3.10.2.5.3 時空間マップ・レイヤーの特性
この項では、時空間データセットを視覚化するときの時空間マップ・レイヤーの明確な特性について説明します。
- トレイル・マップ・レイヤーは、メイン・レイヤーに対するセカンダリ・レイヤーとみなされます。マップからメイン・レイヤーを削除すると、トレイル・マップ・レイヤーも自動的に削除されます。
- データセットと同じ名前を共有するメイン・レイヤーは常に点タイプのレイヤーであり、円として、または記号やアイコンを使用して視覚化できます。記号を使用すると、Spatial Studioでは、オブジェクトの移動方向に基づいて記号も自動的に回転します。
また、Spatial Studioの現在のリリースでは、自然に北を指す(または上を指す)記号、または固有の方向や角度を表さない記号(丸みを帯びた記号など)のみがサポートされています。
- セカンダリ・レイヤーを非表示に切り替えても、メイン・レイヤーのアニメーションは維持されます。ただし、メイン・レイヤーを非表示に切り替えると、バックエンドから新しいデータがフェッチされないため、トレイル・レイヤーは静止状態のままになります。
- メイン・レイヤーをヒートマップ・タイプまたはクラスタ・タイプに切り替えることはできません。
- スティッキー・ツールチップまたはポップアップは、新しい位置に移動するときに移動オブジェクトに固定できないため、使用できません。
- Spatial Studioは、メイン・レイヤーのデータをバックエンドから常にリフレッシュすることで、移動オブジェクトおよびそのトレイルのアニメーションを駆動します。これは、元表が問い合され、
TIMESTAMP
列に基づいてレコードをフィルタすることによって直近N
秒のデータがフェッチされることを意味します。 - マルチユーザー環境またはマルチビジュアライゼーション環境(あるいはその両方)で作業している場合は、多数のアニメーション・レイヤーのデータ・リフレッシュ問合せでデータベースをオーバーロードしないように注意する必要があります。たとえば、レイヤーによるデータのリフレッシュが頻繁すぎないか、各リフレッシュでフェッチされるデータの秒数が多すぎないか(あるいはその両方)を確認します。
親トピック: 移動オブジェクトの視覚化