4 このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題
次の各項では、このリリースのOracle Database Applianceのデプロイ、更新および管理に関する既知の問題について説明します。
- Oracle Database Applianceへのパッチ適用時の既知の問題
Oracle Database Applianceにこのリリースのパッチを適用する際の既知の問題について理解します。 - Oracle Database Applianceのデプロイ時の既知の問題
Oracle Database Applianceのプロビジョニング時またはデプロイ時の既知の問題について理解します。 - Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題
Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題について理解します。
Oracle Database Applianceへのパッチ適用時の既知の問題
Oracle Database Applianceにこのリリースのパッチを適用する際の既知の問題について理解します。
- サーバーへのパッチ適用時のオペレーティング・システムの更新中のエラー
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.15のパッチを適用すると、オペレーティング・システムが更新されないことがあります。 - ジョブの実行中のエラー
データベースのアップグレード時にエラーが発生することがあります。 - データベースの更新中のエラー
データベースのアップグレード時にエラーが発生することがあります。 - データベースのパッチ適用中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。 - サーバーのパッチ適用中のエラー
Oracle Database Applianceサーバーにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。 - DBシステムのパッチ適用中のサーバー・パッチ適用のエラー
DBシステムにOracle Database Applianceリリース19.15のパッチ適用中にサーバーにパッチを適用すると、エラーが発生することがあります。 - パッチ適用後にコンポーネント・バージョンが更新されない
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.16のパッチを適用した後、現在のバージョンが8000047Bまたは8000047Cの場合、odacli describe-component
コマンドで正しいIntel Model 0x1528 Ethernet Controllerバージョンが表示されません。 - odaugradeutilでサポートされていない追加構成済サービスを含むデータベースのデタッチ
データ保持再プロビジョニング・プロセスでodaugradeutil
を実行すると、追加構成済サービスがある場合、データベースをデタッチできません。 - データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。 - データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。 - データ保持再プロビジョニングのログ・エントリのエラー・メッセージ
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中に、ジョブの全体的なステータスがSUCCESS
として表示されても、ログ・エントリにエラー・メッセージが表示される場合があります。 - サーバーのパッチ適用中のエラー
すでにSTIG V1R2がデプロイされているOracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。 - update-dbhomeコマンドのパッチ前レポートでのAHFエラー
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.19のパッチを適用するときに、odacli update-dbhome
コマンドが失敗することがあります。 - 事前チェック・レポートへのパッチ適用中のエラー
事前チェック・レポートへのパッチ適用中にエラーが表示される場合があります。 - Oracle Database Applianceへのパッチ適用が成功した場合でもエラー・メッセージが表示される
Oracle Database Applianceのパッチ適用が成功しても、エラー・メッセージが表示されることがあります。 - パッチを適用するときにサーバー・ステータスがNormalに設定されない
Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生します。 - 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときのエラー
Oracle Databaseリリース12.1.0.2にOracle Database 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときに、エラーが発生します。 - M.2ドライブのパッチ適用がサポートされていない
M.2ドライブ(ローカル・ディスクSSDSCKJB48およびSSDSCKJB480G7)のパッチ適用はサポートされていません。
サーバーへのパッチ適用時のオペレーティング・システムの更新中のエラー
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.15のパッチを適用すると、オペレーティング・システムが更新されないことがあります。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to patch OS.
rpm -q kernel-uek
このコマンドの出力に複数のRPM名が表示された場合は、回避策を実行します。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
# yum remove kernel-uek-4.14.35-1902.11.3.1.el7uek.x86_64
# yum remove kernel-uek-4.14.35-1902.301.1.el7uek.x86_64
この問題は、Oracleバグ34154435で追跡されます。
ジョブの実行中のエラー
データベースのアップグレード時にエラーが発生することがあります。
問題の説明
ジョブの実行時に、ブートストラップ中にDCSエージェントが正しく登録されていないことがあり、ジョブがエラーDCS-10058で失敗する可能性があります。
失敗メッセージ
次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10058:DCS Agent is not running on all nodes.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 両方のノードで、最初のノードから順に次のコマンドを使用して、DCSエージェント・サービスを再起動します:
# systemctl restart initdcsagent
- 以前に失敗したコマンドを再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35056432で追跡されます。
データベースの更新中のエラー
データベースのアップグレード時にエラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle ASMデータベースを作成する場合、RECOディレクトリがOAKスタックとともにプロビジョニングされたシステムに作成されていない可能性があります。このディレクトリは、最初のRECOレコードが書き込まれると作成されます。データ・プロビジョニング再プロビジョニングを使用してOracle Database Applianceリリース19.15以降にこれらのシステムを正常にアップグレードした後、データベースをアップグレードしようとすると、エラー・メッセージが表示されることがあります。
失敗メッセージ
odacli upgrade-database
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます:
# odacli upgrade-database -i 16288932-61c6-4a9b-beb0-4eb19d95b2bd -to b969dd9b-f9cb-4e49-8e0d-575a0940d288
DCS-10001:Internal error encountered: dbStorage metadata not in place:
DCS-12013:Metadata validation error encountered: dbStorage metadata missing
Location info for database database_unique_name..
コマンドの詳細
# odacli upgrade-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Appliance X6-2HAおよびX5-2ハードウェア・モデル
回避策
odacli list-dbstorages
コマンドで、エラーを報告したデータベースのREDOの場所に対してnull
が表示されることを確認します。たとえば、次の出力には、データベースの一意の名前F
にnullまたは空の値が表示されます。# odacli list-dbstorages ID Type DBUnique Name Status Destination Location Total Used Available ---------------------------------------- ------ -------------------- ... ... ... 198678d9-c7c7-4e74-9bd6-004485b07c14 ASM F CONFIGURED DATA +DATA/F 4.89 TB 1.67 GB 4.89 TB REDO +REDO/F 183.09 GB 3.05 GB 180.04 GB RECO 8.51 TB ... ... ...
