7 バースティング定義の追加

ここでは、バースティング・レポートのサポートと、データ・モデルにバースティング定義を設定し、データを分割して複数の受信者にレポートを配信する方法について説明します。

バースティングの構成の前提条件

このトピックでは、バースティングを構成するための前提条件をリストします。

データ・モデルにバースティングを定義して、レポートでバースティングを有効にする前に、次の点を確認します:

  • データ・ソースや配信先へのPublisher接続の構成と、ユーザーがリソースにアクセスするための権限の構成を管理者が行っていること。
  • このデータ・モデルに対して、SQL問合せデータセットまたはデータ・モデラーのデータセットを定義しました。
  • データセットが、バースティング定義でデータを分割する要素によって、ソートまたはグループ化されています。
  • Publisherで配信および書式設定の情報を使用できること。次のいずれかの方法で、実行時の情報をPublisherに提供できます。
    • Publisherで使用できるデータベース表に情報を格納する(動的な配信定義の場合)。
    • 静的な配信定義の場合、情報が配信SQLでハードコードされます。
  • このデータ・モデルのレポート定義が作成済であり、レポート・データに適用されるレイアウトを含んでいること。

ビジュアル化されたデータセットを使用したデータ・モデルへのバースティング定義の追加

データ・モデラーのビジュアル化されたデータセットを使用してバースティング定義をデータ・モデルに追加し、バースティングをレポートで有効にできます。

Publisherでデータセットをバースティング定義に追加するとキーや配信チャネルを変更できなくなるため、データ・モデラーで作成されたデータセットをバースティング定義に追加する場合は、データ・モデラーで正しい問合せを作成していることを確認してください。データ・モデラーで、データ・モデルを最初から作成することも、Oracle Analytics Serverで以前にモデル化したビジネス・モデルを使用することもできます。
データ・モデラーのデータセットを使用してデータ・モデルにバースティングを定義し、バースティングをレポートで有効にするには:
  1. データ・モデル・エディタのコンポーネント・ペインで、「バースティング」をクリックして、バースティング問合せを作成します。
  2. 「バースティング定義」表で、「新規バースティングの作成」ボタンをクリックします。
  3. このバースティング定義用に、次の項目を入力します。

    名前 - 問合せの名前を入力します。たとえば、Burst to Emailです。

    タイプ - 「DVデータセット」を選択して、データ・モデラーで定義したデータセットを使用します。

  4. 下部領域で、このバースティング定義用に次の項目を入力します。

    分割方法 - データを分割する基準となるデータセットの要素を選択します。

    配信方法 - データを書式設定および配信する基準となるデータセットの要素を選択します。

    統合出力の有効化 - このオプションを選択して、単一の統合レポートを生成します。

    分割キーの値によるデータのグループ化 - このオプションを選択して、分割キーの値に基づいてデータをグループ化します。

    データセット名 - データ・モデラーに定義されているデータセットを選択します。

  5. 「レポート・プロパティ」ダイアログで、「バースティング有効化」を選択して、レポートに対してバースティングを有効にします。
分割要素と配信要素がデータベースにCLOBとして格納されるXMLドキュメントに属する場合は、「分割」フィールドと「配信元」フィールドに完全なXPATHを入力する必要があります。