26.13 PgxFrameの表形式データ構造

PgxFrameは、表形式データをロード、格納および操作するためのデータ構造です。これには行と列が含まれます。PgxFrameには複数の列を含めることができ、各列は同じデータ型の要素で構成され、名前を持ちます。名前とデータ型を含む列のリストによって、フレームのスキーマが定義されます。(PgxFrameの行の数はフレームのスキーマの一部ではありません。)

PgxFrameには、さらにPgxFrameを出力するいくつかの操作が用意されています(このチュートリアルで後述します)。それらの操作は、メモリーを節約するためにインプレースで実行できます(つまり、操作中にフレームが変更されます)。可能な場合は常にインプレース操作を使用してください。ただし、アウトプレースのバリアントも用意しています。つまり、操作中に新しいフレームが作成されます。

次の表に、すべてのインプレース操作と、それぞれのアウトプレース操作を示します。

表26-8 インプレース操作とアウトプレース操作の間のマッピング

インプレース操作 アウトプレース操作
headInPlace head
tailInPlace tail
flattenAllInPlace flattenAll
renameColumnInPlace renameColumn
renameColumnsInPlace renameColumns
selectInPlace select