アプリケーションのデプロイ
この節の内容は以下のとおりです。
ノート:
クライアント構成の詳細は、「クライアント構成」を参照してください。Oracle Forms Servicesのアクション
このトピックでは、Oracle Fusion MiddlewareでForms Servicesを実行するステップ、および構成ファイルの使用方法について説明します。
ユーザーが即時利用可能なForms URLを引数なしで実行すると、Formsのバージョン番号情報が表示されたデフォルトのテスト・フォームが表示されます。この情報が表示されない方が望ましい場合、管理者は、Forms Web構成の[default]構成セクションを変更するだけで、別のフォームが指定されるようにできます(または、フォームが一切指定されないようにします。この場合、ユーザーがそのURLを試行すると、バージョン番号が含まれるフォームが表示されずにエラー・メッセージが表示されます)。たとえば、Oracle HTTP Server (OHS)がexample.comというコンピュータのポート7777で実行されていると想定します。また、Oracle Fusion Middlewareのインストール・プロセス時に作成した標準構成には、一切変更を行っていないことを前提にします。
ユーザーがOracle Forms Servicesアプリケーションを実行すると、次の一連のイベントが発生します。
- ユーザーは、次のURLを使用してFormsをコールします。
http://example.com:7777/forms/frmservlet?config=myapp&form=hrapp
この例では、実行するトップ・レベルのフォーム・モジュールをhrappと呼び、myappという構成セクションを使用します。
- Oracle HTTP Serverリスナーはリクエストを受信します。これは、URL内のパス
/forms
を検索し、WebLogicハンドラ・マッピングに基づいて正しいOracle WebLogic管理対象サーバーにリクエストを転送します。このマッピングは、forms.conf
で定義されます。ノート:
WebLogic Serverの前面におけるOracle HTTP Serverの使用はオプションです。この実行を選択するには、インストール後にforms.conf
を構成する必要があります。ファイルに含まれる例を適切な設定の例として使用できます。設定を保存したら、ファイルを、他の.conf
ファイルが含まれるOHS構成ファイル・ディレクトリに移動する必要があります(「Oracle Forms Servicesを使用したOracle HTTP Serverの有効化」を参照)。 - Oracle WebLogic管理対象サーバーは、
/forms
をコンテキスト・ルートとするOracle Forms Servicesアプリケーションにこのリクエストをマップします。次に、application.xml
ファイルで指定したfrmservletのマッピングを使用して、そのリクエストをFormsサーブレットにマップします。 - Oracle WebLogic管理対象サーバーで実行しているFormsサーブレットが、このリクエストを処理します。このサーブレットが実行する処理は次のとおりです。
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config
にあるこのサーブレットの構成ファイル(デフォルトではformsweb.cfg
)を開きます。formsweb.cfg
ファイルで使用する構成セクションを決定します。この例では、URLには問合せパラメータconfig=myapp
が含まれているため、[myapp
]セクションが使用されます。- 次のことに基づいて、使用するテンプレート・ファイル(たとえば、baseHTML、basejnlp、basesaa.txt)が決定されます:
- リクエストを行ったクライアント構成(たとえば、ブラウザ、web start、FSAL)
- ユーザーが実行しているプラットフォーム、および
formsweb.cfg
ファイル内の様々なパラメータの設定。
- テンプレート・ファイルが読み取られ、次のように変数置換が実行された後、内容が(クライアント構成の選択に基づいて)HTML、JNLPまたはテキストとして返されます。
Formsサーブレットは変数(
%myParam%
など)を検出すると、一致するURL問合せパラメータ(&myParam=xxx
など)を検索し、そのパラメータが見つからないときはformsweb.cfg
ファイル内で一致するパラメータを検索します。一致するパラメータが見つかると、変数(%myParam%
)はそのパラメータの値で置換されます。この例では、テンプレート・ファイルにはテキスト
%form%
が含まれています。これが値"hrapp"に置き換わります。
- Formsサーブレットがどのテンプレート・ファイルを選択したかに応じて、クライアントに返されるページには、Formsアプレットを起動するapplet、object、embedまたはjnlpタグが含まれます。Formsクライアントは、リクエスト・タイプに応じて、Oracle Javaプラグイン、Web StartまたはスタンドアロンJava実行可能ファイルによって提供されるJVM環境内で動作します。
- Formsアプレットを起動するには、そのJavaコードを最初にロードしておく必要があります。アプレットの場所は、アプレットのコードベースとアーカイブ・パラメータで指定されます。
/forms/java
のweblogic.xml
ファイルにある仮想パスの定義により、Webサーバーからアプレット・コードをロードできます。ノート:
Formsアプレット・コードがネットワークを介してロードされるのは、ユーザーがOracle Forms Servicesアプリケーションを最初に実行したとき、または、新しいバージョンのOracle Forms ServicesがWebサーバーにインストールされたときのみです。それ以外の場合は、ローカル・ディスクにあるJavaキャッシュからロードされます。 - Oracle Forms Servicesアプレットが実行されると、URL
http://example.com:7777/forms/lservlet
にあるFormsリスナー・サーブレットに接続してFormsセッションを起動します。 - Oracle HTTP Serverリスナーはリクエストを受信します。このFormsリスナー・サーブレット用の
web.xml
ファイルにあるサーブレット・マッピングにパス/forms/lservlet
が一致することから、このリクエストをOracle WebLogic管理対象サーバーに転送します。 - Formsリスナー・サーブレット(lservlet)は、FormsセッションのFormsランタイム・プロセス(
frmweb.exe