前述の出力では、RECOレコードにnull値があります。
- このデータベースのRECOディレクトリを手動で作成します。データベースの一意の名前が
dbuniq
の場合は、grid
ユーザーとしてasmcmd
コマンドを実行します。asmcmd
mkdir
コマンドを実行します。asmcmd> mkdir +RECO/dbuniq
odacli list-dbstorages
コマンドの出力に、データベースのnullまたは空の値が表示されないことを確認します。odacli upgrade-database
コマンドを再実行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34923078で追跡されます。
データベースのパッチ適用中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースのパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Applianceでデータベースのパッチ適用中にdatapatchを適用すると、エラー・メッセージが表示されることがあります。
失敗メッセージ
odacli update-database
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
Failed to execute sqlpatch for database …
コマンドの詳細
# odacli update-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 次のSQL*Plusコマンドを実行します。
alter system set nls_sort='BINARY' SCOPE=SPFILE;
- srvctlコマンドを使用してデータベースを再起動します。
dbhome/OPatch/datapatch -verbose -db dbUniqueName
を指定してdatapatchの適用を再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35060742で追跡されます。
サーバーのパッチ適用中のエラー
Oracle Database Applianceサーバーにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
KVM仮想マシンでOracle Clusterwareリソース・タイプを変換すると、エラー・メッセージが表示されることがあります。
失敗メッセージ
odacli update-server
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます:
DCS-10001:Internal Error encountered: (...), caused by:
CRS-2510: Resource 'ora.data.acfs_resource.acfs' used in dependency 'hard'
does not exist or is not registered.
CRS-2514: Dependency attribute specification 'hard' is invalid in resource
'vm_resource.kvm'
CRS-4000: Command Add failed, or completed with errors.
コマンドの詳細
# odacli update-server
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
FAILED
ステータスのDBシステムをリストおよび識別します:# odacli list-dbsystems
FAILED
ステータスのDBシステムを削除します:# odacli delete-dbsystem -n dbsystem_name -f
- 以前に失敗したコマンドを再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35060579で追跡されます。
DBシステムのパッチ適用中のサーバー・パッチ適用のエラー
DBシステムにOracle Database Applianceリリース19.15のパッチ適用中にサーバーにパッチを適用すると、エラーが発生することがあります。
ORA-12559: Message 12559 not found; product=RDBMS; facility=ORA
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
DBシステムでサーバーのパッチ適用を再試行します。
この問題は、Oracleバグ34153158で追跡されます。
パッチ適用後にコンポーネント・バージョンが更新されない
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.16のパッチを適用した後、現在のバージョンが8000047Bまたは8000047Cの場合、odacli describe-component
コマンドで正しいIntel Model 0x1528 Ethernet Controllerバージョンが表示されません。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
fwupdate
コマンドを使用して、イーサネット・コントローラを00005DDまたは800005DEに手動で更新します。
この問題は、Oracleバグ34402352で追跡されます。
odaugradeutil
でサポートされていない追加構成済サービスを含むデータベースのデタッチ
データ保持再プロビジョニング・プロセスでodaugradeutil
を実行すると、追加構成済サービスがある場合、データベースをデタッチできません。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
コマンドsrvctl remove service
を実行してデタッチ操作を完了するには、追加のサービスを削除する必要があります。これらのサービスが必要な場合は、サービスを削除する前に、メタデータを手動で取得してから、適切なデータベース・ホームからsrvctl
コマンドを使用して、Oracle Database Applianceリリース19.15を実行しているシステムでサービスを再作成する必要があります。
この問題は、Oracleバグ33593287で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。
不正なVIP名またはVIP IPアドレスが構成されている場合、デタッチは正常に完了しますが、コマンドodacli restore-node -g
で検証エラーが表示されます。これは、以前のリリースでプロビジョニング前にVIP名またはVIP IPアドレスが検証されなかったためです。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
ファイル/opt/oracle/oak/restore/metadata/provisionInstance.json
を正しいVIP名またはVIP IPアドレスで手動で編集します。コマンドodacli restore-node -g
を再試行します。VIP名またはVIP IPアドレスの修正には、nslookup
を使用してホスト名およびIPアドレスを問い合せることができます。
この問題は、Oracleバグ34140344で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。
DCS-10045: groupNames are not unique.
