2.6 コマンドの入力と実行

次のコマンドを使用して、SQLコマンドおよびPL/SQLブロックの実行と経過時間に関する情報を収集します。

/ (スラッシュ)

SQLバッファに格納されている、最後に実行されたSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを実行します。コマンドは表示されません。SQLclコマンドラインのコマンド・プロンプトまたは行番号プロンプトでスラッシュ(/)を使用します。

EXEC[UTE] statement

1つのPL/SQL文またはストアド・プロシージャを実行します。

R[UN]

SQLバッファに格納されている、最後に実行されたSQLclコマンドまたはPL/SQLブロックを表示して実行します。バッファにはコマンド履歴リストはなく、またSQLclコマンドは記録されません。

TIMI[NG]

タイミングはスイッチとしてのみ使用できます。

次のコマンドを使用して、ヘルプ・システムにアクセスします。

HELP | ? [topic]

コマンドラインのヘルプ・システムにアクセスします。トピックのリストを表示するには、HELP INDEX または? INDEXを入力します。Oracle Databaseライブラリ(http://www.oracle.com/technology/documentation)を参照できます。

次のコマンドを使用して、オペレーティング・システムのコマンドを実行します。

HO[ST] [command]

SQLclを終了せずに、オペレーティング・システムのコマンドを実行します。オペレーティング・システムのプロンプトを表示するには、コマンドを含めずにHOSTを入力します。そのプロンプトでは、複数のオペレーティング・システム・コマンドを入力できます。

オペレーティング・システムによっては、HOSTのかわりに「!」などの文字を使用できます。(UNIXの場合、Windowsの場合は「$」)。詳細は、各オペレーティング・システム向けに提供されているOracleインストレーション・ガイドおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

_RC変数を使用すると、HOSTで実行されたコマンドの終了ステータスを返すことができます。

ノート:

bequeathプロトコルを使用してデータベースに接続する場合(クライアント接続がリスナーを介さずに専用サーバー・プロセスに直接渡される場合)、_RC変数は自動的に更新されません。sqlnet.ora構成ファイルでbequeath_detach=yesを設定して、_RC変数を更新します。

次のコマンドを使用して、SQLclコマンドの履歴を再呼出しします。

HISTORY [index | FULL | USAGE | SCRIPT | TIME | CLEAR (SESSION)?] | FAILS

  • 上下の矢印キーを使用して、プロンプトで履歴アイテムをナビゲートします。

  • HISTORYコマンドは、履歴の内容を出力する場合に使用します。

  • 履歴は、最後の100文に制限されています。

  • SET HISTORY LIMIT Nでは、デフォルトの制限を変更できます。Nは最大数です。

  • 履歴はSQLclセッション間で保持されます。

  • デフォルトでは、SHOWHISTORYCONNECTおよびSETコマンドは履歴に保存されません。

  • SET HISTORY FILTERを指定すると、履歴に記録しないコマンドを設定できます。