タイムゾーンが使用される理由および場所

タイムゾーンは様々な目的に使用されます。

タイムスタンプはオブジェクトが変更されたタイミングを示し、ユーザーはエージェントを実行する時間を指定できます。ほとんどの場合、ユーザーは、それぞれのローカル・タイムゾーンで操作することを望みます。管理者は、様々なコンポーネントに対してユーザーの優先タイムゾーンを構成できます。

優先タイムゾーンの設定を開始する前に、次の表を参照して、タイムゾーンが使用される場所について確認してください。

タイプ 説明

Oracle BIサーバー

プレゼンテーション・サービスのゾーンとは異なるタイムゾーンのユーザーがいる場合、管理者は、Oracle Analytics Serverでそれらのユーザーに表示するタイムスタンプを指定できます。たとえば、サーバーのタイムゾーンが米国の太平洋標準時であるとします。その場合、米国東海岸のユーザーには東部標準時でタイムスタンプが表示されるように指定できます。

タイムゾーン設定を行わず、ユーザーが「マイ・アカウント」ダイアログで優先タイムゾーンを指定していない場合、ユーザーには、プレゼンテーション・サービスのローカル・タイムゾーンに従った時間が表示されます。

ユーザーによる優先タイムゾーンの指定方法の詳細はOracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化を参照してください。

データベースのデータ

管理者が、データベースから取得されるデータのタイムゾーンを指定します。

タイムゾーン設定を行わない場合、ユーザーには、管理者が設定した元のデータのタイムゾーンでタイムスタンプ・データが表示されます。

Oracle Analytics Serverに表示されるコンテンツ

分析を作成するユーザーは、分析プロンプトおよびダッシュボード・プロンプトに表示されるタイムゾーンを指定できます。この指定は、管理者による指定や、以前の問合せで対象列を使用してタイムゾーンを設定したエンド・ユーザーの指定よりも優先されます。

指定した表示タイムゾーンが夏時間をサポートする場合、表示されるタイムゾーン値は、夏時間に合せて自動的に調整されます。

イベントの発生時刻を示す一般的なタイムスタンプ

エンド・ユーザーは、次を含む多くの一般的なスタンプのタイムゾーンを指定できます。

  • エージェントのスケジュール時刻

  • アラートまたは分析が生成された時刻

  • プレゼンテーション・カタログでオブジェクトが作成、変更またはアクセスされた時刻。

ログ・ファイル

ログ・ファイルには各種アクティビティのタイムスタンプが含まれます。