このエラーは、ソースOracle Database ApplianceがOAKバージョンである場合に発生します。これは、DCSスタックで同じオペレーティング・システム・グループに2つ以上のロールを割り当てることができないためです。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
各ロールに一意のグループ名を使用して、ファイル/opt/oracle/oak/restore/metadata/provisionInstance.json
を手動で編集します。コマンドodacli restore-node -g
を再試行します。
この問題は、Oracleバグ34042493で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングのログ・エントリのエラー・メッセージ
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中に、ジョブの全体的なステータスがSUCCESS
として表示されても、ログ・エントリにエラー・メッセージが表示される場合があります。
odacli restore-node -d
は無視可能な一連のタスクを実行します。これらのタスクの失敗は、ジョブ全体のステータスに影響しません。コマンドodacli describe-job
の出力で、このような障害が報告されることがあります。これらのタスクは次のとおりです:Restore of user created networks
Restore of object stores
Restore of NFS backup locations
Restore of backupconfigs
Relinking of backupconfigs to databases
Restore of backup reports
前述の出力例では、これらのタスクが失敗した場合でも、ジョブの全体的なステータスはSUCCESS
とマークされます。
ハードウェア・モデル
データ保持再プロビジョニング・プロセスを使用してアップグレードされるすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
dcs-agent.log
を使用して失敗を調査し、エラーを修正してから、コマンドodacli restore-node -d
を再試行します。
この問題は、Oracleバグ34512193で追跡されます。
サーバーのパッチ適用中のエラー
すでにSTIG V1R2がデプロイされているOracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。
odacli update-server -f version
を実行すると、エラーが表示されることがあります。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
STIG V1R2ルールOL7-00-040420がファイル/etc/ssh/ssh_host_rsa_key
の権限を640から600に変更しようとすることでエラーが発生します。パッチ適用中に、両方のノードでchmod 600 /etc/ssh/ssh_host_rsa_key
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ33168598で追跡されます。
update-dbhomeコマンドのパッチ前レポートでのAHFエラー
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.19のパッチを適用するときに、odacli update-dbhome
コマンドが失敗することがあります。
Verify the Alternate Archive Failed AHF-4940: One or more log archive
Destination is Configured to destination and alternate log archive
Prevent Database Hangs destination settings are not as recommended
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
-f
オプションを指定してodacli update-dbhome
コマンドを実行します。/opt/oracle/dcs/bin/odacli update-dbhome --dbhomeid 7c67c5b4-f585-4ba9-865f-c719c63c0a6e -v 19.19.0.0.0 -f
この問題は、Oracleバグ33144170で追跡されます。
事前チェック・レポートへのパッチ適用中のエラー
事前チェック・レポートへのパッチ適用中にエラーが表示される場合があります。
Failure in the pre-patch report caused by “AHF-5190: operating system boot device order is not configured as recommended”
ハードウェア・モデル
Oracle Database Appliance X-7ハードウェア・モデル
回避策
-f
オプションを指定してodacli update-server
コマンドまたはodacli update-dbhome
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ33631256で追跡されます。
Oracle Database Applianceへのパッチ適用が成功した場合でもエラー・メッセージが表示される
Oracle Database Applianceのパッチ適用が成功しても、エラー・メッセージが表示されることがあります。
odacli update-dcscomponents
コマンドを実行すると、次のエラーが表示されます。
# time odacli update-dcscomponents -v 19.19.0.0.0
^[[ADCS-10008:Failed to update DCScomponents: 19.19.0.0.0
Internal error while patching the DCS components :
DCS-10231:Cannot proceed. Pre-checks for update-dcscomponents failed. Refer
to /opt/oracle/dcs/log/-dcscomponentsPreCheckReport.log on node 1 for
details.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
これは、SSH等価の設定に関するタイミングの問題です。
odacli update-dcscomponents
コマンドを再度実行すると、操作が正常に完了します。
この問題は、Oracleバグ32553519で追跡されます。
パッチを適用するときにサーバー・ステータスがNormalに設定されない
Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生します。
アプライアンスにパッチを適用するときに、odacli update-server
コマンドは次のエラーで失敗します。
DCS-10001:Internal error encountered: Server upgrade state is not NORMAL node_name
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
-
次のコマンドを実行します。
Grid_home/bin/cluvfy stage -post crsinst -collect cluster -gi_upgrade -n all
-
次の2つの警告を無視します。
Verifying OCR Integrity ...WARNING PRVG-6017 : OCR backup is located in the same disk group "+DATA" as OCR. Verifying Single Client Access Name (SCAN) ...WARNING RVG-11368 : A SCAN is recommended to resolve to "3" or more IP
-
出力に表示される警告が前述の2つのみになるまで、コマンドを再度実行します。Oracle Clusterwareのステータスは、再度
Normal
である必要があります。 -
ステータスを確認するには、次のコマンドを使用します。
Grid_home/bin/crsctl query crs activeversion -f
この問題は、Oracleバグ30099090で追跡されます。
12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときのエラー
Oracle Databaseリリース12.1.0.2にOracle Database 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときに、エラーが発生します。
ODACLIジョブに次のエラーが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to run SQL script: datapatch script.
データ・パッチ・ログには、エントリPrereq check failed, exiting without installing any patches.
が含まれます。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント
回避策
同じパッチを再度インストールします。
この問題は、Oracleバグ30026438および30155710で追跡されます。
Oracle Database Applianceのデプロイ時の既知の問題
Oracle Database Applianceのプロビジョニング時またはデプロイ時の既知の問題について理解します。
- DBシステムの作成中のエラー
DBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。 - DBシステムの起動中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを起動するときに、エラーが発生することがあります。 - データベースの作成中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、エラーが発生することがあります。 - 2つのDBシステムの作成中のエラー
2つの異なるOracle ASMディスク・グループで2つのDBシステムを同時に作成するときに、エラーが発生します。 - DBシステムの作成中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。 - JBODの追加中のエラー
DBシステムが実行されているOracle Database Applianceデプロイメントに2つ目のJBODを追加するときに、エラーが発生します。 - cleanup.pl実行後のアプライアンスのプロビジョニング中のエラー
cleanup.pl
