Exadata

「Exadata」タブには、Oracle Exadataハード・ディスクおよびフラッシュのパフォーマンス統計の統合ビューが表示されます。

これにより、データベース、Exadataストレージ・セル、自動ストレージ管理(ASM)などのシステム・コンポーネントのヘルスおよびパフォーマンスについて詳細に把握できます。「Exadata」タブを使用して、Exadataデータベースのパフォーマンス診断を拡張できます。

このタブは、外部データベースによって管理されているExadataデータベース、および専用インフラストラクチャのExadata Database Serviceデプロイメント内のデータベースで使用できます。

ノート:

「Exadata」タブは履歴モードでのみ使用でき、コンテナ・データベースのみをサポートします。リアルタイム・ビューやプラガブル・データベースに関する情報は提供されません。

「Exadata」タブで、次のことができます。

  • システムに影響を与えている低速なディスク・コンポーネントの検出など、データベースのパフォーマンスに影響する外れ値の分析

  • Exadataシステムにデプロイされた複数のデータベースのパフォーマンス特性の分析

  • 高いI/O負荷の識別、およびその負荷の分類(バックアップ、リバランス、ユーザーI/Oなど)

  • CPUバウンド・セルの特定およびセル・オフロードの決定

  • バージョンやディスク・ステータスなどの構成の識別

Exadataシステムで実行されているデータベースに関する次のような様々な統計を提供します。

  • オペレーティング・システム統計

  • ストレージ・サーバー・ソフトウェアの統計

  • スマート・スキャン統計

  • データベース、ディスクおよびセルの統計

  • Exadata固有のADDM推奨事項

  • Exadataシステム統計

Exadata詳細

「Exadata詳細」ページには、次の9つのタブがあります。
  • パフォーマンス - サマリー、レイテンシ統計、フラッシュI/O統計、ハード・ディスクI/O統計など、データベースのパフォーマンスが表示されます

  • ヘルス - オープン・アラートの数とタイプ(情報、警告およびクリティカル)、オフライン・ディスクの数、オープン・アラートの詳細およびオフライン・ディスクの詳細が表示されます

  • ADDM - 選択したADDMタスクについてExadata固有の自動データベース診断モニター(ADDM)のパフォーマンス結果を表示し、パフォーマンスの問題を修正するための具体的な推奨事項を提示します。

    詳細については、以下を参照:
  • 上位コンシューマ - すべてのデータベースにわたるワークロードの分散(大量のI/O帯域幅を消費するデータベースを含む)を識別します。I/OリクエストおよびI/Oスループットによりデータが集計され、取得された上位データベースがレポートされます。このタブには、Exadataシステムのセル当たりのリクエスト数、I/O速度および上位データベースの使用量が表示されます。また、IORMキュー時間の詳細およびセル当たりの上位データベースも表示されます。

  • 「セル」および「ディスク」 - システム内のフラッシュ・ドライブとハード・ディスクの動作統計を比較します。

    次のようなI/O関連情報を提供します:
    • フラッシュ・ドライブとハード・ディスク間でI/Oを分散する方法

    • システムがフラッシュ・キャッシュから得られるメリットの認識

    • フラッシュ・キャッシュが原因のディスクI/Oの量

    • I/Oとデータベースの単一ブロック読取りとの相関

    このタブには、上位セル、外れ値セル、OS I/Oスループット、セル・サーバーI/Oリクエスト、セル・サーバーI/Oスループット、ディスク使用率、I/Oレイテンシ、セル・レイテンシなどの統計がセルごとに表示されます。データを表示するデフォルトの列グループを選択できます。統計の上にカーソルを置くと、その詳細が表示されます。

  • スマートI/O - フラッシュ・ログおよびフラッシュ・キャッシュ統計の概要と詳細がセルごとに表示されます。

  • I/O理由 - 選択した一連のセルのリクエスト数とバイト数が表示され、I/Oの負荷が高い理由がカテゴリ別に示されます。カテゴリには、バックアップ、リバランスおよびユーザーI/Oが含まれます。各セルの「リクエスト」および「バイト」統計バーは、1秒当たりのデータベース制御ファイルの読取り数、1秒当たりの投票ファイルのI/O操作数、1秒当たりのxrov I/O操作数などを示すセクションに分かれています。

  • 構成 - ストレージ・サーバー・モデルの構成、ストレージ・サーバーのバージョン、および各セルの目的が表示されます。

詳細については、以下を参照: