2 Oracle Database Applianceの概要

Oracle Database Applianceのモデルでサポートされているコンポーネント、機能および特徴について説明します。

Oracle Database Appliance X9-2シリーズのコンポーネントおよび機能

Oracle Database Appliance X9-2シリーズでサポートされている各種機能のリストを参照してください。

次の表に、Oracle Database Appliance X9-2シリーズ・システムでサポートされているコンポーネントおよび機能の一覧を示します。

コンポーネント Oracle Database Appliance X9-2S Oracle Database Appliance X9-2L Oracle Database Appliance X9-2-HA

サーバー・ノード

単一2RUサーバー。

単一2RUサーバー。

2つの2RUサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下側のサーバーはノード0です。上側のサーバーはノード1です。

CPU

1個の16コア2.4 GHz Intel Xeon S4314プロセッサ。

2個の16コア2.4 GHz Intel Xeon S4314プロセッサ。

各サーバー・ノードに2個の16コア2.4 GHz Intel Xeon S4314プロセッサ。

メモリー

256 GB – 定格が3200 MT/秒の8個の32 GB低電圧DDR4 RDIMM。

512 GBまでのオプションのメモリー拡張。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

512 GB – 定格が3200 MT/秒の16個の32 GB低電圧DDR4 RDIMM。

オプションのメモリー拡張は1 TBまで可能です。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

512 GB – 各サーバー・ノードに定格が3200 MT/秒の16個の32 GB低電圧DDR4 RDIMM。

ノード当たり1 TBまでのオプションのメモリー拡張。2つのサーバー・ノードに同容量のメモリーを設置する必要があります。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

ストレージ・デバイス

サーバーには、次のものが含まれています:

  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの内部240 GB M.2 SATA SSD

  • 前面スロット0および1に2個の2.5インチ6.8 TB NVMe SSD (3.5インチ取付け用金具に)

追加のストレージ・オプションはサポートされていません。

サーバーには、次のものが含まれています:

  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの内部240 GB M.2 SATA SSD

  • 前面スロット0および1に2個の2.5インチ6.8 TB NVMe SSD (3.5インチ取付け用金具に)

最大10個のオプションのNVMe SSDを追加できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

サーバー・ノードごとに、次のとおりです。

  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの内部240 GB M.2 SATA SSD

4RUストレージ・シェルフには、次のいずれかの構成が含まれています。

  • (3.5インチ取付け用金具に)2.5インチ7.68 TB SAS SSDが6個、12個または18個の部分的に移入されたストレージ・シェルフ

  • スロット0-23に(3.5インチ取付け用金具に)24個の2.5インチ7.68 TB SAS SSD

  • スロット0-5に(3.5インチ取付け用金具に)6個の2.5インチ7.68 TB SAS SSDおよびスロット6-23に18個の3.5インチ18 TB SAS HDD

部分的に移入されたストレージ・シェルフの場合、オプションの7.68 TB SAS SSDまたは18 TB SAS HDDを追加できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

USB 3.0ポート

サーバーの背面にある1つの外部ポート。

サーバーの背面にある1つの外部ポート。

各サーバー・ノードの背面にある1つの外部ポート。

PCI Express (PCIe) I/Oスロット

10個の外部ロープロファイルPCIe Gen-4スロット。基本構成は次のとおりです。

PCIeスロット6には、次のいずれかが含まれます:

  • デュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ

  • クアッド・ポート(RJ-45) 10Gbase-Tアダプタ

追加のオプション・カード構成を注文できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

10個の外部ロープロファイルPCIe Gen-4スロット。基本構成は次のとおりです。

PCIeスロット6には、次のいずれかが含まれます:

  • デュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ

  • クアッド・ポート(RJ-45) 10Gbase-Tアダプタ

PCIeスロット10にはOracle Retimer Cardが含まれています。

追加のオプション・カード構成を注文できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

サーバー・ノードごとに10個の外部ロープロファイルPCIe Gen-4スロット。基本構成は次のとおりです。

PCIeスロット1にはデュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ(ノード・インターコネクト)が含まれています。

PCIeスロット6には、次のいずれかが含まれます:

  • デュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ

  • クアッド・ポート(RJ-45) 10Gbase-Tアダプタ

PCIeスロット2および9には、デュアルポート外部12Gb/秒SAS3ホスト・バス・アダプタが含まれています

追加のオプション・カード構成を注文できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

クラスタ・デバイス

該当なし

該当なし

ノードとノードを相互接続した1つの統合クラスタ・デバイスが、SFP28接続のある2つの25GbEポートを通して各サーバー・ノードに用意されています。

SASポート

該当なし

該当なし

各サーバー・ノードに4つの外部SAS3ポート。

ストレージ・シェルフに8つのSAS3ポート(4つ使用)。

ストレージ拡張シェルフに8つのSAS3ポート(4つ使用)。

オンボード・イーサネット・ポート

各サーバーの背面パネルにRJ-45コネクタがある1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバーの背面パネルにRJ-45コネクタがある1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタがある1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

ネットワーク管理(NET MGT)ポート

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

シリアル管理(SER MGT)ポート

各サーバーの背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。

各サーバーの背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。

サーバー・ノードごとに背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。

VGAポート

該当なし

該当なし

該当なし

サービス・プロセッサ(SP)

各サーバーには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100/1000Base-T管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

各サーバーには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100/1000Base-T管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

各サーバー・ノードには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100/1000Base-T管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

電源

基本構成には、2つのA269.2 1200Wまたは2つのA271/A271A 1400W電源装置が含まれています。システムの電源装置は冗長(N+N)であり、ホットプラグ可能です。A269.2電源装置を備えたシステムでは、100-127または200-240 VAC電源を使用できます。A271/A271A電源装置を備えたシステムでは、高電圧線200-240 VAC電源が必要です。

ノート:

同じシャーシ内でA269.2電源装置とA271/A271A電源装置を混在させることはサポートされていません。

基本構成には、2つのA269.2 1200Wまたは2つのA271/A271A 1400W電源装置が含まれています。システムの電源装置は冗長(N+N)であり、ホットプラグ可能です。A269.2電源装置を備えたシステムでは、100-127または200-240 VAC電源を使用できます。A271/A271A電源装置を備えたシステムでは、高電圧線200-240 VAC電源が必要です。

ノート:

同じシャーシ内でA269.2電源装置とA271/A271A電源装置を混在させることはサポートされていません。

サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとに2個のホットプラガブルな電源。

サーバー・ノードには、基本構成にA269.2 1200Wまたは2つのA271/A271A 1400W電源装置が含まれています。システムの電源装置は冗長(N+N)であり、ホットプラグ可能です。A269.2電源装置を備えたシステムでは、100-127または200-240 VAC電源を使用できます。A271/A271A電源装置を備えたシステムでは、高電圧線200-240 VAC電源が必要です。

ノート:

同じシャーシ内でA269.2電源装置とA271/A271A電源装置を混在させることはサポートされていません。

DE3-24Cストレージ・シェルフは、100-127または200-240 VAC電源を使用できます

冷却ファン

サーバーごとに、ホットプラガブルの、シャーシ冷却用の4個の80mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。

それぞれの電源に冷却ファンが付いています。

サーバーごとに、ホットプラガブルの、シャーシ冷却用の4個の80mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。

それぞれの電源に冷却ファンが付いています。

サーバー・ノードごとに、ホットプラガブルの、シャーシ冷却用の4個の80mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。

各電源(サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフ)に固有の冷却ファンがあります。

オペレーティング・システム

Oracle Linux。

Oracle Linux。

Oracle Linux。

管理ソフトウェア

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 5.1。

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 5.1。

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 5.1。

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのフロント・パネルおよびバック・パネル

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのフロント・パネルおよびバック・パネルの機能の表示と説明を参照してください。

この項では、Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのフロント・パネルおよびバック・パネルについて説明します。他のOracle Database Applianceモデルがある場合は、Oracle Database Applianceの概要にリストされている該当するリンクを選択してください。

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのフロント・パネル

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのフロント・パネルの機能の図と説明を参照してください。

Oracle Database Appliance X9-2SおよびOracle Database Appliance X9-2Lサーバーはそれぞれ2RUを使用します。