の実行後、アプライアンスをプロビジョニングするときにエラーが発生します。 - データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときのエラー
データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときに、エラーが発生します。 - 12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードするときのエラー
12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードするときに、ジョブ障害エラーが発生します。 - cleanup.plを実行した後にエラーが発生する
cleanup.pl
の実行後、odacli
コマンドを実行するときにエラーが発生します。 - クローン・データベース操作のエラー
クローン・データベース操作がエラーにより失敗します。 - クローン・データベース操作が失敗する
Oracle Databaseリリース12.1データベースでは、Oracleバイナリのデフォルトの互換性バージョンが12.0.0.0.0に設定されているため、データベースのクローン作成が失敗することがあります
DBシステムの作成中のエラー
DBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
odacli create-dbsystem
ジョブが、長時間running
ステータスでスタックする可能性があります。- VMジョブの作成、起動、停止など、他のDBシステムまたはアプリケーションのVMライフサイクル操作が、長い間
running
ステータスでスタックする可能性があります。 virsh list
コマンド・プロセスなどのvirsh
コマンドが応答しないことがあります。- コマンド
ps -ef | grep libvirtd
は、2つのlibvirtd
プロセスがあることを示します。たとえば:# ps -ef |grep libvirtd root 5369 1 0 05:27 ? 00:00:03 /usr/sbin/libvirtd root 27496 5369 0 05:29 ? 00:00:00 /usr/sbin/libvirtd <<<
2番目の
libvirtd
プロセス(pid 27496)がスタックし、ジョブがハングします。
コマンドの詳細
# odacli create-dbsystem
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
2つ目のlibvirtd
、つまり最初のlibvirtd
によって生成されたlibvirtdを削除します(前述の例では、pid: 27496など)。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34715675で追跡されます。
DBシステムの起動中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを起動するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
カスタム・メモリー・サイズのDBシステムで、CPUプール・サイズを変更したり、odacli remap-cpupool
コマンドを実行したときに、DBシステムの起動に失敗することがあります。
失敗メッセージ
virsh
コンソールに、out-of-memory
エラーのカーネル・パニックが表示されます。次のエラー・メッセージが表示される場合があります。[Wait DB System VM DCS Agent bootstrap :
JobId=300b6dea-aaab-411b-897f-46c93a336c0f] []
c.o.d.a.k.c.KvmCommandExecutor: Got result from execution of '/usr/bin/nc -zv
IP_address 7071 -w 1':
KvmCommandExecutor.KvmCommandResult(executedCmd=/usr/bin/nc -zv IP_address
7071 -w 1, returnCode=1, output=, error=Ncat:
Version 7.50 ( https://nmap.org/ncat )
Ncat: Connection timed out
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli describe-dbsytem
コマンドを使用してDBシステムに関連付けられているVM名を取得します。odacli describe-dbsystem
コマンドを使用してDBシステムのメモリー・サイズを取得し、KBに変換します。たとえば、メモリー・サイズが64Gの場合、KiBに変換すると、サイズは67108864 KiBになります。odacli stop-dbsystem
コマンドを使用してDBシステムを停止します。高可用性システムの場合、このプロセスには最大20分かかることがあります。- 次のパスにあるVMのXMLファイルをバックアップおよび更新します。高可用性システムの場合、両方のVMに対してこの手順を実行します。
/u05/app/sharedrepo/dbsystem_name/.ACFS/snaps/vm_vm_name.xml
ソケットが1つのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(Smallなど)の場合は、XMLを次のように変更します。例のxxxxxx
を、ステップ2のメモリー・サイズ(KiB単位)に置き換えます。たとえば、メモリー・サイズが64Gの場合は67108864です。<description>DB System VM</description> <memory unit='KiB'>xxxxxx</memory> <<< <currentMemory unit='KiB'>xxxxxx</currentMemory> <<< ... <cpu mode='host-passthrough' check='none'> <topology sockets='1' cores='4' threads='1'/> <feature policy='force' name='invtsc'/> <feature policy='require' name='arch-capabilities'/> <numa> <cell id='0' cpus='0-3' memory='xxxxxx' unit='KiB'/> <<< </numa> </cpu>
ソケットが2つのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(Medium、Large、HAなど)の場合は、XMLを次のように変更します。例のxxxxxx
を、ステップ2のメモリー・サイズ(KiB単位)に置き換えます。たとえば、64Gメモリーの場合は67108864です。メモリー・サイズ(KB単位)を2で除算し、その値を使用して次のyyyyyy値を置き換えます。たとえば、メモリーが64Gまたは67108864KiBの場合、yyyyyyを33554432に置き換えます。<description>DB System VM</description> <memory unit='KiB'>xxxxxx</memory> <<< <currentMemory unit='KiB'>xxxxxx</currentMemory> <<< ... <numa> <cell id='0' cpus='0-1' memory='yyyyyy' unit='KiB’> <<< <distances> <sibling id='0' value='10'/> <sibling id='1' value='21'/> </distances> </cell> <cell id='1' cpus='2-3' memory='yyyyyy' unit='KiB’> <<< <distances> <sibling id='0' value='21'/> <sibling id='1' value='10'/> </distances> </cell> </numa>
virsh
リストを使用してVMが停止していることを確認してから、virsh
コマンドを使用してVMの定義を解除します。高可用性デプロイメントのために、両方のベア・メタル・システム・ホストでコマンドを実行します。virsh list virsh undefine vm_name
- DBシステムを起動します。
odacli start-dbsystem -n dbsystem_name
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35360741で追跡されます。
データベースの作成中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、createDatabaseByRHP
タスクの後に操作が失敗することがあります。ただし、odacli list-databases
コマンドには、ジョブ結果で失敗したデータベースのステータスがCONFIGUREDとして表示されます。
失敗メッセージ
odacli create-database
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to clear all listeners from database
コマンドの詳細
# odacli create-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli describe-job
コマンドを使用して、odacli create-database
コマンドのジョブの説明を確認します。odacli create-database
コマンドでタスク失敗の問題を修正します。コマンドodacli delete-database -n db_name
を使用してデータベースを削除し、odacli create-database
コマンドを再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34709091で追跡されます。
2つのDBシステムの作成中のエラー
2つの異なるOracle ASMディスク・グループで2つのDBシステムを同時に作成するときに、エラーが発生します。
CRS-2672: Attempting to start 'vm_name.kvm' on 'oda_server'
CRS-5017: The resource action "vm_name.kvm start" encountered the following
error:
CRS-29200: The libvirt virtualization library encountered the following
error:
Timed out during operation: cannot acquire state change lock (held by
monitor=remoteDispatchDomainCreate)
. For details refer to "(:CLSN00107:)" in
"/u01/app/grid/diag/crs/<oda_server>/crs/trace/crsd_orarootagent_root.trc".
CRS-2674: Start of 'vm_name.kvm' on 'oda_server' failed
CRS-2679: Attempting to clean 'vm_name.kvm' on 'oda_server'
CRS-2681: Clean of 'vm_name.kvm' on 'oda_server' succeeded
CRS-4000: Command Start failed, or completed with errors.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
2つのDBシステムを同時に作成しないでください。かわりに、1つのDBシステムの作成を完了してから、もう1つのDBシステムを作成します。
この問題は、Oracleバグ33275630で追跡されます。
DBシステムの作成中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。
odacli create-dbsystem
コマンドを実行するときに、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。DCS-10001:Internal error encountered: ASM network is not online in all nodes
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- オフライン・リソースを手動でオンラインにします。
crsctl start res -all
odacli create-dbsystem
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ33784937で追跡されます。
JBODの追加中のエラー
DBシステムが実行されているOracle Database Applianceデプロイメントに2つ目のJBODを追加するときに、エラーが発生します。
ORA-15333: disk is not visible on client instance
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタルおよびdbsystem
回避策
2つ目のJBODを追加する前に、dbsystemを停止します。systemctl restart initdcsagent
この問題は、Oracleバグ32586762で追跡されます。
cleanup.pl実行後のアプライアンスのプロビジョニング中のエラー
cleanup.pl
の実行後、アプライアンスをプロビジョニングするときにエラーが発生します。
cleanup.pl
の実行後、Oracle Grid Infrastructureイメージ(IMGGI191100)がないため、アプライアンスのプロビジョニングが失敗します。次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10042:User oda-cliadmin cannot be authorized.
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
cleanup.plの実行後、アプライアンスをプロビジョニングする前に、次のようにリポジトリを更新します。
# odacli update-repository -f /**gi**
この問題は、Oracleバグ32707387で追跡されます。
データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときのエラー
データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときに、エラーが発生します。
UpgradeResults.html
ファイルで次の警告が発生する可能性があります。
Database is using a newer time zone file version than the Oracle home
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメント
回避策
- タイム・ゾーンを修正する手動ステップについては、データベース・アップグレード・ガイドを参照してください。
- データベースのアップグレードを手動で完了した後、次のコマンドを実行して、DCSメタデータを更新します。
/opt/oracle/dcs/bin/odacli update-registry update-registry -n db -f
この問題は、Oracleバグ31125985で追跡されます。
12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードするときのエラー
12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードするときに、ジョブ障害エラーが発生します。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント
回避策
- 12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードする前に、次のPL/SQLコマンドを実行して、
local_listener
を空の文字列に変更します。ALTER SYSTEM SET LOCAL_LISTENER='';
- 12.1単一インスタンス・データベースを正常にアップグレードした後、次のPL/SQLコマンドを実行して、
local_listener
を必要な値に変更します。ALTER SYSTEM SET LOCAL_LISTENER='-oracle-none-';
この問題は、Oracleバグ31202775および31214657で追跡されます。
cleanup.plを実行した後にエラーが発生する
cleanup.pl
の実行後、odacli
コマンドを実行するときにエラーが発生します。
cleanup.pl
の実行後、odacli
コマンドを使用しようとすると、次のエラーが発生します。
DCS-10042:User oda-cliadmin cannot be authorized.
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のコマンドを実行して、エージェント・ウォレットでユーザーoda-cliadmin
の資格証明を設定します。
# rm -rf /opt/oracle/dcs/conf/.authconfig
# /opt/oracle/dcs/bin/setupAgentAuth.sh
この問題は、Oracleバグ29038717で追跡されます。
クローン・データベース操作のエラー
クローン・データベース操作がエラーにより失敗します。
ソース・データベースが単一インスタンスまたはOracle RAC One Nodeであるか、リモート・ノードで実行されている場合、制御ファイルでパスが正しく作成されていないため、クローン・データベース操作は失敗します。
ソース・データベース作成タイムスタンプがクローン操作に近すぎる場合(少なくとも60分以内)、クローン・データベース操作もエラーが発生して失敗することがあります。
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル
回避策
クローン・データベースの作成がトリガーされるのと同じノードで実行されているソース・データベース・インスタンスからクローン・データベースを作成します。
SQL> alter system checkpoint;
この問題は、Oracleバグ29002563、29002004、29001906、29001855、29001631、28995153、28986643、30309971および30228362で追跡されます。
クローン・データベース操作が失敗する
Oracle Databaseリリース12.1データベースでは、Oracleバイナリのデフォルトの互換性バージョンが12.0.0.0.0に設定されているため、データベースのクローン作成が失敗することがあります
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル
回避策
- パラメータ値を変更します。
SQL> ALTER SYSTEM SET COMPATIBLE = '12.1.0.2.0' SCOPE=SPFILE;
- データベースを停止します。
SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
- データベースを起動します。
SQL> Startup
- 新しい値のパラメータを確認します。
SQL> SELECT name, value, description FROM v$parameter WHERE name ='compatible';
この問題は、Oracleバグ30309914で追跡されます。
Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題
Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題について理解します。
- kdumpサービスの起動中のエラー
kdumpサービスの起動時に、エラーが発生することがあります。 - マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでのOracle Data Guard構成中のエラー
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。 - データベースのリカバリでのエラー
ターゲット・ノードが1であるノード0からOracle Database Enterprise Edition高可用性データベースをリカバリすると、エラーが発生することがあります。 - Oracle Data Guardの構成中のエラー
Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguard
を実行すると、upload password file to standby database
ステップでエラーが発生することがあります。 - マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントで/opt/oracle/oak/onecmd/cleanup.pl
