制限事項

この項では、PublisherによるPDF 1.7標準のサポートの制限事項について説明します。

次の内容について説明します。

PDFユーティリティは、Publisherでは機能が制限されています。

PublisherのすべてのPDFユーティリティに適用される制限事項を次に示します。

保護されているPDFドキュメントは、PublisherのどのPDFユーティリティへの入力としても使用できません。
Publisherで生成されたPDFドキュメントでは、ほとんどのアクセシビリティ機能がサポートされません。
Unicodeパスワードはサポートされません。
PDFユーティリティは、プレゼンテーション(スライド・ショー)として書式設定された3-Dアートワークおよび入力PDFドキュメントを含む入力PDFに対して適切に動作しない可能性があります。

この項では、FormProcessorユーティリティに適用される制限事項を示します。

PDFDocMergerおよびPDFBookBinderのユーティリティには、次の制限事項が適用されます。

次のような制限事項があります。

出力PDFドキュメントのバージョンは、最初の入力PDFドキュメントに基づいて決定されます。
XFAフォーム(Adobe社のXML Forms Architecture)はサポートされません。
ポータブル・コレクション(ポートフォリオ)はサポートされません。
タグ付けされたPDFドキュメントのタグはマージ後に消失します。
次のオブジェクトは出力に保存されていますが、ナビゲーション・パネルでは、最初の入力PDFドキュメントに含まれるオブジェクトのみが表示されます。
- ブックマーク
- 添付
- レイヤー
- 印刷の特性(用紙の選択、処理、ページ範囲、コピー、スケーリングなど)

PDFSignatureユーティリティには、次の制限事項が適用されます。

次のような制限事項があります。

オブジェクト署名はサポートされません。
埋込みファイルの選択的暗号化はサポートされません。
AES (Advanced Encryption Standard)はサポートされません。
PDFSignatureは、PDF 1.7仕様の第1.2.5項で説明されているデジタル署名の制約および証明書の制約に対して適切に動作しない可能性があります。PDF 1.7仕様の詳細は、Adobe社のWebサイトを参照してください。

http://www.adobe.com/devnet/pdf/pdf_reference.html