またはfrmweb
)を起動します。 - FormsアプレットとFormsランタイム・プロセス間の通信は、Formsセッションが終了するまでリスナー・サーブレットを介して継続します。
- URLの属性値(実行するフォーム名など)がFormsランタイム・プロセスに渡されます。テンプレート・ファイルのserverArgs値にある
%form%
は"hrapp"に置き換わります。そのため、このランタイム・プロセスはファイル"hrapp.fmx"のフォームを実行します。このファイルは、環境ファイル(デフォルトでは
default.env
)で定義されたFORMS_PATH
環境設定に指定されているディレクトリのいずれかに格納されている必要があります。 - Formsセッションは、次のいずれかが起きた場合に終了します。
- トップ・レベルのフォームが終了した場合(たとえば、"exit_form"組込み関数をコールするPL/SQLトリガー・コードにより)。この場合、保存していない変更があれば、ユーザーはその変更を保存するように指示されます。
exit_form(no_validate)
を指定している場合は、この指示が表示されずにフォームが終了します。 - ユーザーが保留中の変更を保存せずにセッションを終了すると、変更内容はすべて失われます。
- トップ・レベルのフォームが終了した場合(たとえば、"exit_form"組込み関数をコールするPL/SQLトリガー・コードにより)。この場合、保存していない変更があれば、ユーザーはその変更を保存するように指示されます。
アプリケーション・デプロイメント
Forms Developerでアプリケーションを作成したら、そのアプリケーションをWeb上に配布できます。Oracle Forms Servicesは、指定されたURLによってOracle Fusion Middlewareのアプリケーションにアクセスします。
次に、そのURLでHTTP Listenerにアクセスし、そこでListener Servletと通信します。リスナー・サーブレットは、Forms ServicesのセッションごとにFormsランタイム・プロセス(Windowsではfrmweb.exe
、UNIXとLinuxではfrmweb
)を起動します。
Forms Servicesが実行される仕組みの詳細は、「Oracle Forms Servicesのアクション」を参照してください。
内容は次のとおりです。
パラメータの指定
Oracle Forms Servicesアプリケーションにパラメータ値を事前定義するには、2つの方法があります。次の方法でパラメータを定義できます。
-
Fusion Middleware Controlの「Web構成」ページのデフォルト・セクションで、アプリケーション設定を編集します。デフォルトの構成セクションには、Oracle Forms Servicesで使用するデフォルト値が表示されます。
-
名前を付けたアプリケーションの構成セクションで、他のシステム・パラメータとユーザー・パラメータの値を管理(追加、編集、コピー、削除)します(「Fusion Middleware Controlでの構成セクションの作成」を参照)。たとえば、
myApp
用に作成した構成セクションで、次の表に示すパラメータおよびその値を追加または変更できます。表-3 構成セクションの例: myAppのパラメータ値
パラメータ名 パラメータ値 baseHTML
mybase.htm
baseHTMLjpi
mybasejpi.htm
form
hrapp.fmx
userid
scott/tiger@orcl
ノート:
「Web構成」の名前付き構成セクションで指定したパラメータは、デフォルト・セクションの設定をオーバーライドします。
ノート:
システム・パラメータは、ユーザー・パラメータとは異なりURLにおいてオーバーライドできません。
Fusion Middleware Controlでの構成セクションの作成
アプリケーションのデプロイのステップ2で作成した構成セクションで、Oracle Forms Servicesアプリケーションのパラメータを指定できます。「Web構成」ページのデフォルト・セクションで使用可能なアプリケーションおよびシステム・パラメータを任意で指定できます。
たとえば、lookAndFeel
パラメータをoracle
の値に設定し、「適用」をクリックすると、アプリケーションのルック・アンド・フィールをOracleのルック・アンド・フィールに設定できます。
また、名前付き構成セクションのデフォルトのパラメータ値をオーバーライドすることもできます。たとえば、アプリケーションへの接続情報を<username>/<password>@orcl
として事前定義するには、userid
のパラメータ値を設定する必要があります。これには、名前を付けた構成セクションでuserid
のパラメータ値を<username>/<password>@orcl
に変更します。
編集可能な他のパラメータは、「Forms構成パラメータ」を参照してください。
Oracle Forms Servicesアプリケーションへのアクセスに使用するURLの編集
Oracle Forms ServicesアプリケーションにアクセスするURLにパラメータを直接入力できます。前述の例の場合、構成ファイルにform
パラメータを指定するかわりに、URLに次のように入力することもできます。
http://example.com:9001/forms/frmservlet?config=my_application&form=hrapp
アンパサンド(&)を使用すれば、フォームと名前を付けた構成パラメータの組合せをコールすることができます。前述の例では、my_applicationで指定したパラメータ設定を使用して、フォームhrappをコールしています。
ノート:
URLで指定したパラメータは、構成セクションで設定したパラメータをオーバーライドします(「アプリケーションのURLセキュリティの管理」を参照)。
ランフォーム・パラメータにおける特殊文字の指定
ランフォーム・パラメータに渡される値に特殊文字が含まれている場合は、特定の考慮事項が適用されます。この項では、こうした考慮事項について説明し、今回のリリースのデフォルト動作と前リリースのデフォルト動作を比較します。
ランフォーム・パラメータは、テンプレートHTMLファイルのserverArgsアプレット・パラメータで指定されるパラメータです。テンプレートHTMLファイルのserverArgsパラメータで指定された値は、変数の置換後に、コマンドライン・パラメータ文字列と呼ばれることもあります。これは、空白で区切られた一連のname=value
のペアで構成されます。この名前には、英数字またはアンダースコアのみが使用可能です。name=valueペアの値の部分には、任意の文字列を使用できます。
現行リリースのデフォルト動作