を実行するときに、エラーが発生することがあります。 - データベースのバックアップ中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースをバックアップするときに、エラーが発生します。 - デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー
Oracle Database Applianceをクリーン・アップするときに、エラーが発生します。 - ファイル・ログ・パスの表示のエラー
ファイル・ログ・パスがコンソールには正しく表示されませんが、ジョブに対して生成されたすべてのログに実際には正しいパスが記録されています。 - Oracle Data Guardの構成中のエラー
スタンバイ・データベースをリリース12.1から19.14にアップグレードした後、ステップEnable redo transport and apply
に次のエラー・メッセージが表示されることがあります。 - Oracle Data Guardステータスの表示中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardステータスを表示するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guardでの回復操作のエラー
Oracle Data Guardでコマンドodacli reinstate-dataguard
を実行するときに、エラーが発生します。 - 同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブの実行中のエラー
同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブを実行するときに、エラーが発生します。 - データベースのアップグレード後の適用プロセスの有効化のエラー
Oracle Data Guardデプロイメントでデータベースをアップグレード後に適用プロセスの有効化を実行するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guardステータスの作成中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Active Data Guardを構成するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guardの回復中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guardの回復中の障害発生
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guard操作後のロールの更新中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardの操作を実行中、ロールを更新するときにエラーが発生します。 - ORAchkサマリーと詳細レポート・ページの不整合
ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAChkレポート・サマリーに、レポート詳細ページとは異なるクリティカル、失敗および警告の問題の数が表示される場合があります。 - oakdが非クラスタ・モードで実行されているとodaeraserツールが機能しない
デプロイメントのクリーン・アップ後に、oakdが非クラスタ・モードで実行されていると、Secure Eraserツールが機能しません。
kdumpサービスの起動中のエラー
kdumpサービスの起動時に、エラーが発生することがあります。
失敗メッセージ
次のエラー・メッセージが表示されます。
crashkernel reservation failed - memory is in use.
コマンドの詳細
# systemctl status kdump
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
/etc/default/grub
を変更し、"crashkernel=512M@64M"
を"crashkernel=512M"
に変更します。grub2-mkconfig
を実行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34714285で追跡されます。
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでのOracle Data Guard構成中のエラー
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
ODA-ADMINISTRATOR
ユーザーとしてマルチユーザー・アクセス対応デプロイメントのOracle Data Guardを構成すると、ステップConfigure Standby database (Standby site)
で操作が失敗することがあります。
失敗メッセージ
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to populate standby database metadata.
コマンドの詳細
odacli configure-dataguard
ハードウェア・モデル
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントのすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
ODA-DB
およびユーザー・タイプがSystem
のOracle Data Guardを構成します(たとえば、次のプロシージャのyoracle)。プライマリ・システムがマルチユーザー・アクセス対応の場合は、このユーザーでプライマリ・データベースが作成されていることを確認します。スタンバイ・システムがマルチユーザー・アクセス対応の場合は、このユーザーでスタンバイ・データベースがリストアされていることを確認します。
- マルチユーザー・アクセス対応システムでODA-DBユーザー名を取得します。
[odaadmin@scaoda9l006 ~]$ odacli list-users ID DCS User Name OS User Name Role(s) Account Status User Type ---------------------------------------- --------------- -------------------------------------------------- ... 8564aba2-94b9-4607-8c4f-2cda3bdc6cb5 odaadmin odaadmin ODA-ADMINISTRATOR Active System d9ae7f70-b294-42c1-881a-5f619ec2a851 yoracle yoracle ODA-DB Active System
- ODA-DBユーザーに切り替え、プライマリ・システムとスタンバイ・システムでOracle Data Guardを構成します。
[yoracle@oda1 ~] su - yoracle [yoracle@oda1 ~]$ odacli create-database -n test -u ptest -bn f1 -bp [yoracle@oda1 ~]$ odacli create-backup -bt Regular-L0 -n test [yoracle@oda1 ~]$ odacli irestore-database -r backup_report.json -ro STANDBY -bp -on f1 -u stest [yoracle@oda1 ~]$ odacli configure-dataguard Standby site address: oda2 BUI username for Standby site. If Multi-user Access is disabled on Standby site, enter 'oda-admin'; otherwise, enter the name of the user who has irestored the Standby database (default: oda-admin): yoracle BUI password for Standby site: Database name for Data Guard configuration: test Primary database SYS password: ****************************************************************************** ************* Data Guard default settings Primary site network for Data Guard configuration: Public-network Standby site network for Data Guard configuration: Public-network Primary database listener port (TCP): 1521 Standby database listener port (TCP): 1521 Transport type: ASYNC Protection mode: MAX_PERFORMANCE Data Guard configuration name: ptest_stest Active Data Guard: disabled Do you want to edit this Data Guard configuration? (Y/N, default:N): Standby database's SYS password will be set to Primary database's after Data Guard configuration. Ignore warning and proceed with Data Guard configuration? (Y/N, default:N): y ****************************************************************************** ************* Configure Data Guard ptest_stest started ****************************************************************************** ************* Step 1: Validate Data Guard configuration request (Primary site) ... ****************************************************************************** ************* Step 11: Create Data Guard status (Standby site) Description: DG Status operation for db test - NewDgconfig Job ID: e6b13275-9450-4650-8187-b33f2dd6480f Started May 16, 2023 00:52:33 AM IST Create Data Guard status Finished May 16, 2023 00:52:35 AM IST ****************************************************************************** ************* Configure Data Guard ptest_stest completed ****************************************************************************** *************
