各Exadata X10M Extreme Flash (EF)ストレージ・サーバーには、次のハードウェア・コンポーネントが含まれています:

ノート: すべての仕様は、Exadata X10Mストレージ・サーバー用です(エイス・ラック構成を除く)。詳細は、関連リソースを参照してください。

各ストレージ・サーバーでは、Oracle Exadata System Softwareが実行されて、ストレージ・レベルでデータが処理され、データベース・サーバーに必要なもののみが渡されます。

HCストレージ・サーバーと同様に、EFストレージ・サーバー上の6.8 TBフラッシュ・デバイスでは、主としてExadataスマート・フラッシュ・キャッシュがサポートされています。これにより、頻繁に使用されるデータが高パフォーマンスのフラッシュ・メモリーに自動的にキャッシュされます。同様に、Exadataスマート・フラッシュ・ログでは、フラッシュ・メモリーのごく一部が一時記憶域として使用されて、REDOログ書込みの待機時間が短くなりスループットが向上します。ただし、HCストレージ・サーバーとは異なり、30.72 TBの容量最適化フラッシュ・デバイスでは、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)よりも待機時間がはるかに短いデータ・ストレージが提供されます。

Exadata X10M EFストレージ・サーバーには1.5 TBのメモリーが搭載されており、1.25 TBがExadata RDMAメモリー・キャッシュ(XRMEMキャッシュ)専用になっています。XRMEMキャッシュでは、リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)を使用したデータ・アクセスがサポートされており、非常に短い待機時間で高いパフォーマンスが実現されます。

Oracle Automatic Storage Management (ASM)ディスク・グループでは、パフォーマンスを高めるためと、冗長性を提供してディスク障害から保護するために、複数のEFストレージ・サーバー上の複数のフラッシュ・デバイスにわたりデータが格納され管理されます。