2.9 データベースへのアクセス

次のコマンドを使用して、異なるデータベース上の表との間でデータのアクセスおよびコピーを行います。

CONN[ECT] [{<logon>| / |proxy} [AS {SYSOPER | SYSDBA | SYSASM}] [edition=value]]

ここで、logonの構文は次のとおりです。

username[/password]@connect_identifier

ここで、proxyの構文は次のとおりです。

proxyuser[username] [/password] [@connect_identifier]   

ノート:

proxy内のusernameを囲むカッコは必須構文です。

指定されたユーザー名でOracle Databaseに接続します。connect_identifierを省略すると、SQLclによって、デフォルトのデータベースに接続されます。usernameまたはpasswordあるいはその両方を省略すると、SQLclによってそれらの入力を求めるプロンプトが表示されます。CONNECTの後にスラッシュ(/)を入力すると、デフォルト(OPS$)のログオンが接続に使用されます。

CONNECTコマンドを実行すると、サイト・プロファイルglogin.sqlおよびユーザー・プロファイルlogin.sqlがその順序で処理されます。CONNECTは、初期接続が失敗した場合、ユーザー名またはパスワードの再入力をプロンプトしません。

DISC[ONNECT]

データベースに対する保留中の変更をコミットし、現行のユーザーをOracleからログオフします。ただし、SQLclは終了しません。SQLclコマンドラインでは、EXITまたはQUITを使用してOracleからログアウトし、コンピュータのオペレーティング・システムに制御を戻します。

COPY {FROM database | TO database | FROM database TO database} {APPEND | CREATE | INSERT | REPLACE | APPEND_BYTE | CREATE_BYTE | REPLACE_BYTE} destination_table[(column, column, column, ...)] USING query

ここで、databaseの構文は次のとおりです。

username[/password]@connect_identifier

問合せから、同じデータベースまたは別のデータベースにある表にデータをコピーします。APPENDCREATEINSERTまたはREPLACEは、COPYによる宛先表の既存のコピー(存在する場合)の処理方法を指定します。USING queryは、ソース表を識別し、COPYでコピーされる行と列を決定します。COPYでは、CHARDATELONGNUMBERおよびVARCHAR2の各データ型がサポートされます。

PASSW[ORD] [username]

パスワードを変更できます。入力デバイスには表示されません。

XQUERY xquery_statement

SQLclからXQueryを実行できます。