各種機能権限の動作
特定のルールによって権限の動作が決まります。
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機能権限が割り当てられたロールは、カタログ権限が割り当てられるまで、何のアクションも実行できません。
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ロールには、機能権限を割り当てることなく、カタログ・オブジェクトに対する権限セットを割り当てることができます。
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ロールに機能権限が割り当てられている場合は、カタログ権限が割り当てられると、一部の権限が継承されます。
ロールにはカタログ権限の割当てが必要
機能ロールが割り当てられたロールは、カタログ権限が割り当てられるまで、何のアクションも実行できません。
機能ロール自体(Publisherデベロッパ、Publisherスケジューラなど)には、カタログの権限を直接割り当てることはできません。まず、機能ロールをカスタム・ロールに割り当てる必要があります。割り当てると、このカスタム・ロールがカタログ権限の表で利用可能になります。
ロールにはカタログ権限のみの付与が可能
カタログで直接利用可能な権限を使用すると、レポートの実行、レポートのスケジュール、およびレポート出力の表示ができます。
したがって、レポートの実行と表示を行うためだけにPublisherにアクセスするレポート・コンシューマが企業に存在する場合は、このユーザーのロールはカタログ権限のみで構成されます。
継承される権限
ロールに機能ロールのいずれかが割り当てられている場合に、カタログの特定のフォルダに対する権限が付与されると、機能ロールに基づいて一部の権限が自動的に付与されます。
たとえば、財務レポート・デベロッパというロールを作成するとします。このロールにPublisherデベロッパ・ロールを割り当てます。このロールを使用してカタログ内のFinancial Reportsフォルダにレポートを作成するためには、このフォルダに対する読取り、書込みおよび削除の権限をこのロールに付与します。Publisherデベロッパ・ロールには、レポートの実行、レポートのスケジュールおよびレポート履歴の表示の権限が含まれているため、Publisherデベロッパ・ロールが割り当てられたロールが読取りアクセス権を持つすべてのフォルダに対して、これらの権限が自動的に付与されます。