38.6 テキスト属性の構成
列のデータ型を明示的に識別することにより、テキスト属性または非構造化テキストの変換指示を提供します。
表38-2に示したとおり、CHAR
、短いVARCHAR2
(<=4000)、BFILE
およびBLOB
の列は、テキスト属性として特定できます。CHAR
および短いVARCHAR2
の列が明示的に非構造化テキストとして特定されていない場合、CREATE_MODEL
は、これらの列を質的属性として処理します。BFILE
およびBLOB
の列が明示的に非構造化テキストとして特定されていない場合、CREATE_MODEL
はエラーを戻します。
列をテキスト属性として特定するには、属性指定でキーワードTEXT
を提供します。属性指定とは、変換レコード(transform_rec
)のフィールド(attribute_spec
)です。変換レコードは、CREATE_MODEL
またはCREATE_MODEL2
に渡すことのできる変換リスト(xform_list
)の構成要素です。
ノート:
属性指定には、テキストに関係のない情報も含めることができます。属性指定を作成する手順については、「モデルへの変換の組込み」を参照してください。
次の表に記載されているサブセットで、属性指定のTEXT
キーワードを修飾することで、任意のテキスト属性の変換指示を指定できます。
表38-5 属性固有のテキスト変換指示
サブ設定名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
|
トークンの文字列(通常は文字、音節または単語)からの2つの隣接する要素の並び。 ここで、 |
( |
|
|
( |
|
ここで、 |
( |
|
Oracle Machine Learning for SQLはシノニムをサポートしています。次のパラメータは、オプションです。 < |
( ( |
|
サポートされている値は次のとおりです。
「属性指定のトークン・タイプ」を参照。 |
|
|
属性から使用する特徴の最大数。 |
|
ノート:
CLOB
および長いVARCHAR2
(4000より長い場合)に対しては、変換指示を指定する場合のみ、TEXT
キーワードが必要となります。CHAR
、短いVARCHAR2
、BFILE
およびBLOB
に対しては、変換指示を指定するかどうかにかかわらず、TEXT
キーワードが常に必要となります。
ヒント:
『Oracle Databaseリファレンス』に示すように、データ・ディクショナリ・ビューALL_MINING_MODEL_ATTRIBUTES
で属性指定を表示できます。
属性指定のトークン・タイプ
トークン・タイプとしてステムまたはテーマを指定する場合は、テキスト・ポリシーのレクサー・プリファレンスでこれらのタイプのトークンがサポートされている必要があります。
次の例では、BASIC_LEXER
にテーマと英語のステムを追加します。
BEGIN CTX_DDL.CREATE_PREFERENCE('my_lexer', 'BASIC_LEXER'); CTX_DDL.SET_ATTRIBUTE('my_lexer', 'index_stems', 'ENGLISH'); CTX_DDL.SET_ATTRIBUTE('my_lexer', 'index_themes', 'YES'); END;