SQL DeveloperとOracle Autonomous Databaseの接続

mTLS認証を使用して、Oracle SQL DeveloperをOracle Autonomous Databaseに接続できます。Oracle Autonomous Databaseとのセキュアな接続を確立するには、ウォレット・ファイルまたはクライアント資格証明が必要です。

Oracleクライアント資格証明またはウォレット・ファイルは、サービス管理者がAutonomous Databaseインスタンスからダウンロードできます。Autonomous Database管理者ではなく、アプリケーションで接続にウォレットが必要になる場合は、管理者からクライアント資格証明を入手する必要があります。

• mTLS認証を使用して接続する場合、Oracle SQL Developerでは、クラウド・ウォレット接続タイプを使用してウォレット・ファイルのサポートが提供されます。バージョン18.2以降を使用することをお薦めします。ただし、以前のバージョンのSQL Developerは、Oracle Walletを使用してAutonomous Databaseと連携します。
• TLS認証を使用して接続する場合、Oracle SQL Developerでは、カスタムJDBC接続タイプを使用してサポートが提供されます。TLS認証を使用した接続の詳細は、TLS認証の使用によるOracle SQL Developerへの接続を参照してください。

• Oracle Cloud InfrastructureコンソールまたはAutonomous Database Serviceコンソールにアクセスします。

• 最新バージョンのOracle SQL Developerのダウンロード

• ウォレットまたはクライアント資格証明のダウンロード

Autonomous Data WarehouseへのmTLS接続を新規作成する場合、Oracle Data Minerをインストールして既存のユーザーに権限を付与する場合、およびユーザーを新規作成して必要な権限を付与する場合は、次のようにします。

1. Oracle SQL Developerを起動し、接続パネルで「接続」を右クリックし、「新規データベース接続」を選択します。

   図4-1 新規データベース接続

   
2. 「接続タイプ」フィールドで、「クラウド・ウォレット」を選択します。
3. 「データベース接続の作成/選択」ダイアログで、次の情報を入力します。
   1. 名前: この接続の名前を入力します。
   2. ユーザー名: データベース・ユーザー名を入力します。サービスの一部として提供されたデフォルトの管理者データベース・アカウントADMINを使用することも、新しいスキーマを作成して使用することもできます。
   3. パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを入力します。
   4. 接続タイプ: 「クラウド・ウォレット」を選択します。

      ノート:

      SQL Developer 18.2を使用している場合は、「クラウドPDB」です。
   5. 構成ファイル: 「参照」をクリックし、クライアント資格証明zipファイルを選択します。
   6. サービス: データベースTNS名を入力します。クライアント資格証明ファイルには、データベースTNS名および対応するサービスが示されているtnsnames.oraファイルが含まれます。

   図4-2 Oracle Autonomous Databaseへの接続

   
4. 「接続」をクリックして、データベースに接続します。
5. SQLワークシートで次のスクリプトを実行します。
   1. Oracle Data MinerをADMINアカウントでインストールするには、SQL Developerホーム・ディレクトリ(sqldeveloper/dataminer/scripts)から次のSQLスクリプトを実行します。

      @@installodmr.sql DATA TEMP

      ここでのDATAおよびTEMPは、Autonomous Databaseで作成された表領域です。
   2. 必要な権限を既存のユーザーに付与するには、sqldeveloper/dataminer/scriptsで次のsqlスクリプトを実行します。

      @@usergrants.sql {username}

   3. 新しいユーザーを作成し、必要な権限を付与するには、sqldeveloper/dataminer/scriptsで次のsqlスクリプトを実行します。

      @@createuser.sql {username} {password}

これで、SQL DeveloperをOracle Autonomous Databaseと接続するタスクは完了です。次に、Oracle Data Minerリポジトリをインストールする必要があります