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35389339で追跡されます。
データベースのリカバリでのエラー
ターゲット・ノードが1であるノード0からOracle Database Enterprise Edition高可用性データベースをリカバリすると、エラーが発生することがあります。
失敗メッセージ
次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: null
コマンドの詳細
# odacli recover-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
データベースのターゲット・ノード番号から操作を再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34785410で追跡されます。
Oracle Data Guardの構成中のエラー
Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguard
を実行すると、upload password file to standby database
ステップでエラーが発生することがあります。
odacli configure-dataguard
を実行すると、CONFIGUREDG - DCS-10001: UNABLE TO CONFIGURE BROKER DGMGRL> SHOW CONFIGURATION;
に次のエラー・メッセージが表示されることがあります:ORA-16783: cannot resolve gap for database tgtpodpgtb
ハードウェア・モデル
DBシステムとデータベース・バージョンがOracle Database Applianceリリース19.15より前のOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
--skip-password-copy
オプションを使用してコマンドodacli configure-dataguard
を再試行します。
- プライマリ・システムで、パスワード・ファイルを探します:
srvctl config database -d dbUniqueName | grep -i password
出力がOracle ASMディレクトリの場合は、Oracle ASMディレクトリからローカル・ディレクトリにパスワードをコピーします。su - grid asmcmd ASMCMD> pwcopy +DATA/tiger2/PASSWORD/orapwtiger /tmp/orapwtiger
出力が空の場合は、
/dbHome/dbs/orapwdbName
のディレクトリを確認します。たとえば、orapwd
ファイルは/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger
にあります - パスワード・ファイルをスタンバイ・システムにコピーします。元のパスワード・ファイルをバックアップします。
/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger.ori scp root@primaryHost:/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger
- スタンバイの
orapwd
ファイル権限を変更します。chown -R oracle /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger chgrp oinstall /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger
- スタンバイ・システムのパスワード・ファイルの場所を確認し、必要に応じてOracle ASMディレクトリにコピーします。
srvctl config database -d tiger2 | grep -i password Password file: +DATA/tiger2/PASSWORD/orapwtiger
この例では、パスワードをローカル・ディレクトリからOracle ASMディレクトリにコピーします。su - grid asmcmd ASMCMD> pwcopy /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger +DATA/tiger2/PASSWORD/orapwtiger
この問題は、Oracleバグ34484209で追跡されます。
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントで/opt/oracle/oak/onecmd/cleanup.pl
を実行するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
/opt/oracle/oak/onecmd/cleanup.pl
操作が応答しないことがあるため、手動でクローズする必要があります。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントで、-nodpr
オプションを指定して/opt/oracle/oak/onecmd/cleanup.pl
を実行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35326073で追跡されます。
データベースのバックアップでのエラー
Oracle Database Applianceでデータベースをバックアップするときに、エラーが発生します。
odacli create-backup
を実行すると失敗し、次のメッセージが表示されます。DCS-10001:Internal error encountered: Unable to get the
rman command status commandid:xxx
output:STATUS
-------------------------
[COMPLETED WITH WARNINGS] error:.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 新しいプライマリ・データベースで、
oracle
としてRMANに接続し、アーカイブ・ログ削除ポリシーを編集します。rman target / RMAN> CONFIGURE ARCHIVELOG DELETION POLICY TO BACKED UP 1 TIMES TO 'SBT_TAPE';
- 新しいプライマリ・データベースで、
root
ユーザーとしてバックアップを作成します。odacli create-backup -in db_name -bt backup_type
この問題は、Oracleバグ33181168で追跡されます。
デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー
Oracle Database Applianceをクリーン・アップするときに、エラーが発生します。
ハードウェア・モデル
DBシステムを含むすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 両方のノードでNFSサービスを停止します。
service nfs stop
- ベア・メタル・システムをクリーン・アップします。ステップについては、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
この問題は、Oracleバグ33289742で追跡されます。
ファイル・ログ・パスの表示のエラー
ファイル・ログ・パスがコンソールには正しく表示されませんが、ジョブに対して生成されたすべてのログに実際には正しいパスが記録されています。
ハードウェア・モデル
仮想プラットフォームを使用するすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
なし。
この問題は、Oracleバグ33580574で追跡されます。
Oracle Data Guardの構成中のエラー
スタンバイ・データベースをリリース12.1から19.14にアップグレードした後、ステップEnable redo transport and apply
に次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
Warning: ORA-16629: database reports a different protection level from the protection mode standbydb - Physical standby database (disabled)
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
DGMGRL> Enable database tgtptdcnvo
Enabled.
