上位アクティビティ・ライト

上位アクティビティ・ライトは、データベース管理サービスのパフォーマンス・ハブが簡略化された非常に効率的なモードです。このモードでは、データベース管理者が、問題をすばやく可視化できる単一のビューで、管理対象データベースのリアルタイム・パフォーマンスを監視できます。

上位アクティビティ・ライトの主な利点には、リアルタイム・モニタリングのための合理化されたUIオプションと迅速な応答時間が含まれ、パフォーマンス診断に必要な重要な情報が提供されます。

単純化されたUIオプション

パフォーマンス・ハブと比較して、上位アクティビティ・ライト・モードは、「ASH分析」および「SQLモニタリング」の2つのタブのみで構成されます。これらのタブには、パフォーマンス・ハブと同様の機能があります。詳細は、「ASH分析」「SQLモニタリング」を参照してください。

上位アクティビティ・ライト・ページは「パフォーマンス・ハブ」と似ていますが、次の点で、このモードが個別のビューとして区別されます。
  • 時間範囲 - 「時間範囲」セレクタが有効ではなく、データ分析に使用される時間範囲は過去1時間に固定されます。

  • 自動リフレッシュ - データベースから新しいデータを自動的に取得し、現在のタブの内容を更新する時間間隔。

    ノート:

    このオプションは、デフォルトではオフになっています。

  • 平均アクティブ・セッション - タイム・スライダと組み合せた単一のチャートで、アクティビティ表に表示されるデータの期間を制御します。チャートには常に1時間のASHデータが表示されます。ページがリフレッシュされるたびに、過去1時間のデータが表示されるようにチャートが更新されます。

    パフォーマンス・ハブと比較して、上位アクティビティ・ライトで使用可能なASHディメンションは少なくなります。ただし、ディメンションのドリルダウン、サンプル解像度の制御、ディメンションの変更など、他の機能を使用できます。詳細は、「ASH分析」を参照してください。

  • タイム・スライダ - 平均アクティブ・セッション・チャートの期間セレクタ(5分)。デフォルトでは、タイム・スライダはチャートの右側に固定されています。タイム・スライダが固定されている場合、アクティビティ表はリフレッシュのたびに更新され、過去5分間のデータが表示されます。

    タイム・スライダを明示的に移動して、履歴期間を選択できます。これにより、タイム・スライダの固定が解除され、アクティビティ表が更新されて、選択した履歴期間のデータが表示されます。

    固定が解除されると、タイム・スライダは左側に到達するまでチャート上で左に移動します(同じ履歴期間が対象になります)。その後、タイム・スライダがチャートの右側に再度自動的に固定されます。

  • アクティビティ表 - デフォルトでは、これらの表には、平均アクティブ・セッション・チャートで選択した期間の上位SQLおよびユーザー・セッションが表示されます。詳細ページを開いて、各SQLまたはユーザー・セッションの詳細情報を表示できます。アクティビティ表のディメンション・セレクタを使用して、別のASHディメンションに沿って上位アクティビティを表示することもできます。

    平均アクティブ・セッション・チャートを監視して、変化または異常なデータ・ポイントを識別し、アクティビティ表を使用して特定の時間範囲で詳細分析を実行できます。タイム・スライダを使用して、アクティビティ表データの対象となる期間をいつでも調整できます。

  • データソース - このオプションは、デフォルトでメモリーおよびAWRからのデータのフェッチが有効になります。メモリーからのデータのみを表示するには、データ・ソースを「メモリー」に変更できます。

  • 表示オプション - 上位アクティビティ・ライト・モードでは、デフォルトの棒グラフと面グラフ・ビューの2つのオプションが提供されます。

このモードの使用方法の詳細は、次を参照してください。