8 以前のリリースでのサポート終了

次の項では、以前のリリースでサポートが終了した機能をリストします。

サポートが終了した機能がアプリケーション・メタデータまたはAPIに関係している場合、既存のアプリケーションが以前のように機能しないことがあります。機能を置き換えるようにアプリケーションを変更することをお薦めします。

8.1 アプリケーション・ビルダーでのサポートされなくなった属性

アプリケーション・ビルダーでの次の属性はサポートが終了しました。

  • 「アプリケーション定義の編集」内:
    • プログレッシブWebアプリケーション - アイコンURL
    • アプリケーション・アイコン - アイコンのファイル名
  • 「ユーザー・インタフェースの編集」内:
    • ファビコン

8.2 サポートが終了したプロパティ

プロパティ・エディタでの次のプロパティはサポートが終了しました。

  • リージョン・イメージ
  • イメージ・タグ属性

8.3 サポートが終了したビュー列

次のビュー列はサポートが終了しました。

  • apex_applications内:
    • app_builder_icon_name
    • favicons
    • pwa_manifest_icon_url

8.4 FullCalendar 3のサポートが終了

FullCalendar v3は、次のものを含め、サポートが終了しました。
  • 非推奨となったプラグイン属性
  • v3またはjquery-fullcalendarに固有のファイルおよびフォルダ
  • PL/SQLおよびJavaScriptでのv3固有のロジック
使用されるライブラリ・バージョンはFullCalendar 5.11.2になりました。APEXによってライブラリが自動的にアップグレードされます。

8.5 「アプリケーション・ビルダーのデフォルト値」のサポートが終了

開発者は、「ワークスペース・ユーティリティ」、「アプリケーション・ビルダーのデフォルト値」からアプリケーション・ビルダーのデフォルト値を定義できなくなりました。「アプリケーションの作成」ウィザードで、定義済の属性が使用されなくなりました。

8.6 レガシー・テーマのコピーはサポートが終了

「テーマのコピー」ウィザードで、レガシー・テーマのコピーがサポートされなくなりました。これには、テーマ1から26、およびjQuery Mobileテーマが含まれます。

8.7 CKEditor4のサポートが終了

APEX 20.2以降で非推奨としてマークされていた、CKEditor4に基づくリッチ・テキスト・エディタ・アイテムはサポートされなくなりました。それらは、自動的にCKEditor5に変換されます。CKEditor4はAPEXから完全に削除されます。

変換後のアイテムについては、構成は次のようになります。
  • 形式: HTML
  • ツールバー: 変更されていない
  • ツールバー・スタイル: 複数行
  • 高さの最小値: 180
  • 高さの最大値: null
  • カスタムHTMLの許可: 有効
プロパティ「ツールバーの位置」および「スキン」は、CKEditor5での同等のものがないため、削除されます。「JavaScript初期化コード」属性に含まれているコードは、自動的にコメント・アウトされます。
各リッチ・テキスト・エディタ・アイテムの機能を手動で確認することをお薦めします。

ノート:

この更新では、CKEditor4およびCKEDITORグローバル・オブジェクトを参照するコードは動作しなくなります。

8.8 サポートが終了したパブリック・パッケージAPI

サポートが終了したパブリック・パッケージAPI:
  • apex_page.is_desktop_uiファンクション
  • apex_page.get_ui_typeファンクション

8.9 サポートが終了したページ位置

次のページ位置はサポートが終了し、ページ・デザイナで「レガシー」として表示されます。

  • ボディ1
  • ボディ2
  • ボディ3
  • ヘッダーの後
  • フッターの前

8.10 サポートが終了したリージョン位置

ボタンの配置に使用される次のリージョン位置はサポートが終了し、ページ・デザイナで「レガシー」として表示されます。

  • リージョンの上部
  • リージョンの下部
  • リージョンの上
  • リージョンの下

8.11 位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポート終了

位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポートが終了しました。たとえば、位置が重複するとDOM IDが重複するため、位置#CHANGE#を2回参照するリージョン・テンプレートはお薦めしていません。

