カタログ権限について
前述の機能ロールで許可されたアクションを実行するには、ロールに、カタログのオブジェクトへのアクセス権も付与されている必要があります。
次の表で、ロールの権限について説明します。
これらの各権限をフォルダ・レベルで付与することにより、フォルダ内のすべてのアイテムに対する操作が可能になります。
権限 | 説明 |
---|---|
読取り |
ロールに対してカタログのオブジェクトの表示を許可します。このオブジェクトがフォルダ内にある場合は、ロールには、オブジェクトとその親フォルダに対する読取り権限を付与する必要があります。 |
書込み |
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削除 |
ロールに対してオブジェクトの削除を許可します。 |
レポート・オンラインの実行 |
ロールに対してレポートの実行とレポート・ビューアでのレポートの表示を許可します。 |
レポートのスケジュール |
ロールに対してレポートのスケジュールを許可します。 |
レポート出力の表示 |
ロールに対してレポートのレポート・ジョブ履歴へのアクセスを許可します。 |
レポート・コンシューマがレポートを正常に実行できるようにするには、レポートで参照するすべてのオブジェクトに対する読取りアクセス権がコンシューマのロールに付与されている必要があります。
たとえば、あるレポート・コンシューマがReportsという名前のフォルダでレポートを実行する必要があるとします。このレポートのデータ・モデルはData Modelsという名前のフォルダにあります。また、このレポートは、Sub Templatesというフォルダに格納されているサブ・テンプレートと、Style Templatesというフォルダに格納されているスタイル・テンプレートも参照します。そのため、このレポート・コンシューマのロールには、このようなフォルダとフォルダ内の該当オブジェクトすべてに対する読取りアクセス権が付与されている必要があります。