大規模レポートをダウンロードする際のパフォーマンスの向上

大規模レポートのダウンロードでは、タイムアウト設定値を増やすことが必要になる場合があります。

レポートのダウンロードに6分よりも長くかかる場合は、次のようにタイムアウト設定値を増やします。
  1. <ORACLE HOME>/user_projects/domains/bi/config/fmwconfig/biconfig/bridgeconfig.propertiesを開きます

  2. oracle.bi.presentation.sawconnect.ConnectionPool.SocketReadTimeoutSecパラメータを探します。ファイルにない場合は追加します。

  3. このパラメータのデフォルト値は360秒(6分)です。必要に応じてパラメータ値を増やし、構成ファイルを保存します。

ロード・バランシングへのF5 BIG-IPの使用

ロード・バランシングにF5 BIG-IPを使用しており、大規模レポートのダウンロードに5分よりも長くかかる場合は、次のようにタイムアウト設定値を増やします。
  1. BIG-IP構成ユーティリティにログインします。

  2. ナビゲーション・ペインのメイン・タブで、「Local Traffic」を展開し、「Profiles」「Protocol」「TCP」の順にクリックします。

  3. TCPプロファイルで「Idle Timeout」フィールドを探します。このパラメータのデフォルト値は300秒(5分)です。必要に応じてパラメータ値を増やします。

タイムアウト設定の詳細は、ASKF5 Knowledge Centerの記事『K7559: Overview of the TCP profile (9.x-10.x)』を参照してください

ロード・バランシングへのOracle HTTP Serverの使用

ロード・バランシングにOracle HTTP Serverを使用しており、大規模レポートのダウンロードに5分よりも長くかかる場合は、次のようにタイムアウト設定値を増やします。
  1. ORACLE_INSTANCE/config/OHS/component_name/mod_wl_ohs.confを開きます

  2. ファイルの<IfModule weblogic_module>セクションを探し、そのセクションにWLIOTimeoutSecsという名前のパラメータを追加します。

  3. このパラメータのデフォルト値は300秒(5分)です。必要に応じてパラメータ値を増やし、構成ファイルを保存します。Oracle HTTP Serverを再起動します。

『Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグインの使用』Webサーバー・プラグインのパラメータに関する項を参照してください。