配信XML用の問合せの定義
バースティング問合せは、レポートの書式を設定して配信するために必要な情報を提供するように定義するSQL問合せです。
Publisherでは、バースティング問合せの結果を使用して配信XMLを作成します。
のバースティング・エンジンは、配信XMLを各配信方法要素のマッピング表として使用します。Publisherが必要とする配信XMLの構造を次に示します。
<ROWSET>
<ROW>
<KEY></KEY>
<TEMPLATE></TEMPLATE>
<LOCALE></LOCALE>
<OUTPUT_FORMAT></OUTPUT_FORMAT>
<DEL_CHANNEL></DEL_CHANNEL>
<TIMEZONE></TIMEZONE>
<CALENDAR></CALENDAR>
<OUTPUT_NAME></OUTPUT_NAME>
<SAVE_OUTPUT></SAVE_OUTPUT>
<PARAMETER1></PARAMETER1>
<PARAMETER2></PARAMETER2>
<PARAMETER3></PARAMETER3>
<PARAMETER4></PARAMETER4>
<PARAMETER5></PARAMETER5>
<PARAMETER6></PARAMETER6>
<PARAMETER7></PARAMETER7>
<PARAMETER8></PARAMETER8>
<PARAMETER9></PARAMETER9>
<PARAMETER10></PARAMETER10>
</ROW>
</ROWSET>
-
KEY — 配信キー。配信元要素と一致する必要があります。バースト・エンジンは、このキーを使用して、配信基準をバースト・データの特定のセクションにリンクします。必ずselect文で、KEYの前後に二重引用符を使用します。たとえば、次のようにします。
select d.department_name as "KEY",
-
TEMPLATE — 適用するレイアウトの名前。値は、テンプレート・ファイル名(たとえば、invoice.rtfなど)ではなく、レイアウト名(たとえば、Customer Invoice)になります。
-
LOCALE — en-USなどのテンプレートのロケール。
-
OUTPUT_FORMAT — 出力形式。次の表に、バースティング問合せに入力する有効値を示します。
出力フォーマット バースティング問合せに入力する値 この出力形式を生成できるテンプレートのタイプ インタラクティブ
なし
バースティングではサポートされません
HTML
html
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
PDF
pdf
-
Publisher
-
RTF
-
PDF
-
XSLスタイルシート(FO)
RTF
rtf
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
Excel (mhtml)
excel
-
Publisher
-
RTF
-
Excel
-
XSLスタイルシート(FO)
Excel (html)
excel2000
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
Excel (*.xlsx)
xlsx
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
PowerPoint (mhtml)
ppt
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
PowerPoint (.*pptx)
pptx
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
MHTML
mhtml
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
PDF/A
pdfa
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
PDF/X
pdfx
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
圧縮PDF
pdfz
-
Publisher
-
RTF
-
PDF
-
XSLスタイルシート(FO)
FO形式のXML
xslfo
-
Publisher
-
RTF
-
XSLスタイルシート(FO)
データ(XML)
xml
-
Publisher
-
RTF
-
PDF
-
Excel
-
XSLスタイルシート(FO)
-
XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)
-
Etext
データ(CSV)
csv
-
Publisher
-
RTF
-
PDF
-
Excel
-
XSLスタイルシート(FO)
-
XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)
-
Etext
XML
txml
XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)
テキスト
text
-
XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)
-
Etext
-
-