この問題は、Oracleバグ33749492で追跡されます。
Oracle Data Guardステータスの表示中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardステータスを表示するときに、エラーが発生します。
Check if DataGuard config is updated
で失敗します。ただし、Oracle Data Guard操作は成功しています。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Appliance高可用性システム
回避策
DGMGRL
を使用して、Oracle Data Guardステータスを確認します。
この問題は、Oracleバグ33411769で追跡されます。
Oracle Data Guardでの回復操作のエラー
Oracle Data Guardでコマンドodacli reinstate-dataguard
を実行するときに、エラーが発生します。
dcs-agent.log
で報告されるエラーは次のとおりです。DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg." and can
further find this error "ORA-12514: TNS:listener does not currently know of
service requested
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
回復中のデータベースがMOUNTモードで起動していることを確認します。
srvctl start database -d db-unique-name -o mount
コマンドが正常に完了したら、コマンドodacli reinstate-dataguard
ジョブを実行します。データベースがMOUNTモードになっている場合は、一時的なエラーになる可能性があります。数分後、odacli describe-dataguardstatus
またはodacli list-dataguardstatus
を使用してData Guardステータスを再度確認するか、DGMGRL> SHOW CONFIGURATION;
を使用して回復が成功したかどうかを確認します。
この問題は、Oracleバグ32367676で追跡されます。
同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブの実行中のエラー
同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブを実行するときに、エラーが発生します。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブを実行しないでください。この問題は、Oracleバグ32376885で追跡されます。
データベースのアップグレード後の適用プロセスの有効化のエラー
Oracle Data Guardデプロイメントでデータベースをアップグレード後に適用プロセスの有効化を実行するときに、エラーが発生します。
Error: ORA-16664: unable to receive the result from a member
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- スタンバイ・データベースをアップグレード・モードで再起動します。
srvctl stop database -d <db_unique_name> Run PL/SQL command: STARTUP UPGRADE;
- 適用プロセスの有効化を続行し、ログ適用プロセスがリフレッシュされるまで待機します。
- しばらくしてから、DGMGRLコマンドを使用してData Guardステータスを確認します。
SHOW CONFIGURATION;
この問題は、Oracleバグ32864100で追跡されます。
Oracle Data Guardステータスの作成中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Active Data Guardを構成するときに、エラーが発生します。
odacli configure-dataguard
コマンドは、スタンバイ・システムで次のエラーでステップNewDgconfig
で失敗します。ORA-16665: TIME OUT WAITING FOR THE RESULT FROM A MEMBER
odacli list-jobs
コマンドを使用して、ジョブのステータスを確認します。
ハードウェア・モデル
Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
- スタンバイ・システムで、次を実行します。
export DEMODE=true; odacli create-dataguardstatus -i dbid -n dataguardstatus_id_on_primary -r configdg.json export DEMODE=false; configdg.json example
configdg.json
ファイルの例:{
"name": "test1_test7",
"protectionMode": "MAX_PERFORMANCE",
"replicationGroups": [
{
"sourceEndPoints": [
{
"endpointType": "PRIMARY",
"hostName": test_domain1",
"listenerPort": 1521,
"databaseUniqueName": "test1",
"serviceName": "test",
"sysPassword": "***",
"ipAddress": "test_IPaddress"
},
],
"targetEndPoints": [
{
"endpointType": "STANDBY",
"hostName": "test_domain2",
"listenerPort": 1521,
"databaseUniqueName": "test7",
"serviceName": "test",
"sysPassword": "***",
"ipAddress": "test_IPaddress3"
},
],
"transportType": "ASYNC"
}
]
}
この問題は、Oracleバグ32719173で追跡されます。
Oracle Data Guardの回復中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。
odacli reinstate-dataguard
コマンドは、次のエラーで失敗します。Unable to reinstate Dg. Reinstate job was executed within 24hrs after failover job.
dcs-agent.logファイルには、次のエラー・エントリがあります。
DGMGRL> Reinstating database "xxxx",
please wait...
Oracle Clusterware is restarting database "xxxx" ...
Connected to "xxxx"
Continuing to reinstate database "xxxx" ...
Error: ORA-16653: failed to reinstate database
ハードウェア・モデル
Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
- プライマリ・マシンで、standby_became_primary_scnを取得します。
SQL> select standby_became_primary_scn from v$database; STANDBY_BECAME_PRIMARY_SCN -------------------------- 3522449
- 古いプライマリ・データベースで、バックアップ暗号化パスワードを使用してRMANでこのSCNにフラッシュバックします。
RMAN> set decryption identified by 'rman_backup_password' ; executing command: SET decryption RMAN> FLASHBACK DATABASE TO SCN 3522449 ; ... Finished flashback at 24-SEP-20 RMAN> exit
- 新しいプライマリ・マシンで、
odacli reinstate-dataguard
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ31884506で追跡されます。
Oracle Data Guardの回復中の障害発生
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。
odacli reinstate-dataguard
コマンドは、次のエラーで失敗します。Message:
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg.
dcs-agent.logファイルには、次のエラー・エントリがあります。
ORA-12514: TNS:listener does not currently know of service requested in connect descriptor
ハードウェア・モデル
Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
- 回復中のデータベースがMOUNTモードで起動していることを確認します。データベースをMOUNTモードで起動するには、次のコマンドを実行します。
srvctl start database -d db-unique-name -o mount
- 前述のコマンドが正常に実行されたら、
odacli reinstate-dataguard
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ32047967で追跡されます。
Oracle Data Guard操作後のロールの更新中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardの操作を実行中、ロールを更新するときにエラーが発生します。
odacli describe-database
コマンドの出力に示されているdbRoleコンポーネントは、Oracle Database ApplianceでのOracle Data Guardのスイッチオーバー、フェイルオーバーおよび回復の各操作後には更新されません。
ハードウェア・モデル
Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli update-registry -n db --force/-f
を実行して、データベース・メタデータを更新します。ジョブの完了後、odacli describe-database
コマンドを実行して、dbRoleが更新されていることを確認します。
この問題は、Oracleバグ31378202で追跡されます。
ORAchkサマリーと詳細レポート・ページの不整合
ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAChkレポート・サマリーに、レポート詳細ページとは異なるクリティカル、失敗および警告の問題の数が表示される場合があります。
ハードウェア・モデル
Oracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント
回避策
ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAchkレポート・サマリーのクリティカル、失敗および警告の問題の数を無視します。レポート詳細ページを確認します。
この問題は、Oracleバグ30676674で追跡されます。
oakdが非クラスタ・モードで実行されているとodaeraserツールが機能しない
デプロイメントのクリーン・アップ後に、oakdが非クラスタ・モードで実行されていると、Secure Eraserツールが機能しません。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェアのベア・メタル・システム
回避策
デプロイメントのクリーン・アップ後、oakd
は非クラスタ・モードで起動され、odaadmcli stop oakコマンドを使用して停止することはできません。このような場合、Secure Eraseツールを実行すると、odaeraserコマンドは失敗します。
コマンドodaadmcli shutdown oak
を使用して、oakd
を停止します。
この問題は、Oracleバグ28547433で追跡されます。