Oracle Siebel CRMセキュリティとの統合

PublisherとSiebelセキュリティの統合を構成するには、次の各項のタスクを実行します。

PublisherロールのSiebel CRMの職責としての設定

PublisherのロールをSiebel CRMの職責として設定したら、これらのロールを適切なユーザーに割り当てます。Publisherでレポート権限を設定する際に使用できるレポート・ロールを追加で作成することもできます。

  1. Siebel管理者の認証資格証明を使用して、「管理」アプリケーション職責に移動します。
  2. 職責リストで、各Publisher機能ロールの新規レコードを追加します。
    • XMLP_ADMIN — Publisherサーバーの管理者ロールとして機能します。

    • XMLP_DEVELOPER — システム内にレポートを作成できます。

    • XMLP_SCHEDULER — レポートをスケジュールできます。

    • XMLP_TEMPLATE_DESIGNER — Template BuilderからPublisherに接続してテンプレートをアップロードおよびダウンロードできます。また、レイアウト・エディタへのアクセス権を付与します。

  3. これらのロールを適切なユーザーに割り当てます。Publisherでレポート権限を設定する際に使用できるレポート・ロールを追加で作成することもできます。たとえば、EXECUTIVE_SALESというロールを作成して、エグゼクティブレベルのレポート・フォルダを割り当てることができます。その後、エグゼクティブ・レポートにアクセスする必要があるユーザーにそのロールを割り当てることができます。
  4. XMLP_ADMINロールは、管理権限を持つユーザーに割り当ててください。

PublisherでSiebelセキュリティを使用するための構成

「管理」ページで、Siebelセキュリティを使用するようにPublisherを構成します。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてPublisherにログインします。「管理」ページで、「セキュリティ構成」を選択します。
  2. このページの「認可」リージョンで、「セキュリティ・モデル」リストから「Siebelセキュリティ」を選択します。次の接続情報を指定します。
    • Siebel Webサービス・エンドポイント文字列

    • 管理者ユーザー名

    • 管理者パスワード

  3. 「適用」をクリックします。Publisherを再起動して、セキュリティの変更を有効にします。

Publisherにログインしなおすと、Publisher機能ロールを追加した職責が「ロールと権限」ページに表示されます。

ロールへのデータソースの追加

特定のデータソースから生成されたレポートを表示するには、レポート利用者のロールに、データソースへのアクセス権限を付与する必要があります。

同様に、特定のデータソースに基づいてデータ・モデルを作成するには、レポート作成者のロールに、データソースへのアクセス権限を付与する必要があります。

  1. 管理」タブの「セキュリティ構成」で、「ロールと権限」をクリックします。
  2. データソースを追加したいロールを探して、「データソースの追加」をクリックします。「データソースの追加」ページが表示されます。
  3. 使用可能なデータソース」リストで適切なデータソースを探して、シャトル・ボタンを使用してロール用の「許可されたデータソース」リストにソースを移動します。
  4. 「適用」をクリックします。
  5. レポート・データソースへのアクセスを必要とするすべてのロールについて繰り返します。

ロールへのカタログ権限の付与

特定のロールがフォルダ内のオブジェクトにアクセスするためには、そのロールに目的のカタログ・オブジェクトへの権限を付与する必要があります。

ロールがフォルダ内のあらゆるオブジェクトに対して同じアクセス権を持つように、カタログ・レベルで権限を付与するか、フォルダ内の各オブジェクトへのアクセス権を個別に割り当てることができます。

  1. カタログで、ロールに必要なカタログ・オブジェクトに移動します。
  2. オブジェクトに対する「詳細」リンクをクリックして、「権限」をクリックし、「権限」ダイアログを開きます。
  3. 「作成」アイコンをクリックして、「ロールの追加」ダイアログを開きます。
  4. 「検索」をクリックして、「使用可能なロール」のリストに値を移入します。
  5. 移動」ボタンを使用して、適切なロールを「使用可能なロール」リストから「選択したロール」リストに移動します。
  6. 「OK」をクリックします。
  7. チェック・ボックスを選択して、ロールに適した権限を有効にします。
  8. フォルダを選択した場合: フォルダ内のすべてのアイテムに選択内容を適用するには、「このフォルダ内の項目への権限の適用」を選択します。