8.12 レガシー置換文字列はサポート終了

このリリース以降では、次のapex.env置換文字列はサポートが終了しています。

  • APP_IMAGES
  • IMAGE_PREFIX
  • THEME_DB_IMAGES
  • THEME_IMAGES
  • WORKSPACE_IMAGES

レガシーの置換は引き続き機能しますが、(次にリストされている)更新された置換を使用するように、開発者環境を更新することを開発者にお薦めします。

表 8-1 apex.envの置換の更新

レガシー 新規
IMAGE_PREFIX APEX_FILES
WORKSPACE_IMAGES WORKSPACE_FILES
APP_IMAGES APP_FILES
THEME_IMAGES THEME_FILES
THEME_DB_IMAGES THEME_DB_FILES

8.13 サポートが終了したJavaScript関数

次の関数はサポートが終了しました。

ユニバーサル・テーマのJavaScript API関数:

  • apex.theme42.util.mq (かわりにapex.theme.mqを使用してください)

8.14 ページ・アイテムの計算後操作はサポート終了

ページ・アイテムの計算後機能はサポートが終了しました。

この機能は、それが使用されていた既存のページ・アイテムでは引き続き使用できますが、新規ページ・アイテムに設定することや、過去にそれが使用されていなかった既存のページ・アイテムに追加することはできません。

8.15 「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性はサポート終了

「動的アクション」の「表示」アクションと「非表示」アクションには、それぞれ「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性があります。これらの属性は、表ベースのレイアウトを使用するフォーム用に設計されています。「ユニバーサル・テーマ」では表ベースのレイアウトは使用されなくなったため、これらの属性はサポートが終了しました。

この機能は、それが「はい」に設定されていた既存の動的アクションでは引き続き使用できますが、開発者が新規動的アクションに対して選択することはできません。

8.16 apex.serverプラグインおよび処理関数の非同期オプションはサポート終了

今後のリリースでは、非同期オプションは無視され、すべてのAjaxリクエストが非同期になります。

8.17 apex.widget.initPageItem関数はサポート終了

関数apex.widget.initPageItemはサポートが終了しました。かわりに、アイテム・プラグインの作成者はapex.item.createを使用する必要があります。

8.18 「ポップアップLOV」テンプレートはサポート終了

「ポップアップLOV」テンプレート・タイプはサポートが終了しました。

8.19 「基準」の「PL/SQLコードの出力」属性はサポート終了

属性「基準」の選択肢「PL/SQLコードの出力」はサポートが終了しました。

8.20 対話グリッドのアイコンおよび詳細ビューでの構文{COLUMN_NAME}_LABELはサポート終了

対話グリッドの詳細ビューおよびアイコン・ビューで列ラベルを参照するために使用される&{COLUMN_NAME}_LABEL.構文はサポートが終了しました。

かわりに、&{COLUMN_NAME}%LABEL.を使用してください。

8.21 削除されたコンテンツ配信ネットワーク

「ユーザー・インタフェース属性」の、オプションがなしGoogleMicrosoftおよびjQueryの「JavaScript」の下にある属性「コンテンツ配信ネットワーク」が削除されました。このオプションの有効化は、APEXで必要となるいくつかのJavaScriptライブラリの取り込みにのみ関連していました。

このオプションを使用していた場合は、かわりにOracle提供の最新のCDNアプローチを使用することをお薦めします。詳細は、コンテンツ配信ネットワークでのOracle APEX静的リソースの発表を参照してください。

8.22 APEXベースのRESTサービスはサポート終了

APEXベースのRESTサービスは、このリリースではサポートが終了しています。リリース18.1より前は、Oracle APEX内で作成されたRESTfulサービスの定義は、コアAPEXスキーマのメタデータ表に格納され、APEXベースのRESTサービスと呼ばれていました。リリース18.1で、定義がORDSリポジトリに格納されるOracle REST Data Services (ORDS)ベースのRESTサービスのサポートを導入しました。ORDSベースのRESTサービスは、Oracle APEXにおけるRESTfulサービスの定義で引き続きサポートされます。

インスタンス・パラメータAPEX_REST_PATH-PREFIXはサポートが終了しました。

ノート:

Oracle REST Data Services (ORDS)リリース21.4.2には、残りのAPEXベースのRESTサービスをORDSベースのサービスにアップグレードできる移行スクリプトが付属しています。詳細は、Oracle REST Data Servicesリリース・ノートOracle APEX Restful Serviceモジュールの移行を参照してください。