ランフォーム・パラメータの値は、次に示す3つの場所のいずれかで指定できます。
-
テンプレートHTMLファイル(base.htmなど)の
serverArgs
パラメータの値。 -
(1)の変数参照を(直接または再帰的に)置換する、構成ファイル(
formsweb.cfg
など)で指定された変数の値。通常、これらの値は、Fusion Middleware Controlを使用して管理します。「Forms Servicesの構成」を参照してください。 -
(1)または(2)の変数参照を直接置換する、URLの属性値。
(3)では、URL構文規則(ブラウザおよびアプリケーション・サーバーで実行される)により、URLエスケープ・シーケンスとして特定の文字を入力する必要があります(計3文字のうち、%に続く2桁の16進数字は文字のASCII値を表します)。
この要件には、%
文字自体が含まれます(%25
として入力する必要があります)。さらに、現在Oracle Forms Servicesでは、ブラウザおよびアプリケーション・サーバーでエスケープなしに引用符を入力できる場合でも、引用符('"')は%22
として入力する必要があります。
URL構文規則では、(URLエスケープ・シーケンス%20
の代替として)空白を+
として入力することも許可されています。ただし、otherparams
構成パラメータの値では、+
は特別に扱われ、ランフォーム・パラメータの値に埋め込まれた空白を示すのとは対象的に、name=valueペアを分割します。
たとえば、ランフォーム・アプリケーションにユーザー・パラメータparam1
とparam2
が指定されており、これらのパラメータに「a b」および「c d」を割り当てる場合は、次の文字列をURLに取り込みます。
&otherparams=param1=a%20b+param2=c%20d
(1)および(2)のように、テンプレートHTMLファイルまたは構成ファイルでランフォーム・パラメータを指定する場合、Formsでは状況によってURLエスケープ・シーケンスが必要とされる場合やURLエスケープ・シーケンスの使用が許可される場合、また許可されない場合があります。
ランフォーム・パラメータの値の外部では、URLエスケープ・シーケンスは使用できません。たとえば、name=valueペアの=
は、常にそのまま=
として指定する必要があります。隣接する2つのname=valueペアを区切る空白は、常にそのまま" "(シングル・スペース文字)として指定する必要があります。
ランフォーム・パラメータの値の内部では、空白(' ')をURLエスケープ・シーケンス(%20
)として指定する必要があります。HTMLデリミタ文字(構成ファイルで指定)もURLエスケープ・シーケンスとして指定する必要があります。また、(1)のようにランフォーム・パラメータがテンプレートHTMLファイルで指定されている場合は、引用符('"')をURLエスケープ・シーケンス(%22)として指定する必要があります。
その他の7ビットASCII文字も、URLエスケープ・シーケンスとして指定する場合があります。ただし、この指定は必須ではありません(次に示すとおり、%
では必要な場合があります)。%
文字には、特定の追加制限が適用されます。これには次のものがあります。
-
HTMLデリミタが
%
(デフォルト)である場合、ランフォーム・パラメータの値内の%
の出現をエスケープする(%25
として指定する)必要があります。(HTMLデリミタ文字のエスケープの必要性については、前述のとおりです)。さらに、7ビットのASCII値を表す2桁の16進数字(最初の文字が0から7の2桁の16進数字)で変数名を開始することはできません。 -
HTMLデリミタが
%
でなければ、その直後に8進数字と16進数字が続く場合、%
の出現はエスケープする必要があります。%の他の出現もエスケープすることをお薦めしますが、これは必須ではありません。
(前リリースで作成した既存のテンプレートHTMLファイルまたは構成ファイルを所有し、そのファイルで%以外のHTMLデリミタが使用され、ランフォーム・パラメータの値に%が含まれている場合は、この推奨事項を無視することもできます)。
前リリースの動作
リリース9.0.4以降の動作は、テンプレートHTMLファイルと構成ファイルのランフォーム・パラメータの値では引用符をエスケープ(%22)する必要がある点を除いて、現行リリースと同じです。
9.0.4より前のリリースでは、テンプレートHTMLファイルや構成ファイルで指定したランフォーム・パラメータの値にはURLエスケープ・シーケンスを使用できませんでした(前述の(1)と(2)の場合)。3つのすべての場合において、特定の特殊文字、特に空白、引用符、アポストロフィを指定することは困難または不可能でした。さらに、パラメータ値には、値をランフォームに渡す前に特定の変換が適用されました。特に顕著なのは値がアポストロフィで開始および終了する場合で、通常これらのアポストロフィは削除されました。ただし、こうした変換は明確に定義されたものではなく、Web環境とクライアント/サーバー環境の間には差異がありました。
現行リリースでの前リリースの動作取得
使用しているアプリケーションが前リリースの動作に依存している場合は、構成ファイルでescapeparams
変数の値をFalse
に設定するだけで、現行リリースで前リリースの動作を取得できます(この作業はFusion Middleware Controlで実行します)。
以前の動作の取得を選択したアプリケーションに限定する場合は、異なる構成セクションのescapeparams
変数に異なる値を指定できます。以前の動作を必要とするアプリケーションでは、escapeparams
変数をFalse
に設定した構成セクションを指定します。新しい動作を必要とする(または許容する)アプリケーションでは、escapeparams
変数をTrue
に設定した構成セクションを指定します。
テンプレート・ファイルの考慮事項
独自のテンプレート・ファイルを作成する場合は、次の点を考慮してください:
escapeparams
変数(%
がHTMLデリミタ文字の場合は文字列%escapeparams%
)への参照がserverArgs
アプレット・パラメータ値の最初の部分に表示され、空白が続くように設定することをお薦めします。例については、付属のbase.htm
ファイルを参照してください。escapeparams
変数への参照が、テンプレート・ファイルの他の部分に表示されないようにしてください。serverArgs
アプレット・パラメータの値を引用符ではなくアポストロフィで囲む場合は、テンプレート・ファイル内のランフォーム・パラメータの値の内部でアポストロフィをエスケープする(%27)必要があります。引用符にはエスケープ・シーケンスは不要です。serverArgs
アプレット・パラメータ値の先頭からescapeparams
変数への参照を省略することが可能です。これにより、構成ファイルでescapeparams