次の図は、標準構成のOracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのフロント・パネルにあるコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

製品シリアル番号(PSN)ラベルとラジオ周波識別(RFID)タグ

2

位置特定LED/ボタン: 白色

3

保守要求LED: オレンジ色

4

電源/OK LED: 緑色

5

電源ボタン

6

ファン障害LED: オレンジ色

7

電源(PS)障害LED: オレンジ色

8

システム過熱警告LED: オレンジ色

9

SP OK LED: 緑色

10

保守禁止

11 - 22

フロント・マウント型ドライブ・スロット: スロット0にNVMe0 (コールアウト11)、スロット1にNVMe1 (コールアウト14)、スロット2-11にフィラー・パネル(コールアウト12、13および15-22)

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのバック・パネル

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのバック・パネルの機能の図と説明を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2Lのバック・パネル上のコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

ファン・モジュール付き電源(PS) 1

2

電源(PS) 1ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

3

ファン・モジュール付き電源(PS) 0

4

電源(PS) 0ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

5

PCIeカード・スロット1: フィラー・パネル

6

PCIeカード・スロット2: フィラー・パネル

7

PCIeカード・スロット3: フィラー・パネル

8

PCIeカード・スロット4:

  • Oracle Database Appliance X9-2S: フィラー・パネル
  • Oracle Database Appliance X9-2L: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

9

PCIeカード・スロット5: フィラー・パネル

10

未使用

11

SER MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45シリアル・ポート

12

NET MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45コネクタを備えた10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート

13

RJ-45コネクタ付きの100/1000BASE-Tネットワーク・インタフェース・ポート: NET 0

14

USB 3.0コネクタ

15

システムのステータス・インジケータ。位置特定LED: 白色、保守要求LED: オレンジ色、電源/OK LED: 緑色

16

PCIeカード・スロット6: パブリック・ネットワーク・インタフェース・カード

  • Oracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter [16a]

    --または--

  • Oracle Quad Port 10GBase-T Adapter [16b]

17

PCIeカード・スロット7:

  • Oracle Database Appliance X9-2S: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter
  • Oracle Database Appliance X9-2L: フィラー・パネル

18

PCIeカード・スロット8:

  • Oracle Database Appliance X9-2S: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter
  • Oracle Database Appliance X9-2L: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

19

PCIeカード・スロット9: フィラー・パネル

20

PCIeカード・スロット10:

  • Oracle Database Appliance X9-2S: フィラー・パネル
  • Oracle Database Appliance X9-2L: Oracle Retimer Card

Oracle Database Appliance X9-2-HAのフロント・パネルおよびバック・パネル

Oracle Database Appliance X9-2-HAのフロント・パネルおよびバック・パネルの機能の表示と説明を参照してください。

この項では、Oracle Database Appliance X9-2-HAのフロント・パネルおよびバック・パネルについて説明します。他のOracle Database Applianceモデルがある場合は、Oracle Database Applianceの概要にリストされている該当するリンクを選択してください。

Oracle Database Appliance X9-2-HAのフロント・パネル

Oracle Database Appliance X9-2-HAのフロント・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

Oracle Database Appliance X9-2-HAには、2つのサーバー・ノード(Oracle Server X9-2Lが2つ)およびOracle DE3-24Cストレージ・シェルフが含まれています。ユニット全体で8RUです。オプションのストレージ拡張シェルフには、追加で4RUが必要で、合計で12RUに増加します。

次の図は、オプションのストレージ拡張シェルフを含むOracle Database Appliance X9-2-HAの前面を示しています。



コールアウト 説明

1

サーバー・ノード1

2

サーバー・ノード0

3

ストレージ・シェルフ(DE3-24C)

4

オプションのストレージ拡張シェルフ(DE3-24C)

サーバー・ノードのフロント・パネルの機能

Oracle Database Appliance X9-2-HAサーバー・ノードのフロント・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X9-2-HAサーバー・ノードのフロント・パネル上のコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