SAVE_OUTPUT — 出力を表示したり「レポート・ジョブ履歴」ページからダウンロードできるPublisherの履歴表に、出力ドキュメントを保存するかどうか示します。
有効な値はtrue(デフォルト)およびfalseです。このプロパティを設定しない場合、出力は保存されます。
-
DEL_CHANNEL — 配信方法。有効な値は次のとおりです。
-
EMAIL
-
FAX
-
FILE
-
FTP
-
OBJECTSTORAGE
-
ODCS
-
PRINT
-
WCC
-
WEBDAV
-
-
TIMEZONE — レポートに使用するタイムゾーン。値はJava形式(America/Los_Angelesなど)にする必要があります。タイムゾーンを指定しない場合、システム・デフォルトのタイムゾーンがレポートの生成に使用されます。
-
CALENDAR — レポートに使用するカレンダ。有効な値は次のとおりです。
-
GREGORIAN
-
ARABIC_HIJRAH
-
ENGLISH_HIJRAH
-
JAPANESE_IMPERIAL
-
THAI_BUDDHA
-
ROC_OFFICIAL (台湾)
提供されない場合は、値GREGORIANが使用されます。
-
-
OUTPUT_NAME — レポート・ジョブ履歴で出力ファイルに割り当てる名前。
-
チャネル別の配信パラメータ — パラメータに必要な値は、選択した配信方法によって異なります。方法ごとのパラメータ値のマッピングを、次の表に示します。すべての配信チャネルが、すべてのパラメータを使用するわけではありません。
配信チャネル | PARAMETERの値 |
---|---|
電子メール (Email) |
PARAMETER1: 電子メール・アドレス PARAMETER2: CC PARAMETER3: 送信元 PARAMETER4: 件名 PARAMETER5: メッセージ本文 PARAMETER6: 添付の値(trueまたはfalse)。出力形式がPDFの場合、PDFを電子メールに添付するには、このパラメータをtrueに設定する必要があります。 PARAMETER7: 返信先 PARAMETER8: Bcc(PARAMETER 9~10は使用しません) |
FAX |
PARAMETER1: FAXサーバー名 PARAMETER2: FAX番号 (PARAMETER 3~10は使用しません) |
ファイル |
PARAMETER1: ディレクトリ PARAMETER2: ファイル名 (PARAMETER 3~10は使用しません) |
FTPおよびSFTP |
PARAMETER1: サーバー名 PARAMETER2: ユーザー名 PARAMETER3: パスワード PARAMETER4: リモート・ディレクトリ PARAMETER5: リモート・ファイル名 PARAMETER6: 保護(この値をtrueに設定するとSecure FTPが有効化されます) (PARAMETER 7~10は使用しません) 管理者によって構成されたFTP配信設定を使用する場合は、ユーザー名(PARAMETER2)およびパスワード(PARAMETER3)の値を入力しないでください。FTPサーバーの構成を上書きしたりパスワードベースの認証を使用する場合のみ、FTPサーバーに有効なユーザー名(PARAMETER2)とパスワード(PARAMETER3)の資格証明を指定してください。 |
オブジェクト・ストレージ |
PARAMETER1: サーバー名 PARAMETER2: 接頭辞 PARAMETER3: ファイル名 |
ODCS (Oracle Content and Experience Cloud) |
PARAMETER1: サーバー名 PARAMETER2: フォルダ名 PARAMETER3: ファイル名 |
プリンタ |
PARAMETER1: プリンタ・グループ PARAMETER2: プリンタ名またはCUPS上のプリンタのプリンタURI。たとえば: PARAMETER3: 印刷部数 PARAMETER4: 面。有効な値は次のとおりです。
パラメータを指定しない場合、片面が使用されます。 PARAMETER5: トレイ。有効な値は次のとおりです。
指定しない場合は、プリンタのデフォルトが使用されます。 PARAMETER6: 印刷範囲。たとえば、3は3ページのみを印刷し、2-5は2ページから5ページまでを印刷します。1,3-5は1ページと、3ページから5ページまでを印刷します。 (PARAMETER 7~10は使用しません) |
WCC |
PARAMETER1: サーバー名 PARAMETER2: セキュリティ・グループ PARAMETER3: 作成者 PARAMETER4: アカウント(オプション) PARAMETER5: タイトル PARAMETER6: プライマリ・ファイル (またはファイル名) PARAMETER7: コメント(オプション) PARAMETER8: コンテンツID(オプション。コンテンツIDは一意であることが必要です) PARAMETER9: カスタム・メタデータ |
WebDAV |
PARAMETER1: サーバー名 PARAMETER2: ユーザー名 PARAMETER3: パスワード PARAMETER4: リモート・ディレクトリ PARAMETER5: リモート・ファイル名 PARAMETER6: 認可タイプ。値はbasicまたはdigest (PARAMETER 7~10は使用しません) |