1 このリリースの新機能
Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1では、Oracle Database Applianceハードウェア・モデルでOracle Database 19cの機能がサポートされています。
新機能
このリリースでは、Oracle Database ApplianceモデルX10-HA、X10-LおよびX10-Sのプロビジョニングがサポートされています。Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1にベア・メタル・デプロイメントを作成できます。また、Oracle Database Appliance DBシステムの作成も可能です。Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1をデプロイする前に、このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題の章で重要な修正について確認してください。
Oracle Database 19cの機能については、Oracle Databaseドキュメント・ライブラリ(https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/index.html)を参照してください。
このリリースでは、次の新機能が提供されています。
- Oracle Database Appliance X10でのOracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントのプロビジョニング
このリリースでは、Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1のベア・メタル・デプロイメントのプロビジョニングがサポートされています。
ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドのOracle Database Applianceベア・メタル・システムのプロビジョニングの章を参照してください。
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Oracle Database Applianceベア・メタル・システム上のOracle Linux 8
このリリースでは、Oracle Database Appliance X10でのOracle Linux 8のプロビジョニングがサポートされています。追加の構成は必要ありません。ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドのOracle Database Applianceベア・メタル・システムのプロビジョニングの章を参照してください。
- Oracle Database Appliance X10でのOracle Database Appliance KVMおよびDBシステムのプロビジョニング
このリリースでは、Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1のKVMおよびDBシステムのプロビジョニングがサポートされています。
ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドのOracle Database Appliance KVMデプロイメントの管理の章を参照してください。
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Oracle Database Appliance DBシステムでのOracle Database 21cおよび19cデータベースのサポート
このリリースでは、DBシステムでのOracle Databaseリリース21.8、21.7、21.6、21.5、19.20、19.19、19.18、19.17、19.16および19.15のデータベースの作成をサポートしています。インストールされるOracle Grid Infrastructureソフトウェアのバージョンは、インストールするOracle Databaseのバージョンと同じです。バージョンは、database
の属性version
を使用して、データベース・システムのJSONペイロードで指定されます。DBシステムでOracle Database 21cおよび19cのデータベースを作成するためのJSONファイルの変更の詳細は、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
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Oracle Database Appliance X10でのセキュア・ブートのサポート
セキュア・ブートは、システムをブートできるバイナリを制限するために使用する方法です。このリリースでは、Oracle Database Appliance X10でセキュア・ブートがデフォルトで有効になっています。ハードウェア・モデルの『Oracle Database Applianceセキュリティ・ガイド』のシステムの起動に使用するバイナリの制限のトピックを参照してください。
- ブラウザ・ユーザー・インタフェースからのOracle Database Applianceドキュメントへのアクセス
このリリースのOracle Database Applianceドキュメント・セットには、ブラウザ・ユーザー・インタフェースからアクセスできます。
BUIの右上隅に検索ボックスがあります。検索結果として、BUIで新しいウィンドウとして表示されるドキュメント・ページへのリンクが表示されます。「Help」ボタンをクリックすると、タブのコンテキストに関連するドキュメントからのリンクが表示されます。BUIには、Oracle Database Applianceドキュメント・ページの検索結果とともに、検索問合せに関連するよくある質問(FAQ)も表示されます。また、検索ボックスでDCS-10001、DCS-10032などのDCSエラー・コードを検索し、これらのエラー・コードを含むドキュメント・ページへのリンクを取得することもできます。検索問合せを指定すると、関連するドキュメント、FAQ、およびDCSエラーコード・リンクがBUIの新しいウィンドウに表示されます。
リリースのドキュメントの最新の更新については、オンラインのOracle Database Applianceドキュメント・ライブラリ(https://docs.oracle.com/en/engineered-systems/oracle-database-appliance/index.html)を参照してください。
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Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの更新
このリリースでは、ベア・メタル・システムの次のOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの更新(2023年7月Oracle Databaseリリース更新)が提供されています:
- 19.20.0.0.230720
Oracle Grid Infrastructureクローン、Oracle DatabaseクローンおよびISOイメージのパッチ
パッチの詳細およびリンクについては、Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1のパッチの章を参照してください。
Oracle Database ApplianceのパッチはMy Oracle Supportで入手できます。パッチを選択するときは、ドロップダウン・リストからOracle Database Applianceリリース19.20.0.1を選択していることを確認してください。-
ODACLI/DCSスタック用のOracle Database Appliance 19.20.0.0.0 GIクローン: パッチ30403673を使用して、デプロイメントをOracle Database Applianceのこのリリースに更新します。このパッチを使用して、Oracle Database Applianceの初期デプロイメントも実行します。このバンドルには、工場出荷時の状態のOracle Database Applianceにデプロイする最新のOracle Grid Infrastructureコンポーネント、またはオペレーティング・システムのISOイメージを使用して再イメージ化されたOracle Database Applianceが含まれています。このパッチは、すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(ベア・メタル)を対象としています。
- ODACLI/DCSスタック用のOracle Database Appliance RDBMSクローン: Oracle Database 19.20.0.0.230720ソフトウェア・クローン・ファイルを使用して、19.20.0.0.230720 Oracle Databaseホームを作成します。パッチ30403662は、この更新のデータベース・クローンを提供します。このパッチは、すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(ベア・メタル・システム)を対象としています。
- KVM用のOracle Database Appliance 19.20.0.1.0 DBシステム・イメージのダウンロード: KVMデータベース・システム・テンプレートを使用して、Oracle Database Applianceリリース19.20.0.1のKVMベースの仮想化をデプロイします。パッチ32451228は、この更新のソフトウェアを提供します。
- すべてのプラットフォームのOracle Database Appliance 19.20.0.1.0 OS ISOイメージ: このパッチを使用して、Oracle Database Appliance 19.20.0.1のオペレーティング・システムを再イメージ化します。パッチ30403643は、この更新のソフトウェアを提供します。
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DBシステム用のOracle Database Appliance 21.8.0.0.221018 GIクローン: パッチ33152235を使用して、Oracle Database 21cデータベースを作成するためのDBシステムでOracle Database Applianceの初期デプロイメントを実行します。このパッチは、DBシステムを使用したOracle Database Applianceハードウェア・モデル専用です。
- DBシステム用のOracle Database Appliance 21.8.0.0.221018データベース・クローン・ファイル: Oracle Database 21.8.0.0.221018ソフトウェア・クローン・ファイルを使用して、21.8.0.0.221018 Oracle Databaseホームを作成します。パッチ33152237は、この更新のデータベース・クローンを提供します。このパッチは、DBシステムを使用したOracle Database Applianceハードウェア・モデル専用です。