変数に指定した値に関係なく、以前のリリースの動作が得られます。
静的HTMLページの考慮事項
ノート:
静的HTMLまたはJNLPの使用はお薦めしません。Formsアプリケーションに対するコールはすべて、Formsサーブレット(frmservlet
)を介してルーティングすることをお薦めします。これを行わないと、予期しない動作が発生することがあります。
基本的な規則として、静的HTMLがForms Servletで生成されたHTMLのように見える必要があります。具体的には、serverArgs
アプレット・パラメータの値を文字列escapeparams=true
で開始する必要があります(大/小文字の区別なし)。
さらに、serverArgs
アプレット・パラメータ値の各name=valueペアの値部分で、次の表に示すURLエスケープ・シーケンスによって特定の文字を指定する必要があります。
表-4 静的HTMLページのURLエスケープ・シーケンス
エスケープが必要な文字 | URLエスケープ・シーケンス |
---|---|
改行' \n ' |
%0a |
空白' ' |
%20 |
引用符' " ' |
%22 |
パーセント' % ' |
%25 |
アポストロフィ' ' ' |
%27 |
左カッコ' ( ' |
%28 |
右カッコ' ) ' |
%29 |
name=value
ペアの値部分に使用されている他の7ビットASCII文字をエスケープすることもできます。
静的HTMLでのserverArgs
アプレット・パラメータの書式の例を次に示します。この例は、my formという名前のフォームに関するものです。ここでは、値foo'barがユーザー定義パラメータmyparam
に渡されます。
<PARAM NAME="serverArgs" VALUE="escapeparams=true module=my%20form userid=scott/tiger@mydb myparam=foo%27bar">
Oracle Forms Application Deployment Services
Forms Application Deployment Services (FADS)により、アプリケーションのパッケージ化やアプリケーションのアーカイブ・コピーのデプロイ、構成および格納のプロセスが簡略化されます。
Forms Application Deployment Servicesを使用すると、管理者または開発者はボタンをクリックするだけで、アプリケーションのパッケージ化やアプリケーションのアーカイブ・コピーのデプロイ、構成および格納ができるようになります。Formsアプリケーションを配信およびデプロイするには、fmx、mmx、plxファイルなどのForms実行可能ファイルを含むアプリケーション・パッケージを作成する必要があります。実行可能ファイルの生成に加えて、アプリケーションでは、jarやhtmlなどの追加のカスタム・ファイルや、場合によっては一意の構成設定を必要とすることもあります。
ノート:
FADS Webインタフェースでは、100MB最大アーカイブ(.far)ファイル・サイズ制限がサポートされています。100MBを超えるファイルをデプロイしようとすると、タイムアウト・エラーとなり、デプロイメントが失敗することがあります。大規模なファイルの場合は、Webインタフェースではなく、提供されているコマンドライン・ユーティリティを使用してください。内容は次のとおりです。
FADSへのアクセス
FADSで使用するには、Webインタフェースまたはコマンドライン・インタフェースを使用できます。
Webインタフェースへのアクセス
FADSは、WebLogic Server管理サーバーにデプロイされます。したがって、FADSにアクセスするには、WebLogic Server管理サーバーが実行され、アクセス可能である必要があります。最高レベルのセキュリティを確保するために、WebLogic Server管理サーバーでSSLを有効にすることをお薦めします。HTTPリスナーとOracle WebLogic ServerでのOracle Forms Servicesの使用方法を参照してください。FADS Webインタフェースにアクセスするには、次のようなURLを使用します。
http://example.com:7001/fadsui
ノート:
管理サーバー・ログに表示されるFADSに関連する一部のADFエラーおよび警告は、FADSが正しく機能していない場合でなければ無視して構いません。コマンドライン・インタフェースへのアクセス
FADSCLIは、最新のOracle Fusion Middleware 12cドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesに接続してやり取りできるようになるコマンドライン・インタフェースです。
デフォルトでは、FADSコマンドライン・インタフェースは非SSLモードでサーバーに接続します。
SSLモードを使用するには、追加の引数ssl=true
を様々なFADSCLIオプションに渡して、WebLogic管理サーバーのSSLポートに接続します。SSLモードでの実行時、FADSCLIを実行しているクライアント側JVMで証明書をインポートする必要があります。Javaキーストアへの証明書のインポートについては、Javaのドキュメントを参照してください。
FADSCLIには、FADSCLIスクリプトとそのライブラリが格納されています。これは、FMW ORACLE_HOME
のディレクトリORACLE_HOME/forms/fads/fads-client
にあります。
様々なFADSCLIオプションの詳細は、「FADSCLIのオプション」を参照してください。
Formsアプリケーション・パッケージャの使用
FADSを使用してアプリケーション・パッケージをデプロイするには、そのアプリケーション・パッケージをあらかじめ作成する必要があります。Forms Application Packager (FAP)コマンドライン・ユーティリティを使用して、FARファイルと呼ばれるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルをパッケージ化します。
Formsアプリケーション・パッケージャは、アーティファクト・ディレクトリ内でFormsアーティファクトを検索し、FARファイルを生成します。このようなFARファイルは、最新のOracle Fusion Middleware 12cリリースのドメインで実行されているFADSにデプロイできます。
この項の内容は、次のとおりです。
Formsアプリケーション・パッケージャの取得
