A プロパティ・グラフ・スキーマの使用
この章では、Oracle Database環境でのプロパティ・グラフ・データの作成、格納、操作に関する概念および使用方法の情報を提供します。
次のいずれかの方法で、プロパティ・グラフを作成してOracle Databaseのプロパティ・グラフ・スキーマに格納できます。
CREATE PROPERTY GRAPH
文を使用して、これらのプロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクトを作成および移入しますOPG_APIS.CREATE_PG
を使用して、プロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクトを作成します。その後、SQLを使用するか、データ・アクセス・レイヤーAPIを使用して、データベース表からスキーマ・オブジェクトにデータをロードします。プロパティ・グラフ・スキーマによって、グラフを格納するための柔軟なスキーマ・オプションが提供されます。ノート:
元のデータベース表はそのまま残り、元の表からプロパティ・グラフ・スキーマ表にデータがコピーされます。
- Oracle Database用のプロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクト
プロパティ・グラフPL/SQLおよびJava APIは特別なOracle Databaseスキーマ・オブジェクトを使用します。 - データ・アクセス・レイヤー
- プロパティ・グラフの開始
次のステップに従い、プロパティ・グラフを開始します。 - プロパティ・グラフ・データに対するJava APIの使用
プロパティ・グラフの作成には、プロパティ・グラフおよびその中のオブジェクトを作成するためのJava APIの使用が含まれます。 - プロパティ・グラフ・データのアクセス制御(グラフレベルおよびOLS)
Oracle Graphでは、2つのアクセス制御およびセキュリティ・モデル(グラフ・レベルのアクセス制御、Oracle Label Security (OLS)との統合によるファイングレイン・セキュリティ)をサポートします。 - SQLベースのプロパティ・グラフの問合せおよび分析
SQLを使用して、Oracle Spatial and Graphのプロパティ・グラフ・データを問い合せることができます。 - RDFグラフでのプロパティ・グラフ・ビューの作成
Oracle Graphでは、プロパティ・グラフとしてRDFデータを表示し、Oracle Databaseに格納されたRDFグラフを介して、プロパティ・グラフ・ビューを作成することで、グラフの分析操作を実行できます。 - クイック・スタート: プロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクトに格納されたグラフ・データの対話型分析
このチュートリアルでは、プロパティ・グラフ・データの使用をすばやく開始し、PGQL問合せを実行し、データに対してグラフ・アルゴリズムを実行して、結果を表示する方法を示します。 - SQL Developerでのプロパティ・グラフ・オブジェクトの操作
Oracle SQL Developerを使用して、データベース内のプロパティ・グラフ・スキーマ・グラフに対してPGQL文および問合せを直接実行できます。 - プロパティ・グラフ・スキーマ表に対するPGQL問合せの実行
このトピックでは、プロパティ・グラフ・スキーマ表に格納されているグラフに対して直接PGQL問合せを実行する方法について説明します。 - OPG_APISパッケージのサブプログラム
OPG_APISパッケージには、Oracleデータベースのプロパティ・グラフを操作するためのサブプログラム(ファンクションおよびプロシージャ)が含まれています。 - OPG_GRAPHOPパッケージのサブプログラム
OPG_GRAPHOPパッケージには、Oracleデータベースのプロパティ・グラフを操作するための様々なサブプログラムが含まれています。
親トピック: プロパティ・グラフ・サポートの補足情報