製品シリアル番号(PSN)ラベルとラジオ周波識別(RFID)タグ

2

位置特定LED/ボタン: 白色

3

保守要求LED: オレンジ色

4

電源/OK LED: 緑色

5

電源ボタン

6

ファン障害LED: オレンジ色

7

電源(PS)障害LED: オレンジ色

8

システム過熱警告LED: オレンジ色

9

SP OK LED: 緑色

10

保守禁止

11 - 22

フロント・マウント型ドライブ・スロット0-11 (フィラー・パネル)

ノート:

Oracleサポート・サービスに連絡する場合、シリアル番号のかわりに最上位レベル識別子(TLI)を使用します。いずれかのサーバー・ノードの上部を見るか、ストレージ・シェルフの上部で、TLIを確認できます。詳細は、「テクニカル・サポート」を参照してください。

ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能

Oracle Database Appliance X9-2-HAストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X9-2-HAストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能を示しています。

ノート:

ストレージ・シェルフには、3つの基本構成があります。2つの完全に移入された構成と、1つの部分的に移入された構成(ディスク・スロット6-23はフィラー・パネル)です。デプロイメントが失敗する可能性があるため、基本構成のディスクの移動または切替えは試行しないでください。

部分的に移入された基本構成ストレージ・シェルフをアップグレードして、空のスロットにディスクを追加することもできます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。基本構成を完全に移入されたストレージ・シェルフにアップグレードすると、必要に応じて後でストレージ拡張シェルフを追加できます。


gxxxx-x8-2ha_storage_shelf_front_callouts.jpgの説明が続きます
図gxxxx-x8-2ha_storage_shelf_front_callouts.jpgの説明
コールアウト 説明

1

ストレージ・シェルフの位置特定インジケータ

2

ストレージ・シェルフの障害インジケータ

3

ストレージ・シェルフのOK/電源インジケータ

4

ストレージ・シェルフの電源障害インジケータ

5

ストレージ・シェルフのIOモジュール障害インジケータ

6

ドライブ取外し準備完了インジケータ

7

ドライブ障害インジケータ

8

ドライブの電源/アクティビティ・インジケータ

Oracle Database Appliance X9-2-HAのバック・パネル

Oracle Database Appliance X9-2-HAのバック・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

この項では、Oracle Database Appliance X9-2-HAのバック・パネルの機能について説明します。

次の図は、Oracle Database Appliance X9-2-HAを示しています。



コールアウト 説明

1

サーバー・ノード1

2

サーバー・ノード0

3

ストレージ・シェルフ(DE3-24C)

4

オプションのストレージ拡張シェルフ(DE3-24C)

サーバー・ノードのバック・パネルの機能

Oracle Database Appliance X9-2-HAサーバー・ノードのバック・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X9-2-HAサーバー・ノードのバック・パネル上のコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

ファン・モジュール付き電源(PS) 1

2

電源(PS) 1ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

3

ファン・モジュール付き電源(PS) 0

4

電源(PS) 0ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

5

PCIeカード・スロット1: Oracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapterでは、サーバー・ノード間のプライベート・クラスタ相互接続用にSFP28接続を持つ2個のポートが提供されます。

6

PCIeカード・スロット2: サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフに接続するのに使用される2個のSAS3コネクタが提供されます

7

PCIeカード・スロット3: フィラー・パネル

8

PCIeカード・スロット4: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

9

PCIeカード・スロット5: フィラー・パネル

10

未使用

11

SER MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45シリアル・ポート

12

NET MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45コネクタを備えた10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート

13

RJ-45コネクタ付きの100/1000BASE-Tネットワーク・インタフェース・ポート: NET 0

14

USB 3.0コネクタ

15

システムのステータス・インジケータ。位置特定LED: 白色、保守要求LED: オレンジ色、電源/OK LED: 緑色

16

PCIeカード・スロット6: パブリック・ネットワーク・インタフェース・カード

  • Oracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter [16a]

    --または--

  • Oracle Quad Port 10GBase-T Adapter [16b]

17

PCIeカード・スロット7: フィラー・パネル

18

PCIeカード・スロット8: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

19

PCIeカード・スロット9: サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフに接続するのに使用される2個のSAS3コネクタが提供されます