Formsアプリケーション・パッケージャは、アーティファクト・ディレクトリ内でFormsアーティファクトを検索し、FARファイルを生成します。このようなFARファイルは、最新のOracle Fusion Middleware 12cリリースのドメインで実行されているFADSにデプロイできます。Formsアプリケーション・パッケージャを使用するには、Webインタフェースからクライアント・ツール・セットをダウンロードします。このセットには、FAPユーティリティが含まれています。
fa_packager.sh
およびfa_packager.cmd
)とその依存ライブラリが含まれます。Formsアプリケーション・パッケージャ・ユーティリティは次から入手できます。
- 現在のOracle Fusion Middleware 12cリリースおよびOracle Forms Standalone Builder 12cのインストールの
$FMW_HOME/forms/fads/fads-client
ディレクトリ。 - Forms Application Deployment Services Webインタフェースからダウンロードすることもできます。右上にある「<username>」(weblogicなど)ドロップダウン・メニューに移動し、「クライアント・ツールのダウンロード」オプションを選択します。
図fads_download-fap-menu.pngの説明クライアント・ツールのダウンロードには、Formsアプリケーション・パッケージャ・ユーティリティとFADSコマンドライン・インタフェース(FADSCLI)の両方が含まれます。
アプリケーション・パッケージの作成
様々なFormsアプリケーション・パッケージャ引数を使用して、アプリケーション・パッケージを作成します。
Formsアプリケーション・パッケージャで使用する構文は次のとおりです。
fa_packager.sh appName=<app_name> appVersion=<app_version> artifactDirs=<artifact_dirs>
outputDir=<output_dir> preserveDir=<preserve_dir> startForm=<startForm> ignoreExt=<ignore extn list>
Formsアプリケーション・パッケージャ引数は、構文のリストに示したものと同じ順序で渡す必要があります。引数の詳細は、表-5を参照してください。
表-5 Formsアプリケーション・パッケージャの引数
引数 | 説明 | 必須/オプション | ノート |
---|---|---|---|
|
Formsアプリケーション名 |
必須 |
最初の引数は常にFormsアプリケーション名にする必要があります。 例: sales |
|
Formsアプリケーションのバージョン |
必須 |
2番目の引数は常にFormsアプリケーションのバージョンにする必要があります。これはFormsアプリケーションのバージョンであり、Forms製品のバージョンとは関係ありません。 例: 1.0 |
|
Formsアプリケーションのアーティファクト・ディレクトリ これは、Formsアプリケーション・アーティファクト(Forms、メニュー、PLSQLライブラリ、オブジェクト・ライブラリなど)が常駐するディレクトリです。 オプションとして、Formsアプリケーション関連の構成をFARファイルに含めるには、表-6に示すようにファイル内に構成の内容を作成します。 |
必須 |
3番目の引数は常にアーティファクト・ディレクトリにする必要があります。 すべてのFormsアプリケーションに対して1つのトップレベル・ディレクトリを作成することは避けてください。 例: FormsアプリケーションSales、FinanceおよびHuman Resourcesがある場合。これらのアプリケーションそれぞれについて別々のトップレベル・ディレクトリを作成し、そのディレクトリ・パスをアーティファクト・ディレクトリとして渡します。 オプションの構成ファイルを指定する場合は、アーティファクト・ディレクトリの最上位ディレクトリにファイルを配置します。Formsアプリケーション・パッケージャでは、これらのファイルから構成を集めてFARファイルに含めます。 |
|
これは、FARファイルが生成されるディレクトリです。 |
オプション ノート: preserve_dir引数を使用する場合、output_dirは必須になります。 |
使用する場合、常にFAパッケージャに渡す4番目の引数とします。 出力ディレクトリを指定すると、fa_packagerによってこのディレクトリ内にFARファイルが生成されます。この引数を指定しないと、fa_packgerによって現行ディレクトリ内にFARファイルが生成されます。 |
|
これはブール引数(true/false)で、デフォルト値はfalseです。 アーティファクト・ディレクトリのディレクトリ構造をFARファイル内で維持する必要があるかどうかを示します。 |
オプション |
使用する場合、常にFAパッケージャに渡す5番目の引数とします。 |
表-6 Formsアプリケーション関連の構成ファイル
ファイル | ノート | 追加先のForms構成ファイル |
---|---|---|
|
このファイルの内容は、デプロイ時にFADSによってformsweb.cfgに追加されます。
|
|
|
このファイルの内容は、デプロイ時にFADSによって新しいenvファイルに追加されます。
|
|
|
このファイルの内容は、デプロイ時にFADSによってjvmcontrollers.cfgに追加されます。 |
|
|
このファイルの内容は、Registry.datに追加されます |
|
FARファイルの内容の理解
この項では、FARファイルの内容について説明します。
表-7に、Formsアプリケーション・パッケージャによって生成されるFARファイルの内容を示します:
表-7 FARファイルの内容
名前 | 説明 |
---|---|
Forms_application.xml |
パッケージ化されたFormsアプリケーションに関連するメタデータがすべて含まれるFADSデプロイメント・ディスクリプタです。 |
fmbディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのForms (fmb)ファイルがすべて含まれます。 |
mmbディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのMenus (mmb)ファイルがすべて含まれます。 |
pllディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのPLSQLライブラリ(pll)ファイルがすべて含まれます。 |
olbディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのオブジェクト・ライブラリ(olb)ファイルがすべて含まれます。 |
sqlディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのSQLファイルがすべて含まれます。 |
user_exitsディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのユーザー・イグジット・ライブラリ(.soおよびWindowsプラットフォームの場合は.dll)ファイルがすべて含まれます。 |
client_jarsディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリの次のアーティファクトが含まれます。
|
java_importerディレクトリ |
FormsアプリケーションにJava Importer関連のJARファイルがある場合、java_importerという名前のディレクトリに入れ、Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリ下のトップレベル・ディレクトリに入れる必要があります。 |
misc_filesディレクトリ |
Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのMicrosoft Word (*.doc, *.docx)ファイル、Portable Document Format (*.pdf)ファイルおよびテキスト(*.txt)ファイルがすべて含まれます。 |
webutil 32ビット・ファイル・ディレクトリ |
すべての32ビットwebutilファイルが含まれています。 最上位の
|
webutil 64ビット・ファイル・ディレクトリ |
すべての64ビットwebutilファイルが含まれています。 最上位の
|
ノート:
preserve_dir引数を渡した場合、表-7に示したディレクトリはいずれも作成されません。アーティファクト・ディレクトリ内のサブディレクトリと同様のサブディレクトリがFARファイルに作成されます。アプリケーション・パッケージのデプロイメント
アプリケーション・パッケージを作成した後、FADSを使用してデプロイできます。
この項の内容は、次のとおりです。
Webインタフェースの使用
UIの理解
FADS Webインタフェースには、「ダッシュボード」タブと「アーカイブ」タブがあります。ドロップダウン・メニューを使用して、構成オプションにアクセスすることもできます。
「ダッシュボード」タブ
FADS Webインタフェースの「ダッシュボード」タブは、最初のログオン時に表示されます。名前が示すとおり、このタブを使用してアプリケーションをデプロイすると、デプロイメントの進行状況およびステータスを表示できます。
図fads_dashboard-png.pngの説明
「アーカイブ」タブ
「アーカイブ」タブには、以前にデプロイされたすべてのアプリケーションがリストされます。アーカイブ名、アプリケーション名とバージョンおよび日付を確認できます。リストで特定のアプリケーションを検索するには、「検索」フィールドを使用します。リスト内の選択したアプリケーションについて、詳細の表示、デプロイ、デプロイの停止、削除またはダウンロードを実行できます。
図fads_archives.pngの説明
「<username>」ドロップダウン・メニュー
「<username>」(weblogicなど)ドロップダウン・メニューには複数のオプションがあります。これらのオプションを使用すると、サービス構成の表示、ツールのダウンロード、ログの表示、およびページ・リフレッシュ間隔の指定を行うことができます。
FADS関連の構成設定がリストされた「サービス構成」ページを表示するには、「サービス構成」オプションをクリックします。このページには、事前移入された「環境」、「設定」および「ルール」セクションが含まれます。
図fads_serv_config.pngの説明
コマンドライン・インタフェースの使い方
FADSコマンドライン・インタフェースを使用して、複数のアプリケーションをデプロイし、アプリケーションのデプロイメントをスケジュールします。
- 同時に複数のアプリケーションをデプロイする
- 同時に複数の既存アプリケーションの更新をデプロイする
- 選択したアプリケーションの夜間または定期的なスケジュール更新をデプロイする
表-8 FADSCLIのオプションのリスト
オプション | 説明 |
---|---|
|
Forms Application Deployment Servicesを介してFMWドメインにデプロイされたFormsアプリケーションをすべて表示します。 |
|
Forms Application Deployment Servicesのアーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ(far)ファイルをすべて表示します。 |
|
指定のFormsアプリケーション・アーカイブ(far)ファイルをFMWドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesにデプロイします。 |
|
これはバッチ・モードのデプロイメントで、指定のアーカイブ・ディレクトリ内のFormsアプリケーション・アーカイブ(far)ファイルをすべて、FMWドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesにデプロイします。 |
|
アーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルをFMWドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesにデプロイします。 |
|
Forms Application Deployment Servicesに現在デプロイされているFormsアプリケーションをアンデプロイまたは削除します。 |
|
Forms Application Deployment Servicesに現在デプロイされているFormsアプリケーションの内容の説明を示します。 |
|
アーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルをデプロイします |
|
Forms Application Deployment ServicesにデプロイされているFormsアプリケーションのデプロイメント・ログをダウンロードします。 |
|
アーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルを削除します。 |
これらのオプションの詳細は、「FADSCLIオプション」を参照してください。
FADSCLIのオプション
この項では、FADSCLIで使用できるオプションを説明します。
ヘルプ
次のスクリプトは、FADSCLIのヘルプ
を示しています。
sh-4.1$ ./fadscli.sh
fadscli Help :
