コマンドを使用したプロセスの起動、停止およびステータス表示
スクリプト・コマンドを使用してソフトウェア・プロセスを制御できます。
スクリプト・コマンドを使用して、コンポーネントの起動、停止およびステータス表示を行います。
ドメインのコンポーネント・プロセスの起動
ドメイン内のすべてのコンポーネント・プロセスを起動する方法について学習します。
前提
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起動コマンドは、ローカルでノード・マネージャを起動します(まだ実行されていない場合)。
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起動コマンドは、プライマリ・ホストからのみ実行されます。
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起動コマンドは、コンポーネント・プロセスが起動されるか、または
restartMaxValue
パラメータ(-m)
に指定した回数の起動に連続して失敗するまで完了しません。 -
コンポーネント・プロセスは順番に起動します。
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コマンドは最初に資格証明を要求して
boot.properties
ファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。
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ファイル・システム権限を持ち、ブート・アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。
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システムが複数のサーバーにわたりクラスタ化されている場合は、
DOMAIN_HOME/bin/startNodeManager.sh
を実行することで、各サーバー上のノード・マネージャを手動で起動する必要があります(プライマリ・ホストを除く)Windowsでは、システムが機能しないため、マルチノードのクラスタ化されたデプロイメントでノード・マネージャをサービスとして起動しないでください。
システム・コンポーネント再起動の最大試行回数の永続的な変更
ノード・マネージャによってシステム・コンポーネントの再起動が試みられる回数を永続的に構成できます。
ノード・マネージャによって起動されたシステム・コンポーネントで障害が発生した場合は、そのプロセスで、再起動の最大試行回数に達するまでそれらの再起動が自動的に試みられます。再起動の最大試行回数のデフォルトは5000に設定されていますが、プロセスが失敗し続けるときはこのデフォルト値では大きすぎる可能性があります。再起動の試行によって不要なリソース使用量(たとえば、CPU、メモリー、ハード・ディスクの生成されたコア・ファイルによるディスク使用量)が発生しないように、そのプロセスを早く失敗させることができます。ノード・マネージャによってシステム・コンポーネントの再起動が試みられる回数を永続的に減らすことができます。
デフォルト値の5000を使用するのではなく指定した最大再起動回数値を使用するように起動スクリプトを永続的に構成できます。起動スクリプト内のmax_restart_value
をカスタマイズすることで、最大再起動回数値を変更します。
ノート:
管理者がバックアップの作成とカスタマイズのメンテナンスを担当する必要があります。特に言及されていなければ、システムへのパッチ適用によってカスタマイズが上書きされる可能性があります。ファイルは編集前にバックアップし、編集するときは、元のコードを削除するのではなくコメント・アウトしてください。ドメインのコンポーネント・プロセスの停止
ドメイン内の実行中のコンポーネント・プロセスを停止する方法について学習します。
前提
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stopコマンドにより、コマンドに含まれるクラスタ化されたサーバー上のローカルおよびリモートのノード・マネージャが停止します。
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停止コマンドは、プライマリ・ホストからのみ実行されます。
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すべての指定されたコンポーネント・プロセスが停止するまで、停止コマンドは続行します。
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停止コマンドは最初に資格証明を要求してブート・アイデンティティ・ファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。
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特定のプロセスの停止によってフェイルオーバーが発生する可能性があるため、デプロイメントのスケーリングを理解しておいてください。
ノード・マネージャが動作している必要があります。nodemanager.properties
ファイルにはQuitEnabled=true
を含める必要があります。
ファイル・システム権限を持ち、Oracle WebLogic Serverを起動するシステム管理者アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。
ドメインのコンポーネントのステータスの表示
ステータス・コマンドを使用して、ドメイン内のコンポーネントのステータスを示すレポートを表示します。
前提
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ステータス・コマンドは、ノード・マネージャ・ステータスをレポートします。
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ステータス・コマンドは、プライマリ・ホストからのみ実行されます。
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ステータス・コマンドでは、ローカル・ノード・マネージャ・プロセスが実行されている必要があります。
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最初の実行が資格証明を要求してブート・アイデンティティ・ファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。
前提条件
ファイル・システム権限を持ち、ブート・アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。