A.9 SQL Developerでのプロパティ・グラフ・オブジェクトの操作

Oracle SQL Developerを使用して、データベース内のプロパティ・グラフ・スキーマ・グラフに対してPGQL文および問合せを直接実行できます。

データベース・スキーマに存在するすべてのプロパティ・グラフ・オブジェクトを表示するには、「接続」ナビゲータで「プロパティ・グラフ」ノード下の「PGオブジェクト」を展開します。
PGQLワークシートで、プロパティ・グラフ・オブジェクトに対してPGQL問合せを実行できます。

次のステップでは、SQL Developerを使用してプロパティ・グラフ・オブジェクトを作成、更新および削除するための例をいくつか示します。

  1. 「プロパティ・グラフ」ノードを右クリックし、「PGQLワークシートを開く」を選択します。
    PGQLワークシートが新しいタブで開き、PGQL問合せを実行するための「問合せの実行」アイコンがあります。
  2. PGQLワークシートでCREATE PROPERTY GRAPH文を実行して、プロパティ・グラフ・オブジェクトを作成します。たとえば:

    図A-2 プロパティ・グラフ・オブジェクトの作成

    図A-2の説明が続きます
    「図A-2 プロパティ・グラフ・オブジェクトの作成」の説明

    問合せ実行の結果は、エディタの下部ペインに表示されます。問合せが正常に実行されると、「PGオブジェクト」ノードを右クリックしてリフレッシュし、「PGオブジェクト」下に新しく作成されたグラフを表示できます。

  3. 新しく作成されたグラフをクリックします。
    これにより、PGQLワークシートが新しいタブで開き、次のデフォルト問合せが表示されます。
    SELECT id(e), id(v), id(n) FROM MATCH (v)-[e]-(n) ON <graph_name> LIMIT 100
  4. プロパティ・グラフ・オブジェクトに対してINSERT操作やUPDATE操作を実行するようなPGQL更新問合せを実行します。
    たとえば、PGQL UPDATE問合せの実行を次に示します。

    図A-3 プロパティ・グラフ・オブジェクトの更新

    図A-3の説明が続きます
    「図A-3 プロパティ・グラフ・オブジェクトの更新」の説明

    関連するエッジがグラフで更新されます。

  5. 次のように、PGQL SELECT問合せを実行して、新しく更新されたエッジを表示します。

    図A-4 PGQL SELECT問合せの実行

    図A-4の説明が続きます
    「図A-4 PGQL SELECT問合せの実行」の説明
  6. 次のように、プロパティ・グラフ・オブジェクトを削除します。

    図A-5 プロパティ・グラフ・オブジェクトの削除

    図A-5の説明が続きます
    「図A-5 プロパティ・グラフ・オブジェクトの削除」の説明

    グラフが削除されます。