9.7.2 データベース・ダッシュボードのアクティビティ
「モニター」タブには、Autonomous Databaseのパフォーマンス・データ、アクティビティおよび使用状況に関するリアルタイムおよび履歴の情報が表示されます。
ノート:
「モニター」タブのデフォルト・ビューはリアルタイムです。このビューには過去1時間のパフォーマンス・データが表示されます。このページのチャートは、次のとおりです:
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データベース・アクティビティ
このチャートには、CPUを使用しているか、待機イベントを待機しているデータベース内のセッションの平均数が表示されます。待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
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CPU使用率(ECPUコンピュート・モデルを使用)
このチャートには、各コンシューマ・グループのCPU使用率が表示されます。使用率は、データベースで使用可能なCPUの数(ECPUの数)を基準にしてレポートされます。たとえば、データベースに4つのECPUがある場合、このグラフの割合は4つのCPUに基づきます。
コンピュート自動スケーリングが有効になっているデータベースでは、使用率は、データベースで使用できるCPUの最大数(ECPUの数の3倍)を基準にしてレポートされます。たとえば、自動スケーリングが有効な4つのECPUがデータベースにある場合、このグラフの割合は12個のCPUに基づきます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性および優先度の管理を参照してください。
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CPU使用率(OCPUコンピュート・モデルを使用)
このチャートには、各コンシューマ・グループのCPU使用率が表示されます。使用率は、データベースで使用可能なCPUの数(OCPUの数の2倍)を基準にしてレポートされます。たとえば、データベースに4つのOCPUがある場合、このグラフの割合は8つのCPUに基づきます。
コンピュータの自動スケーリングが有効になっているデータベースでは、使用率は、データベースで使用できるCPUの最大数(OCPUの数の6倍)を基準にしてレポートされます。たとえば、自動スケーリングが有効な4つのOCPUがデータベースにある場合、このグラフの割合は24個のCPUに基づきます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性および優先度の管理を参照してください。
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実行中の文
このチャートには、各コンシューマ・グループで実行中のSQL文の平均数が表示されます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性および優先度の管理を参照してください。
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キューされた文
このチャートには、各コンシューマ・グループでキューに入れられたSQL文の平均数が表示されます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性および優先度の管理を参照してください。
以前のデータを表示するには、「期間」をクリックします。パフォーマンス・データのデフォルトの保存期間は30日です。「期間」ビューのデフォルトでは、チャートに過去8日間の情報が表示されます。
「期間」ビューでは、カレンダを使用して、過去30日内の特定の期間を参照できます。時間スライダを使用して、パフォーマンス・データの表示期間を変更することもできます。
ノート:
保存期間は、PL/SQLプロシージャDBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGS
を使用して、自動ワークロード・リポジトリの保存期間設定を変更することで変更できます。保存期間を長くすると、パフォーマンス・データのストレージ使用量が増えることに注意してください。『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。