQLデータの表示

  1. 「パフォーマンス・ハブ」ページで、「SQLモニタリング」をクリックして「SQLモニタリング」タブを表示します。

  2. 「SQL ID」列でIDをクリックして、特定のSQL文の実行の詳細情報を表示します。

    このアクションにより、パフォーマンス・ハブの「リアルタイムSQLモニタリング」ページが表示されます。

  3. 下にスクロールしてSQLアクティビティを表示します。

    選択したデータベースに応じて、「詳細」セクションには「計画統計」、「パラレル」、「SQLテキスト」および「アクティビティ」タブが含まれます。

    ページの「詳細」セクションでは、次の操作を実行できます。

    • 「計画統計」をクリックして、表形式の実行計画とグラフィカルな実行計画を表示します。

    • 「パラレル」をクリックして、パラレル・サーバーとそれに含まれるインスタンスおよびパラレル・グループを表示します。

    • 「SQLテキスト」をクリックして、アクティブなSQL問合せのテキストを表示します。

    • 「アクティビティ」をクリックして、選択したデータベースのアクティブなセッションを表示します。

      「詳細」ページのメニューを使用して、選択したSQL操作のアクティブ・セッションのリソース・タイプまたはプラン・ラインを表示します。

  4. ページの左上隅にある「戻る」矢印をクリックして、「SQLモニタリング」タブに戻ります。