1クラスSVM

1クラス分類機能としてのサポート・ベクター・マシン(SVM)は、異常の検出に使用されます。

Oracle Machine Learning for SQLでは、異常検出用の1クラス分類機能としてSVMが使用されます。SVMは、異常検出に使用する場合には、分類の機械学習手法がありますが、ターゲットは使用しません。

1クラスSVMモデルは、適用時に、スコアリング・データの各ケースに対して予測および確率を生成します。予測が1の場合、そのケースは典型的とみなされます。予測が0の場合、そのケースは異常とみなされます。この動作は、モデルが標準データでトレーニングされていることを反映しています。

異常とみなすデータの割合は、SVMS_OUTLIER_RATE構築設定で指定できます。「疑わしい」ケースの数が母集団の一定の割合であることがわかっている場合、その割合に外れ値の率を設定できます。モデルは、一般母集団への適用時に、その数の「頻度の低い」ケースをおおまかに識別します。