13 カタログ・ツール

カタログ・ツールを使用すると、Oracle Autonomous Database内のデータおよび接続されたデータを参照、検索および検出できます。

Autonomous Databaseカタログは、現在接続されているAutonomous Database内だけでなく、様々な他の接続されたシステム内のデータおよびその他のオブジェクトを検索する方法を提供するマルチカタログ・ツールです。

カタログ・ツールを使用すると、クラウド内外のどこからでも、接続されたデータ・アセットを検索、検出、ロードまたはリンクできます。また、他のシステムに新しいカタログをマウントし、接続されたAutonomous Database内のデータやその他のアイテムを検索することもできます。

カタログ・ツールを使用して、新しいカタログを次の場所にマウントできます:
  • テナンシ内の他のAutonomous Database。
  • DBリンクを使用して接続できるその他のデータベース(Autonomous Databaseが接続できるオンプレミス・データベースなど)。
  • 共有データ(デルタ共有を使用してDataBricksから共有されるデータなど)。
  • AWS GlueやOCIデータ・カタログなどの既存の外部データ・カタログ。

「カタログ」ページにアクセスするには、起動パッドの「Data Studio」タブで「カタログ」メニューを選択します。


catalog.pngの説明が続きます
図catalog.pngの説明

または、セレクタセレクタアイコンをクリックし、ナビゲーション・ペインの「Data Studio」メニューから「カタログ」を選択します。

ノート:

「カタログ」カードが表示されない場合は、データベース・ユーザーに必要なDWROLEロールがありません。

次のコマンドを実行して、ユーザーにDWROLEを付与します:
GRANT DWROLE TO ANALYST;

この章では、カタログ・ツールの機能およびテクニカル・アーキテクチャについて説明します。

ツールのマルチ・カタログ機能の有効化

このツールのマルチ・カタログ機能を有効にするには、ORACLE_CATALOGSロールが必要です。

ノート:

ユーザーにORACLE_CATALOGSロールが付与されるまで、接続されたローカルのAutonomous Databaseカタログのみをマウントするように制限されます。

ORACLE_CATALOGSロールがない場合は、adminとして次のコマンドを実行し、ORACLE_CATALOGSロールをuserに付与します:
CREATE ROLE ORACLE_CATALOGS;
    GRANT ORACLE_CATALOGS TO USER;

次の各トピックでは、カタログ・ツールとその使用方法について説明します。