ECMP静的ルーティングを使用した三角形トポロジ

ECMP Triangleは、単一のデータ・センター・ルーターまたはスイッチを使用したピアリングが可能です。

構成プロパティ

  • 三角形トポロジ - 両方のスパイン・スイッチが1つのデータセンター・スイッチに接続されている

  • 静的ルーティング - アップリンクからのすべてのエグレス・トラフィックは、データ・センターのピア・ネットワーク・デバイスに構成された単一のゲートウェイIPを経由

  • ECMP - 複数の冗長リンクまたはパスにわたる帯域幅の最適化

  • 個別の/30サブネット - 各アップリンクは、 /30サブネット内の1つのデータ・センター・スイッチ・ポート・チャネルに1つのスパイン・スイッチ・ポート・チャネルを接続

トポロジのハイライト

  • すべてのアップリンクは、rate=fastを使用してLACP/アクティブ・ポート・チャネルとして構成されます

  • ポート・チャネルPo41は、両方のスパイン・スイッチで構成されたリンクのセットを表します。 ポート・チャネルPo14およびPo114は、ToRスイッチで構成された対応するリンク・セットを表します。

  • スパイン・スイッチに接続するToRスイッチ・ポートは、アクセス・モードで設定する必要があります。 スパニング・ツリー・プロトコルは無効にする必要があります。

  • 2つの一意のサブネットが必要: /30サブネット・サイズをお薦めしますが、ToRスイッチがサポートする場合は/31を使用できます。

    • ToRスイッチへの均等コストの静的ルートは、自動的に設定されます。

    • エグレス・トラフィックは、2つのアップリンクのいずれかにハッシュできます。

    • 特定のVCN/VMエグレス・トラフィックを1つの特定のアップリンクを介して分離することはできません。


ECMP静的ルーティングを使用した三角形トポロジ内のアップリンクの参照構成と、分離された管理ネットワークを示す図。

スパイン・スイッチ構成詳細

  • スパイン・スイッチ1

    interface port-channel41
      no shutdown
      mtu 9216
      ip address 10.25.16.2/30
      no ipv6 redirects
      ip proxy-arp
      ip nat outside
    
    ip route 0.0.0.0/0 po41 10.25.16.1 20
    ip route 0.0.0.0/0 po41 10.25.16.5 100
  • スパイン・スイッチ2

    interface port-channel41
      no shutdown
      mtu 9216
      ip address 10.25.16.6/30
      no ipv6 redirects
      ip proxy-arp
      ip nat outside
    
    ip route 0.0.0.0/0 po41 10.25.16.5 20
    ip route 0.0.0.0/0 po41 10.25.16.1 100