キー・フレックスフィールドの追加

キー・フレックスフィールド参照を使用すると、SELECT、FROM、WHERE、ORDER BYまたはHAVINGの後に出現する句を置換できます。

フレックスフィールド参照は、実行時にパラメータを複数の値に置換する必要があるときに使用します。データ・モデル・エディタは、次のフレックスフィールド・タイプをサポートしています。

  • Where - このタイプの字句は、文のWHEREセクションで使用されます。SELECT文がキー・フレックスフィールド・データに基づいてフィルタできるように、これを使用してWHERE句を変更します。

  • Order by - このタイプの字句は、文のORDER BYセクションで使用されます。結果として作成される出力をフレックス・セグメント値によってソートできるように、これを使用して列の式のリストを取得します。

  • Select - このタイプの字句は、文のSELECTセクションで使用されます。これを使用して、字句定義に基づいてキー・フレックスフィールド(kff)コードの組合せ関連データを取得し、処理します。

  • Filter - このタイプの字句は、文のWHEREセクションで使用されます。SELECT文がOracle Enterprise Scheduling Serviceから渡されたフィルタIDに基づいてフィルタできるように、これを使用してWHERE句を変更します。

  • セグメント・メタデータ - これを使用してフレックスフィールド関連のメタデータを取得します。このメタデータを取得するためにPL/SQLコードを記述する必要はありません。そのかわり、ダミーSELECT文を定義してから、この字句を使用してメタデータを取得します。この字句は、定数文字列を返します。

データ・モデルのフレックスフィールド・コンポーネントを設定してから、次の構文を使用してSQL問合せでフレックスフィールド字句参照を作成します。

&LEXICAL_TAG ALIAS_NAME

たとえば:

&FLEX_GL_BALANCING alias_gl_balancing

SQL問合せを入力したら、「OK」をクリックします

  • 次のように入力します。
    • 字句名 - フレックスフィールド・コンポーネントの名前を入力します。

    • フレックスフィールド・タイプ - 「キー・フレックスフィールド」を選択します。

    • 字句タイプ - リストからタイプを選択します。ここでの選択によって、必要になる追加フィールドが決まります。フレックスフィールドの詳細の入力を参照してください。

    • アプリケーションの短縮名 - このフレックスフィールド(GLなど)を所有しているFusion Applications Suiteアプリケーションの短縮名を入力します。

    • フレックスフィールド・コード - このフレックスフィールドに定義されているフレックスフィールド・コードを入力します。Oracle E-Business Suiteでは、このコードはキー・フレックスフィールドの登録フォームで定義されます(たとえば、GL#)。

    • IDフレックス番号 - フレックスフィールド構造情報を格納しているソース列またはパラメータの名前を入力します。たとえば、101です。パラメータを使用するには、パラメータ名の前にコロンを付けます(たとえば、:PARAM_STRUCT_NUM)。

フレックスフィールドの詳細の入力

「詳細」リージョンに、選択した字句タイプに応じて適切なフィールドが表示されます。

キー・フレックスフィールド・タイプ: Segment Metadataのフィールド

この表では、segmented metadataの詳細フィールドについて説明します。

フィールド 説明

構造インスタンス番号

フレックスフィールド構造情報が格納されているソース列またはパラメータの名前を入力します。たとえば、101です。パラメータを使用するには、:PARAM_STRUCT_NUMのようにパラメータ名の前にコロンを付けます。

セグメント

(オプション)このデータが要求されるセグメントの識別子。デフォルト値は「ALL」です。構文は、Oracle E-Business Suite開発者ガイドを参照してください。

親セグメントの表示

このボックスを選択すると、依存セグメントの親セグメントが、そのセグメントの属性で表示されていなくても、自動的に表示されます。

メタデータ・タイプ

返すメタデータのタイプを選択します。

セグメントの上プロンプト — セグメントの上プロンプト。

セグメントの左プロンプト — セグメントの左プロンプト。

キー・フレックスフィールド・タイプ: Selectのフィールド

次の表に、Selectフレックスフィールド・タイプの詳細フィールドを示します。

フィールド 説明

複数構造インスタンスの有効化

この字句が複数構造をサポートしているかどうかを示します。このボックスを選択することで、潜在的にすべての構造がデータのレポート作成に使用されることを示します。データ・エンジンは、<code_combination_table_alias>.<set_defining_column_name>を使用して構造番号を取得します。