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
options | description
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
listApps | displays all the applications deployed to the FMW domain
listArchives | displays all the far files that reside in the archives repository
deployApp | deploys the far file to the FMW domain
deployApps | deploys all the far files in the local archives directory (archivedir) to the FMW domain
deployArchive | deploys the far file (archivename) from the archive repository to the FMW domain
undeployApp | undeploys/deletes the Forms application from the FMW domain
describeApp | describes the contents of an application that is deployed on the FMW domain
deleteArchive | deletes the archive from the archive repository
downloadLog | gets the deployment logs of an application that is deployed to the FMW domain
downloadArchive | downloads an archive from the archive repository
Usage :
fadscli.sh option hostname=hostname portno=portno username=username password=password
-----------------------------o-p-t-i-o-n-s-----a-r-g-u-m-e-n-t-s--------------------------------------------------------------
fadscli.sh listApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>
fadscli.sh listArchives hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>
fadscli.sh deployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> farfile=<path to the far file> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
fadscli.sh deployApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivedir=<path to the directory containing far files> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
fadscli.sh deployArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
fadscli.sh undeployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
fadscli.sh describeApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
fadscli.sh deleteArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>
fadscli.sh downloadLog hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
fadscli.sh downloadArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>
optional argument: pass argument ssl=true when running HTTPS/SSL
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
sh-4.1$
listApps
sh-4.1$ ./fadscli.sh help listApps
listApps : displays all the applications deployed to the FMW domain
usage:
fadscli.sh listApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
listArchives
sh-4.1$ ./fadscli.sh help listArchives
listArchives : displays all the far files that reside in the archives repository
usage:
fadscli.sh listArchives hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
deployApp
sh-4.1$ ./fadscli.sh help deployApp
deployApp : deploys the far file to the FMW domain
usage:
fadscli.sh deployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> farfile=<path to the far file> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
farfile : path of the far file that is to be deployed
dbuser : Forms application database username
dbpassword : Forms application database password
dbalias : Forms application database alias
