2 Oracle SQLclの使用

Oracle SQLcl (SQL Developerコマンドライン)は、Oracle Database用のJavaベースのコマンドライン・インタフェースです。SQLclを使用すると、SQL文およびPL/SQL文を対話式またはバッチ・ファイルで実行できます。SQLclは、インライン編集、文の完了、コマンドの再呼出しを提供し、既存のSQL*Plusスクリプトもサポートします。

Oracle SQLclはOracle Technology Networkからダウンロードできます。

ノート:

  • SQLclを実行するには、Oracle Java 11以降のバージョンをインストールする必要があります。Javaバージョンが11未満の場合、SQLclのインストールは失敗し、次のエラー・メッセージが表示されます。Error: A JNI error has occurred, please check your installation and try again Exception in thread "main" java.lang.UnsupportedClassVersionError:java -versionコマンドを使用して、Javaのバージョンを確認します。

  • Windowsでは、次のディレクトリでJavaが検索されます。
    • SQLcl (sql.exe)の場合:

      ..\..\jdk\jre\bin;%JAVA_HOME%\bin;%PATH%;%ORACLE_HOME%\jdk\jre\bin

    • Oracle DatabaseとともにインストールされるSQLclの場合:

      %JAVA_HOME%\bin;%PATH%;..\jdk\jre\bin;%ORACLE_HOME%\jdk\jre\bin

  • これらのディレクトリにJavaファイルが見つからない場合、最小バージョンが11.0.9 (つまり、これ以上のバージョン)のJavaがレジストリで検索されます。
  • JavaScriptは、Oracle Java 14以降のバージョンには含まれていません。GraalVMをダウンロードしてインストールしてから、コマンドgu install jsを使用してGraalVMにJavaScriptをインストールすることをお薦めします(GraalVM JavaScriptスタート・ガイドを参照)。

この章のトピックは、次のとおりです: