タイムゾーン設定の説明

次の表は、タイムゾーンの設定に使用するセッション変数およびinstanceconfig.xmlファイルの要素について説明しています。

instanceconfig.xmlファイルに要素を含める場合は、すべてのユーザーに表示するタイムゾーンを指定します。セッション変数を使用する場合は、ユーザーごとに異なるタイムゾーンを指定できます。セッション変数を使用し、かつinstanceconfig.xmlファイルの要素に値を指定すると、セッション変数の値がinstanceconfig.xmlファイルの設定よりも優先されます。

ノート:

特定のシステム・セッション変数(USER、ROLESなど)をリクエスト変数でオーバーライドすることはできません。DATA_TZ、DATA_DISPLAY_TZ (タイムゾーン)などのその他のシステム・セッション変数は、開発者クライアント・ツールで構成されている場合、オーバーライドできます。

Oracle Analytics Serverメタデータ・リポジトリの管理リポジトリ変数の操作を参照してください。

要素 セッション変数 説明

DefaultDataOffset

DATA_TZ

元のデータのタイムゾーン・オフセット。適切なゾーンを表示するためにタイムゾーンを変換できるようにするには、この要素または変数に値を設定する必要があります。

このオプションを設定しない場合、値は"不明"であるため、タイムゾーンの変換は実行されません。

たとえば、東部標準時(EST)に変換する必要があるとします。これは「グリニッジ標準時(GMT) - 5」になります。ESTへの変換を有効にするには、この値を指定する必要があります。

GMT時から減算する時間数を示すオフセット。たとえば:

GMT-05:00または-300。これは5時間減算することを示します。

DefaultDataDisplay

DATA_DISPLAY_TZ

データの表示に使用するタイムゾーンを指定します。

このオプションを設定しない場合、値はユーザー優先タイムゾーンになります。

TimeZones.xmlファイルで指定されているタイムゾーンのいずれか。

「タイムゾーン値の指定」を参照してください。

DefaultUserPreferred

TIMEZONE

ユーザーが「マイ・アカウント」ダイアログで独自のタイムゾーンを選択する前の、ユーザーのデフォルト優先タイムゾーンを指定します。

このオプションを設定しない場合、値はプレゼンテーション・サービスのローカル・タイムゾーンになります。

TimeZones.xmlファイルで指定されているタイムゾーンのいずれか。

「タイムゾーン値の指定」を参照してください。

Logging

該当なし

プレゼンテーション・サービスで生成されるログ・ファイルに表示されるタイム・スタンプのタイムゾーン。

このオプションを設定しない場合、値はプレゼンテーション・サービスのローカル・タイムゾーンになります

TimeZones.xmlファイルで指定されているタイムゾーンのいずれか。

「タイムゾーン値の指定」を参照してください。

TimeZone

該当なし

優先タイムゾーンを変更する要素の親要素。ServerInstance要素の子になります。

該当なし