3.6.9.1 事前キャッシュ

ビジュアライゼーション用のデータセットとともにマップがロードされる前でも、事前キャッシュ・タスクをトリガーしてベクター・タイルの生成を開始できます。

「事前キャッシュ」オプションにアクセスするには、図3-28を参照してください。

事前キャッシュでは、データがどこに配置されているかを推測し、キャッシュ用のデータ境界を提示できます。情報が利用できない場合、事前キャッシュ・タスクに含める必要がある世界の一部を対話形式で選択できます。Spatial Studioでは、データに最適なズーム・レベルも提示されます。ただし、いつでもこれをオーバーライドして、「ズーム・レベル」で独自の選択を構成できます。

図3-29 事前キャッシュ・タスクのズーム・レベルの構成

図3-29の説明が続く
「図3-29 事前キャッシュ・タスクのズーム・レベルの構成」の説明

ノート:

データの複雑度と事前キャッシュするズーム・レベルの数に基づいて、このタスクには数分から数時間かかる場合があります。したがって、このタスクによってデータベース接続およびCPU使用率が大きく影響を受ける可能性があるため、このプロセスに含める選択対象には注意してください。

事前キャッシュされたタイルは、前の項で説明した名前パターンに従ってファイル・システムに保存されます。事前キャッシュされた外接矩形およびズーム・レベルに関する追加情報は、次のようにtiles.jsonファイルに含まれています:

{
  "DatasetName" : "DATASET NAME",
  "DatasetId" : "8da55629d3ca71aa37d859422a847257",
  "GeometryColumn" : "GEOM_COL_NAME",
  "ZoomLevels" : [ 13, 14, 15 ],
  "BoundingBox" : [ -103.455841, 20.708551, -103.421479, 20.73044 ]
}