リソース稼働集計表
「リソース稼働集計表」では、リソース/ロールの数量またはコストの稼働状況を分析します。プロジェクトのすべてのロールおよびリソースのコストまたは数量情報を特定のプロジェクトについて、または企業全体のすべてのプロジェクトについて(割当合計)確認することができます。集計表のフィールドを選択して、表示するコストまたは数量情報を指定したり、データ値を表示するタイムスケールを設定することもできます。適切なセキュリティ権限があれば、集計表で、予算/計画工数および残(最早)工数の値を手動で入力できます。
「リソース稼働集計表」を使用して、以下のことを行えます。
- リソース・データをすばやく分析できます。
- 過去の期間の実績データを表示できます。
- リソースまたはロールデータを表示できます。
- リソース、ロール、およびアクティビティをフィルタできます。
- リソース・データをグループ化およびソートできます。
- 将来のリソース分布を手動で計画できます。
「アクティビティ」ウィンドウでは、「リソース稼働集計表」は下部レイアウトにのみ表示できます。
全プロジェクトの情報を表示するよう選択した場合、下部レイアウトは2つのウィンドウに分割されます。
- 左側ウィンドウには、現在の表示に応じて、階層構造に保存されているすべてのリソースまたはロールが表示されます。
- 右側ウィンドウには、各リソースまたはロールに割り当てられたアクティビティの値が表示されます。
特定のプロジェクトの情報を表示するよう選択した場合、下部レイアウトは3つのウィンドウに分割されます。
- 左側ウィンドウには、現在の表示内容に応じて、階層構造に保存されているすべてのリソースまたはロールが表示されます。
- 中央のウィンドウには、左側ウィンドウで選択しているリソースまたはロールのアクティビティ割当がすべて表示されます。
- 右側ウィンドウには、左側ウィンドウで選択しているリソースまたはロールに割り当てられたアクティビティの値が表示されます。
「リソース割当」ウィンドウでは、「リソース稼働集計表」は右側ウィンドウに表示できます。
「リソース稼働集計表」に表示されるリソースまたはロールをグループ化、ソート、またはフィルタすることができます。
ヒント
- 「リソース稼働集計表」で保存された過去期間実績値を表示できます。下部レイアウトの右側ウィンドウで「表示オプション」バーをクリックし、「集計表フィールド」、「カスタマイズ」を選択します。「累積」および「時間間隔」の両方の「財務期間値」セクションに使用可能な過去期間実績フィールドがリストされます。「列」ダイアログ・ボックスに「財務期間値」セクションが表示されない場合、「ユーザー・プリファレンス」、「アプリケーション」タブで列として表示可能な財務期間の範囲を指定する必要があります。「財務期間値」フィールドを表示すると、財務期間ごとに保存された過去期間実績が、財務期間ごとにその開始日から終了日までの間で均等に配分され、保存されたこれらの期間数量に基づいてアーンド・バリュー計算が行われます。その他の列の場合、実績がアクティビティまたは割当の実績開始日から計算日または実績終了日まで均等に配分されます。
- 財務期間タイムスケールを表示し、すべてのプロジェクト(開示中のプロジェクトだけではなく)のデータを表示している場合、格納中のプロジェクトのデータを正確に表示するには、アクティビティおよびリソース・データを財務期間ごとに集計する必要があります。
P6 Professionalデータベースに接続している場合: 管理者権限がある場合、プロジェクトを集計する際にアクティビティおよびリソース・データが財務期間ごとに集計されるようにするには、「管理」、「管理プリファレンス」を選択して「オプション」タブを選択し、「財務期間ごと」チェックボックスをオンにします。
P6 EPPMデータベースに接続している場合: 管理者権限がある場合、プロジェクトを集計する際にアクティビティおよびリソース・データが財務期間ごとに集計されるようにするには、P6の「アプリケーションの設定」ページから実施できます。
- 適切なセキュリティ権限があれば、「計画工数」および「残(最早)工数」フィールドを編集できます。これらのフィールドのデータを手動で入力/編集できるかどうかは、ユーザー・プリファレンス設定、タイムスケール設定、およびその他の要因により決まります。手動での計画に適するアクティビティ・タイプについては、将来期間バケット計画を参照してください。「リソース稼働集計表」でのデータの入力/編集に関する詳細とトラブルシューティングについては、将来期間バケット計画に関するFAQを参照してください。
- 「範囲貼付」を使用して、Excelから「リソース稼働集計表」にデータを直接貼り付けることができます。関連項目: Microsoft ExcelからP6 Professionalへのデータのコピーと貼付け
注意
- 将来期間のリソース分布を手動で計画したい場合、「アクティビティ」ウィンドウの「リソース稼働集計表」に、開示中のプロジェクトのデータのみ表示する必要があります。集計表にすべてのプロジェクトのデータが表示されている場合、「表示オプション」バーをクリックしてから、「全プロジェクトの表示」をオフにします。「表示オプション」バーのタイトルが「表示: 開示中プロジェクトのみ」に変わります。
- 「リソース稼働集計表」の階層構造は、リソース・グループのロールアップされた値を表すわけではありません。すなわち、リソース・グループを選択したときに集計表に表示される値は、そのグループに直接関係のある値だけです。グループに属する個々のリソースの値は表示されません。
- 現時点実績値(過去期間実績値ではなく)を表示し、リソースの工数/コストを均等に配分しない場合、これらの値を非線形に配分するリソース・カーブを使用するか、または値を手動で入力します。「リソース稼働集計表」にはリソース・カーブが反映されます。リソース・カーブを適用したときにアクティビティの作業計画が正確に作成されない場合、各期間のリソース分布を最も正確に作成するには、値を手動で入力する必要があります。過去期間実績値を表示する場合、リソースの工数/コストが財務期間によって配分されます。
- 複数のリソース・レートは「リソース稼働集計表」に反映されません。
- 選択したアイテムで労務/非労務リソースおよび資材タイプのリソースが混在している場合、集計行のセルにダッシュが表示されます。
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最終発行 2024年7月2日