3.10.2.5.2 移動オブジェクトのアニメーションの構成

Spatial Studioでマップ上の移動オブジェクトを視覚化するには、マップ・レイヤーでアニメーション設定を構成する必要があります。

次の手順では、データセットの時空間を有効にしており、「アクティブ・プロジェクト」ページでデータセットがプロジェクトにすでに追加されていることを前提としています。詳細は、「データセットの時空間の有効化」を参照してください。
  1. 「アクティブ・プロジェクト」ページの左ペインで、「ビジュアライゼーション」タブをクリックします。
    様々なビジュアライゼーション・オプションがリスト表示されます。
  2. リストから「マップ」をクリックして右側のビジュアライゼーション・ウィンドウにドラッグし、マップ・ビジュアライゼーションを作成します。
    データ・ビジュアライゼーション・レイヤーがない、デフォルトのベースマップが表示されます。
  3. 「アクティブ・プロジェクト」ページの左ペインで、「データ」タブをクリックします。
    プロジェクトにロードされているすべてのデータセットがリスト表示されます。
  4. リストから目的の時空間データセットをクリックして右側のマップ・ビューにドラッグします。次のように、2つのマップ・レイヤーがマップ上に作成されます。

    図3-54 時空間データセットを使用したマップ・ビジュアライゼーション

    図3-54の説明が続きます
    「図3-54 時空間データセットを使用したマップ・ビジュアライゼーション」の説明
    移動オブジェクトのトレイルを表す2番目のレイヤーがSpatial Studioに自動的に追加されます。2つのマップ・レイヤーの詳細は、「時空間マップ・レイヤーの特性」を参照してください。
  5. 次のステップを実行して、トレイルに沿ってオブジェクトのアニメーションを有効にします。
    • 「レイヤー」リストの「データ」タブで、最初のレイヤーに対して「メニュー」アイコンをクリックします。
    • コンテキスト・メニューで「設定」を選択し、「アニメーションの構成」をクリックします。

      次のように、マップ・レイヤーのアニメーション設定が開きます。

      図3-55 アニメーション設定の構成

      図3-55の説明が続きます
      図3-55 「アニメーション設定の構成」の説明
    • 「自動データセット・リフレッシュに基づいてレイヤーをアニメーション化」をオンにします。
    • バックエンドからのデータ・リフレッシュの頻度を指定するには、「自動リフレッシュ間の時間」を指定します。この構成により、時間アニメーションの滑らかさと速度も決まります。

      Spatial Studioでは、ビジュアライゼーションに使用される時空間データセットで構成された「データ変更率」の値と同じデフォルトの頻度値が表示されることに注意してください。

    • 「時間単位」を指定します。
    • 移動オブジェクトのトレイルの長さを指定します。トレイル長の値Nは、リフレッシュのたびにSpatial Studioが移動オブジェクトの直近N秒のデータをフェッチする必要があることを示します。

      ヒント:

      基礎となるデータベース表またはビューに数百万のレコードが含まれている場合、「トレイルの長さ」で構成された直近N秒のデータのみを表示するようにマップ・アニメーションを制限できます。

      Spatial Studioでは、時空間データセットで構成されている「データ変更率」値の15倍となるデフォルトのトレイル長の値が表示され、最も近い整数に丸められることに注意してください。

    アニメーション設定が構成され、マップ上で移動オブジェクトのアニメーションを表示できます。

    ノート:

    移動オブジェクトの記号および色を選択できます。ただし、選択した記号が、「時空間マップ・レイヤーの特性」で説明されている条件に準拠していることを確認してください。