managedserver : Forms Managed Servers where the Forms application should be deployed
deployApps
sh-4.1$ ./fadscli.sh help deployApps
deployApps : deploys all the far files in the local archives directory (archivedir) to the FMW domain
usage:
fadscli.sh deployApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivedir=<path to the directory containing far files> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
archivedir : local directory path containing the far files
dbuser : Forms application database username
dbpassword : Forms application database password
dbalias : Forms application database alias
managedserver : Forms Managed Servers where the Forms application should be deployed
deployArchive
sh-4.1$ ./fadscli.sh help deployArchive
deployArchive : deploys the far file (archivename) from the archive repository to the FMW domain
usage:
fadscli.sh deployArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
archivename : Name of the archive in archive repository
appname : Forms application name
appversion : Forms application version
dbuser : Forms application database username
dbpassword : Forms application database password
dbalias : Forms application database alias
managedserver : Forms Managed Servers where the Forms application should be deployed
undeployApp
sh-4.1$ ./fadscli.sh help undeployApp
undeployApp : undeploys/deletes the Forms application from the FMW domain
usage:
fadscli.sh undeployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
appname : Forms application name
appversion : Forms application version
describeApp
sh-4.1$ ./fadscli.sh help describeApp
describeApp : describes the contents of an application that is deployed on the FMW domain
usage:
fadscli.sh describeApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
appname : Forms application name
appversion : Forms application version
deleteArchive
sh-4.1$ ./fadscli.sh help deleteArchive
deleteArchive : deletes the archive from the archive repository
usage:
fadscli.sh deleteArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
archivename : Name of the archive in archive repository
appname : Forms application name
appversion : Forms application version
downloadLog
sh-4.1$ ./fadscli.sh help downloadLog
downloadLog : gets the deployment logs of an application that is deployed to the FMW domain
usage:
fadscli.sh downloadLog hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
appname : Forms application name
appversion : Forms application version
downloadArchive
sh-4.1$ ./fadscli.sh help downloadArchive
downloadArchive : downloads an archive from the archive repository
usage:
fadscli.sh downloadArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>
arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname : Weblogic Admin Server hostname
portno : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username : Weblogic Admin username
password : Weblogic Admin password
archivename : Name of the archive in archive repository
appname : Forms application name
appversion : Forms application version