5.4.8 クイックSQL設定の構成

設定をインラインで構成してSQL構文生成オプションを明示的に設定するか、右ペイン上部の「設定」ボタンをクリックして生成オプションを宣言的に設定します。

5.4.8.1 設定の宣言的な構成

右ペイン上部の「設定」ボタンをクリックして、設定を宣言的に構成します。

設定を宣言的に構成するには:

  1. 「クイックSQL」ページに移動します。
    1. ワークスペースホームページで、「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。
    2. 「ユーティリティ」をクリックします。
    3. 「クイックSQL」をクリックします。
  2. 「Oracle SQL出力」ペインの「設定」をクリックします。

    設定ページが表示されます。適切な属性を構成します。

  3. 「表」の内容は次のとおりです。
    • オブジェクト接頭辞 - データベース・オブジェクトの接頭辞。指定された値の接頭辞がすべてのオブジェクト名に付けられます。
    • スキーマ - オブジェクト名に接頭辞としてスキーマ名が付けられます。デフォルトでは、オブジェクト名にスキーマ接頭辞はありません。
    • 削除時 - 親行の削除時の外部キーの動作を定義します。オプションは次のとおりです。
      • カスケード - ON DELETE CASCADEが指定された外部キーでは、対応する親が削除されたときに、子行が自動的に削除されます。
      • 制限 - ON DELETE RESTRICTが指定された外部キーでは、子行が存在する場合に親行の削除が防止されます。
      • Nullの設定 - ON DELETE SET NULLが指定された外部キーでは、親表のレコードが削除された場合、子表の対応するレコードの外部キー・フィールドがNullに設定されます。
    • 圧縮 - 表を圧縮するかどうかを指定します。

      表の圧縮を使用すると、ディスク領域が節約され、バッファ・キャッシュでのメモリー使用量が減少します。表の圧縮は、読取り中の問合せ実行の高速化にもつながります。ただし、データのロードやDMLのためのCPUオーバーヘッドがかかります。表の圧縮は、アプリケーションに対して完全に透過的です。このオプションは、非常に長い読取り専用操作が行われるオンライン分析処理(OLAP)システムで特に有効ですが、オンライン・トランザクション処理(OLTP)システムでも使用できます。

    • 挿入の生成 - 挿入を生成すると、時間がかかり、有用性に影響することがあります。データ・モデルを調整する際に挿入の生成をオフにし、データの生成の準備ができた時点でオンにすることを検討してください。
  4. 「列」の内容は次のとおりです。
    • 主キー - 表の主キーの移入方法を定義します。オプションは次のとおりです。
      • SYS_GUID - 主キーにグローバル一意識別子を移入します。連続しておらず、長さが均一でない数値の乱数が生成されます。この方法は、より安全性が高く、主キーの競合を気にせずに様々なデータベースからデータをマージできる点で有用です。

      • ID列 - デフォルトで主キーを増加し続ける数値に設定します。

      • 順序 - 連番を使用して主キーを増分します。この主キーの移入は、データベース・トリガーを介して実装されます。

    • 日付データ型 - どのタイプの日付を使用して、日付として識別される列を格納するかを定義します。オプションは、「日付」「タイムスタンプ」および「ローカル・タイムゾーン付きタイムスタンプ」です。
    • セマンティクス - オプションは次のとおりです。
      • デフォルト - データベース設定がデフォルト設定されます。この設定について詳しくない場合は、「デフォルト」を選択します。
      • BYTE - 列がバイト長セマンティクスを持つことを示します。
      • CHAR - 列が文字セマンティクスを持つことを示します。
  5. 「追加列」の内容は次のとおりです。
    • 含む - 表に自動的に追加する追加列。オプションは、「監査列」「行キー」「行バージョン番号」および「セキュリティ・グループID」です。
  6. 「オプション」の内容は次のとおりです。
    • データ言語 - /INSERTフラグを使用してデータを生成するために使用する言語を制御します。
    • PL/SQL API - 「オン」を選択すると、すべての表で表ごとに1つのパッケージのPL/SQL APIが生成されます。「オフ」を選択すると、名前の最後が/apiである表のPL/SQL APIのみが生成されます。たとえば:
      employees /api
         name
         email
         phone num
    • DROPを含める - 出力にオブジェクトの削除コマンドを含めます。「オン」に設定すると、作成されるデータベース・オブジェクトごとに削除コマンドが生成されます。たとえば:
      drop table X including contents;
      drop table Y including contents;
    • 自動主キー - 表の主キー列を自動的に生成する場合は、「オン」を選択します。主キー列名はIDで、数値型になります。

      ヒント:

      例を参照するには、フィールドレベルのヘルプを参照してください。
    • 長いVARCHAR - Oracle Database 12.1以降で使用可能です。「長いVARCHAR」では、列を最大32Kバイトにすることができます。この機能を使用する場合は、データベースが長いVARCHARをサポートするように構成されていることを確認します。
    • エディション化可能 - 生成時に、トリガーやパッケージなどのPL/SQLオブジェクトによって、これらはエディション化可能になります。
    • APEX有効 - 監査列をサポートするために生成される構文を制御します。
    • タグ・フレームワーク - 「オン」または「オフ」を選択します。
    • 互換性 - Oracle Databaseのリリースを選択します。生成されたSQLは、選択したデータベース・リリースと互換性があることが保証されます。
  7. 「プリファレンス」の内容は次のとおりです。
    • 主キーに表名を接頭辞として付けます - 主キーのデータベース表の列に表の名前を接頭辞として付けます。「オン」または「オフ」を選択します。
    • 作成された列名 - 監査列の生成時に、この監査列の名前を制御します。
    • 作成者の列名 - 監査列の生成時に、この監査列の名前を制御します。
    • 更新された列名 - 監査列の生成時に、この監査列の名前を制御します。
    • 更新者の列名 - 監査列の生成時に、この監査列の名前を制御します。
  8. 構成を保存するには、「変更の保存」をクリックします
  9. デフォルト設定をリセットするには、「リセット」をクリックします

5.4.8.2 インラインでの設定の構成

設定をインラインで構成して、SQL構文生成オプションを明示的に設定します。

設定をインラインで構成して、SQL構文生成オプションを明示的に設定できます。設定をインラインで構成する場合は、次のようにします。

  • 設定は新しい行で開始する必要があります。複数の設定を入力するには、# settings =で開始します。1行に1つの設定を入力する場合は、#を使用します。
  • すべての値で大文字と小文字が区別されません。
  • わかりやすくするためにカッコ、空白およびカンマを追加できますが、無視されます。
  • すべての設定を生成するには、# verbose: trueを使用します

「クイックSQL短縮」ペインに直接設定を入力すると、スクリプトをダウンロードして後で貼り付けても、同じSQL生成オプションが使用されます。たとえば、次のように入力すると、すべての表名の前にTESTが付加され、スキーマOBE用に生成されます。

# settings = { prefix: "test", schema: "OBE" }.
Alternatively, enter each setting on a separate line for the same result:
# prefix: "test" 
# schema: "OBE"

ヒント:

設定のリストを表示するには、「ヘルプ」「設定」の順にクリックします。