コード組合せ表別名

列名の接頭辞として追加する表別名を指定します。SELECTが別のフレックス表と結合している場合や、自己結合を使用している場合は、TABLEALIASを使用します。

構造インスタンス番号

フレックスフィールド構造情報が格納されているソース列またはパラメータの名前を入力します。たとえば、101です。パラメータを使用するには、:PARAM_STRUCT_NUMのようにパラメータ名の前にコロンを付けます。

セグメント

(オプション)このデータが要求されるセグメントの識別子。デフォルト値は「ALL」です。構文は、Oracle E-Business Suite開発者ガイドを参照してください。

親セグメントの表示

このボックスを選択すると、依存セグメントの親セグメントが、そのセグメントの属性で表示されていなくても、自動的に表示されます。

出力タイプ

次の中から選択します。

  • — ユーザーに表示されるときのセグメント値。

  • パティング値 — ユーザーに表示されるときにパティングされるセグメント値。Number型の値は左側から空白が埋め込まれます。String型の値は右側に空白が埋め込まれます。

  • 説明 — セグメント値の説明。セグメント定義で定義された説明のサイズを超えることはできません。

  • 詳細な説明 — セグメント値の説明(実サイズ)。

  • セキュリティ — 現在の組合せが現在のユーザーに対してセキュリティ保護されている場合は、Yが返されます。それ以外の場合は、Nが返されます。

キー・フレックスフィールド・タイプ: Whereのフィールド

次の表に、Whereキー・フレックスフィールド・タイプの詳細フィールドを示します。

フィールド 説明

コード組合せ表別名

列名の接頭辞として追加する表別名を指定します。SELECTが別のフレックス表と結合している場合や、自己結合を使用している場合は、TABLEALIASを使用します。

構造インスタンス番号

フレックスフィールド構造情報が格納されているソース列またはパラメータの名前を入力します。たとえば、101です。パラメータを使用するには、:PARAM_STRUCT_NUMのようにパラメータ名の前にコロンを付けます。

セグメント

(オプション)このデータが要求されるセグメントの識別子。デフォルト値は「ALL」です。構文は、Oracle E-Business Suite開発者ガイドを参照してください。

演算子

適切な演算子を選択します。

Operand1

条件式の右側に使用する値を入力します。

Operand2

(オプション)BETWEEN演算子の上限値です。

キー・フレックスフィールド・タイプ: Order Byのフィールド

次の表に、Order byフレックスフィールド・タイプの詳細フィールドを示します。

フィールド 説明

複数構造インスタンスの有効化

この字句が複数構造をサポートしているかどうかを示します。このボックスを選択すると、潜在的にすべての構造がデータ・レポート作成に使用されることになります。データ・エンジンは、<code_combination_table_alias>.<set_defining_column_name>を使用して構造番号を取得します。

構造インスタンス番号

フレックスフィールド構造情報が格納されているソース列またはパラメータの名前を入力します。たとえば、101です。パラメータを使用するには、:PARAM_STRUCT_NUMのようにパラメータ名の前にコロンを付けます。

コード組合せ表別名

列名の接頭辞として追加する表別名を指定します。SELECTが別のフレックス表と結合している場合や、自己結合を使用している場合は、TABLEALIASを使用します。

セグメント

(オプション)このデータが要求されるセグメントの識別子。デフォルト値は「ALL」です。構文は、Oracle E-Business Suite開発者ガイドを参照してください。

親セグメントの表示

このボックスを選択すると、依存セグメントの親セグメントが、そのセグメントの属性で表示されていなくても、自動的に表示されます。

キー・フレックスフィールド・タイプ: Filterのフィールド

次の表に、Filterフレックスフィールド・タイプの詳細フィールドを示します。

フィールド 説明

コード組合せ表別名

列名の接頭辞として追加する表別名を指定します。SELECTが別のフレックス表と結合している場合や、自己結合を使用している場合は、TABLEALIASを使用します。

構造インスタンス番号

フレックスフィールド構造情報が格納されているソース列またはパラメータの名前を入力します。たとえば、101です。パラメータを使用するには、:PARAM_STRUCT_NUMのようにパラメータ名の前にコロンを付けます。