13 パフォーマンス・ハブ・ページ

ノート:

Oracle Database 19c以降のリリースのDBAロールおよびPDB_DBAロールを持つデータベース・ユーザーとしてサインインした場合にのみ使用可能です。
パフォーマンス・ハブ・ページには、指定した期間のパフォーマンス・データが表示されます。

「パフォーマンス・ハブ」ページにナビゲートするには、次のいずれかを実行します。

  • 「起動パッド」ページで、「パフォーマンス・ハブ」をクリックします。

  • セレクタ セレクタ・アイコン をクリックして、ナビゲーション・メニューを表示します。「モニタリング」で、「パフォーマンス・ハブ」を選択します。

ノート:

「パフォーマンス・ハブ」ページは、フランス語、日本語、韓国語、繁体字中国語および簡体字中国語のユーザー・インタフェース言語で使用できます。「プリファレンス」で言語を「ドイツ語」、「スペイン語」、「イタリア語」または「ポルトガル語」に変更すると、「パフォーマンス・ハブ」ページは英語に戻ります。

「パフォーマンス・ハブ」ページは次の部分から構成されています。

  • 時間範囲領域: パフォーマンス・データを表示する期間を指定するには、ページ上部の時間範囲領域のコントロールを使用します。

  • ASH分析タブ: 指定した期間の様々なディメンションでASH (アクティブ・セッション履歴)情報を調査するには、このタブを使用します。

  • SQLモニタリング・タブ: 指定した期間の各ディメンション別の上位100個のSQL文の実行を表示したり、選択したSQL文の実行の詳細を表示したりするには、このタブを使用します。

時間範囲領域

パフォーマンス・データを表示する期間を指定するには、時間範囲領域で次のコントロールを使用します。

  • 期間の選択: タイムラインに表示されるタイムフレームを設定するには、時間範囲領域の右上にあるこのドロップダウン・リストを使用します。過去1時間過去8時間過去24時間先週を選択するか、「カスタム」を選択して独自のタイムフレームを定義できます。

  • タイムライン: タイムラインには、タイムフレーム・ドロップダウンで選択したタイムフレームのグラフが表示され、その期間の待機、ユーザーI/OおよびCPU使用率が表示されます。その最後には時間スライダがあります。

  • 時間スライダ: 時間スライダは、現在のタイムラインに沿って前後にドラッグできるボックスです。パフォーマンス・データを表示するタイムフレーム内の特定の期間を選択するために使用します。時間スライダ上のサイド・ハンドルをドラッグすると、より長い期間や短い期間が含まれるように調整することもできます。

ASH分析タブ

ASH分析タブは、平均アクティブ・セッション・グラフとその下にある2つのセカンダリ表で構成されています。

  • 平均アクティブ・セッション・グラフ: このグラフには、時間スライダで定義した期間のパフォーマンス情報が表示されます。グラフのタイトルの右にあるドロップダウン・リストからディメンションを選択して、「待機クラス」待機イベント「サービス」などの様々なディメンションの情報のグラフを作成できます。

    平均アクティブ・セッション・グラフ領域を右クリックしてAWRレポートの生成を選択すると、現在の期間のAWR (自動ワークロード・リポジトリ)レポートをダウンロードできます。

    ASHおよびAWRの詳細は、Oracle Database概要アクティブ・セッション履歴(ASH)および自動ワークロード・リポジトリ(AWR)を参照してください。

  • セカンダリ表: 平均アクティブ・セッション・グラフの下にある2つの表には、グラフで選択された情報ディメンションが、選択した別のディメンションによってフィルタされて表示されます。たとえば、平均アクティブ・セッション・グラフに「待機クラス」が表示されている場合は、2つの各セカンダリ表にある「待機クラス」ごとに、SQL IDとユーザー・セッション・ディメンションの情報を表示できます。

    セカンダリ表のSQL IDディメンションとユーザー・セッション・ディメンションには、表にリストされているディメンション・データの「SQLの詳細」ページおよび「セッションの詳細」ページへのリンクがそれぞれ表示されます。

「SQL監視」タブ

SQLモニタリングタブには、選択した期間に実行中であったか、完了した上位100個のモニタリング対象SQL文の表が表示されます。

表には、監視対象のSQL文の実行に関する情報が表示されています。「ステータス」列に緑色の回転アイコンがある場合は、選択した期間に監視対象の文が完了しませんでした。赤の十字は、エラーまたはセッションが終了したことが原因でSQLが完了しなかったことを示します。「ステータス」列にチェック・マークがある場合は、選択した期間に文の実行が完了しています。

SQL文は、CPUまたはI/O時間を5秒以上消費した場合にのみ監視されます。

文のステータス、文の期間、文のタイプ(SQL、PL/SQLまたはDBOP)、文のSQL ID、文のSQL計画ハッシュ、文を発行したユーザー、文がシリアル・ステートメントとして実行されたかパラレル・ステートメントとして実行されたか、データベースが文のCPUアクティビティ、I/Oまたはその他のアクティビティの実行に費やした時間、文に関連付けられた読取りおよび書込みリクエストとバイト、文の開始時間と終了時間などの情報を表示できます。

「SQL ID」をクリックすると、そのSQL文の詳細を含むSQLの詳細ページが表示されます。