はじめに

次のトピックでは、アップグレードの計画および手順の内容の範囲に関する情報について提供します。

このマニュアルでは、Oracle Databaseのアップグレードの計画と実行のプロセスについて説明します。また、このマニュアルでは、互換性、アプリケーションのアップグレード、および初期化パラメータの変更やデータ・ディクショナリの変更などの新しいOracle Databaseリリースにおける重要な変更に関する情報も提供します。

また、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』では、Oracle Database(Standard Editionともいう)およびOracle Database Enterprise Edition製品の様々な機能についても説明します。Oracle DatabaseおよびOracle Database Enterprise Editionには、同等の基本機能があります。ただし、Oracle Database Enterprise Editionでのみ使用可能な拡張機能もあります。これらの一部はオプションです。たとえば、アプリケーション・フェイルオーバーを使用するには、Oracle Real Application Clustersを備えたEnterprise Editionが必要です。

対象読者

『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』は、Oracle Databaseのアップグレードの計画および実行を担当する、データベース管理者(DBA)、アプリケーション開発者、セキュリティ管理者、システム・オペレータを対象としています。

このマニュアルを使用するには、次の情報について詳しく理解しておく必要があります。

  • リレーショナル・データベースの概要

  • ご使用のOracle Databaseのリリース

  • ご使用のオペレーティング・システム環境

Java Accessibilityを実装するためのJava Access Bridgeのセットアップ

Microsoft Windowsシステムの支援テクノロジがJava Accessibility APIを使用できるように、Java Access Bridgeをインストールします。

Java Access Bridgeは、Java Accessibility APIを実装するJavaアプリケーションおよびアプレットをMicrosoft Windowsシステム上のユーザー補助テクノロジから可視にするためのテクノロジです。

Java Access Bridgeの使用に必要な支援テクノロジの最低限サポートされるバージョンの詳細は、Java Platform, Standard Editionアクセシビリティ・ガイドを参照してください。インストール手順とテスト手順、およびJava Access Bridgeの使用方法についてもこのガイドを参照してください。

関連ドキュメント

追加情報については、次のドキュメント・リストを参照してください。

このガイドでは、Oracle Databaseのインストール時に「基本インストール」オプションを選択した場合に、デフォルトでインストールされるサンプル・スキーマを例として多用しています。これらのスキーマがどのように作成されているか、およびその使用方法については、次のガイドを参照してください。

Oracle Databaseサンプル・スキーマ

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

表記規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。