5 リプレイ・アップグレード、AutoUpgradeまたはFPPゴールド・イメージを使用したPDBおよび非CDBのアップグレード
アップグレードするには、リプレイ・アップグレード・プロセスを使用するか、非CDBをPDBに変換しそのCDBをAutoUpgradeでアップグレードするか、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング(FPP)のアップグレード・プロセスを使用します。
Oracle Database 21c以降、非CDBアーキテクチャはサポートされなくなりました。非CDB Oracle DatabaseをCDB上のPDBにアップグレードする必要があります。非CDBデータベース用には、次の3つのアップグレード・オプションがあります:
- 非CDB Oracle DatabaseをOracle Database 23cコンテナ・データベース(CDB)に接続し、PDBを読取り/書込み、制限なしモードでオープンします。PDBがオープンされると、データベースがアップグレードされ、データ・ディクショナリが非CDBからPDBに変換されます。これはリプレイ・アップグレードの方法です
- 非CDB Oracle Databaseを同じリリースのOracle DatabaseのCDBに接続し、データ・ディクショナリを非CDBからPDBに変換します。次に、Oracle Database 23cへのCDBおよびすべてのPDBのアップグレードに進みます。これはAutoUpgradeの方法です。
- 非CDBをPDBに変換し、新しいOracle Databaseリリースをインストールし、ゴールド・イメージを作成してから、フリート・イメージ・デプロイメントを使用してデータベースをアップグレードします。
ほとんどのアップグレードについて、データベース・アップグレードにAutoUpgradeを使用することをお薦めします。
Oracle Databaseのアップグレードの信頼性とサポートを改善するために、Oracleでは、Database Upgrade Assistant (DBUA)、およびパラレル・アップグレード・ユーティリティ(catctl.pl
)とデータベース・アップグレード・スクリプトdbupgrade
およびdbupgrade.cmd
を使用する手動アップグレードのサポートを終了しています。Oracle DatabaseアップグレードでAutoUpgradeを使用します。廃止されたアップグレード方法を置き換えることで、OracleはAutoUpgradeユーティリティの機能と管理性の改善と拡張に集中できます。
注意:
古いOracle Databaseソフトウェアを保持している場合、アップグレードしたデータベースを古いOracle Databaseソフトウェアを使用して起動しないでください。新しいOracle Databaseインストールの実行可能ファイルでのみデータベースを起動してください。
- リプレイ・アップグレードを使用したOracle Databaseリリースのアップグレード
以前のリリースからアップグレードするには、Oracle Multitenant Replay Upgrade (リプレイ・アップグレード)プロシージャを使用して、非CDBをPDBに採用するか、PDBをアップグレードできます。 - ソースCDBを使用した非CDBのOracle Databaseリリースのアップグレード
非CDBデータベースは、ソース・リリースCDBからターゲット・リリースへのアップグレードの一環としてアップグレードできます。 - フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用したOracle Databaseのアップグレード
Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以上のリリースでは、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用して以前のリリースのOracle Databaseをアップグレードできるようになりました。