システム設定の構成方法

ドメイン固有の場所に格納されている値を変更することで、様々な方法でシステム設定を構成できます。

システム設定は、機能的な動作(キャッシュ、しきい値など)または環境設定(ホスト名、ポート、ファイル、またはメタデータの場所など)に関連しています。

次の方法を使用します:

次の表に、システム設定を構成する場合に使用する方法を示します。各方法により、特定の構成ファイルの設定が更新されます。

実行する処理 使用可能なメソッド 更新方法

使いやすいユーザー・インタフェースの一般的な構成設定を変更します。

Oracle Analytics Serverコンソール

Oracle Analytics Serverコンソールの使用を参照してください。

この方法を使用することをお薦めします。ただし、設定が使用可能でない場合は、Fusion Middleware Controlを使用します。Fusion Middleware Controlの使用またはテキスト・エディタを参照してください。

Oracle Analytics Serverコンソールの特定のOracle Analytics Server構成ページの値を変更します。

たとえば、キャッシュを有効にするには、コンソールの「システム設定」オプションの「キャッシュ有効」をクリックします。

ファイルを手動で編集して、構成設定を変更します。

テキスト・エディタ

テキスト・エディタの使用を参照してください。

Fusion Middleware ControlOracle Analytics Serverページで設定を使用できない場合にこの方法を使用することをお薦めします。

テキスト・エディタを使用して構成テキスト・ファイルの値を変更します。

スクリプトを使用して、より複雑な構成変更を実行します。

スクリプト

「サービス・インスタンスを管理するためのスクリプトについて」を参照してください。

ドキュメントで指示されている場合にこの方法を使用することをお薦めします。

スクリプトを使用してコマンドを実行し、構成を変更します。

Oracle Analytics Serverコンソールの使用

コンソールを使用して、Oracle Analytics Serverの詳細システム設定を設定します。

  1. 「コンソール」をクリックします。
  2. 「システム設定」をクリックします。
  3. プロパティ値を更新します。
  4. 必要に応じて、「再起動」をクリックし、「OK」をクリックして確定します。
    変更内容がシステム全体でリフレッシュされるまでしばらく待機します。

Fusion Middleware Controlの使用

Fusion Middleware Controlを使用して、特定の構成設定を更新できます。

変更できる構成設定には、パフォーマンス設定、ダッシュボードおよび分析のデフォルト・プレゼンテーション設定、エージェントが使用するメール・サーバー設定などがあります。

Fusion Middleware Controlで構成設定を使用できない場合、テキスト・エディタを使用して構成ファイルの設定を更新できます。「システム設定の構成方法」を参照してください。

  1. Fusion Middleware ControlのOracle Analytics Serverページの表示の説明に従って、「概要」ページに移動します。
  2. 該当するページとタブを選択して、変更する設定を表示します。
  3. 「ロックと編集」をクリックして、変更を実行できるようにします。

    注意:

    複数の管理者で同じ管理者アカウントを共有しないことをお薦めします。同じ構成設定に対して同時更新を気付かずに実行する可能性があります。
  4. 各ページで変更を行います。
  5. 変更後は、ページごとに「適用」をクリックします。
  6. 変更が完了したら、次のいずれかを実行します。
    • 「変更のアクティブ化」をクリックして変更内容を処理し、ロックを解除して、他のシステム管理者が変更を実行できるようにします。

    • 「構成の解放」をクリックして、「構成をロックして編集」をクリックした以降のすべての変更を元に戻し、ロックを解除して、他のシステム管理者が変更を実行できるようにします。

  7. 変更をアクティブ化したら、「概要」ページに移動して「再起動」をクリックします。

テキスト・エディタの使用

テキスト・エディタを使用して、構成ファイルの設定を追加または変更できます。

Fusion Middleware Controlで使用できないシステム構成設定に対してテキスト・エディタを使用します。

テキスト・エディタを使用して構成ファイルを更新する手順は、次のとおりです。

  1. 編集するファイルのバックアップ・コピーを作成します。
  2. テキスト・エディタで適切な構成ファイルを開きます。

    「構成ファイル」を参照してください

  3. 構成ファイルで、対象要素を探すか、ファイルに設定を追加する場合は新しい要素を作成します。
  4. 該当する変更内容を入力します。
  5. 変更内容を保存して構成ファイルを閉じます。
  6. Fusion Middleware Controlでシステムを再起動し、「可用性」ページの「プロセス」タブに移動して、すべてのコンポーネントを再起動します。

    プロセスの管理についてを参照してください。

スクリプトの使用

Oracleには、Oracle Analytics Serverの構成タスクを実行するスクリプトが用意されています。たとえば、インストール中にドメインを作成したり、高可用性のためにマシンを追加する場合です。

スクリプトを実行するには、スクリプトを使用したOracle Analytics Serverインスタンスの管理を参照してください。

Java Development Kit (JDK)の更新

Oracle Analytics Serverをインストールして構成した後、たとえば、組織のポリシーごとに更新が必要な場合には、そのインスタンスのJDKを更新する必要が生じることもあります。

JDKの更新を決定する前に、適切なバージョンを検討してください。

  1. Oracle Analytics Serverのすべてのサービスを停止します。
  2. 適切なJDKバージョンをOracle Java Webサイトからダウンロードし、ORACLE_HOMEディレクトリにコピーします。
  3. 既存のjdkディレクトリをjdk.OLDに名前変更します。
  4. JDKインストーラを実行します。これにより、ディストリビューションがjdkversion-numディレクトリに解凍されます。
  5. 既存の構成リファレンスがすべてそのまま有効となるように、ディレクトリ名をjdkversion-numからjdkに変更します。
  6. Oracle Analytics Serverのサービスを再起動します。

特定のJDKを使用したインストールの詳細は、Oracle Analytics Serverのインストールと構成を参照してください。