20

PCIeカード・スロット10: フィラー・パネル

ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能

Oracle Database Appliance X9-2-HAストレージ・シェルフのバック・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X9-2-HAストレージ・シェルフのバックの機能を示しています。

ノート:

ストレージ・シェルフのネットワーク・ポートは、サービス・エンジニアのみが使用します。

コールアウト 説明

1

AC電源インジケータ

2

ファン障害インジケータ

3

電源装置のステータス・インジケータ

4

DC電源障害インジケータ

5

ファン・モジュール0付き電源

6

サービス・ポート(Oracle Service専用に予約済)

7

SAS I/Oモジュール1

8

SAS I/Oモジュール0

9

ファン・モジュール1付き電源

Oracle Database Applianceの仕様

この項では、Oracle Database Applianceの各種モデルの物理的、電気的および環境的な仕様について説明します。

Oracle Database Appliance X9-2シリーズの物理的仕様

項目 Oracle Database Appliance X9-2S Oracle Database Appliance X9-2L Oracle Database Appliance X9-2-HA

高さ

86.9mm (3.4インチ)

86.9mm (3.4インチ)

サーバー・ノードごとに86.9mm (3.4インチ)

ストレージ・シェルフごとに175mm (6.9インチ)

445mm (17.5インチ)

445mm (17.5インチ)

サーバー・ノードごとに445mm (17.5)

ストレージ・シェルフごとに483mm (19インチ)

奥行き

759.4mm (29.9インチ)

759.4mm (29.9インチ)

サーバー・ノードごとに759.4mm (29.9インチ)

ストレージ・シェルフごとに630mm (24.8インチ)

重量

28.6kg (63ポンド)

28.6kg (63ポンド)

サーバー・ノードごとに28.6kg (63ポンド)

ストレージ・シェルフごとに38.0kg (84ポンド)

Oracle Database Appliance X9-2シリーズの電気仕様

サーバーでサポートされている電源装置には、A269.2またはA271/A271Aの2つのタイプがあります。各電源装置には、取り付けられているものを示すラベルがあります(次の図を参照)。どちらのタイプも、次の表で説明します。

ノート:

A271およびA271A電源装置は機能的に同じです。どちらもシステムでサポートされています。
項目 Oracle Database Appliance X9-2S Oracle Database Appliance X9-2L Oracle Database Appliance X9-2-HA

サーバー・ノード電源出力の定格最大

A269.2電源装置を備えたシステムの場合: 100-127 VACで1200W、200-240 VACで1200W

A271/A271A電源装置を備えたシステムの場合: 200-240 VACで1400W

A269.2電源装置を備えたシステムの場合: 100-127 VACで1200W、200-240 VACで1200W

A271/A271A電源装置を備えたシステムの場合: 200-240 VACで1400W

A269.2電源装置を備えたサーバー・ノードの場合: 100-127 VACでは1200W、200-240 VACでは1200W

A271/A271A電源装置を備えたサーバー・ノードの場合: 200-240 VACで1400W

サーバー・ノードAC電源

A269.2電源装置を備えたシステムの場合: 10A (100-127 VAC)、または7A (200-240 VAC)

A271電源装置を備えたシステムの場合: 200-240 VACで10A

A269.2電源装置を備えたシステムの場合: 10A (100-127 VAC)、または7A (200-240 VAC)

A271電源装置を備えたシステムの場合: 200-240 VACで10A

A269.2電源装置を備えたサーバー・ノードの場合: 100-127 VACで10A、200-240 VACで7A

A271電源装置を備えたサーバー・ノードの場合: 200-240 VACで10A

ストレージ・シェルフ電源出力の定格最大

含まれません

含まれません

100-127 VACで580W

200-240 VACで580W

ストレージ・シェルフAC電源

含まれません

含まれません

100-127 VACで8A

220-240 VACで3A

電力使用量

電力消費量の詳細は、Oracle Server X9-2Lの電力計算機を参照してください。

電力消費量の詳細は、Oracle Server X9-2Lの電力計算機を参照してください。

2つのサーバー・ノード

  • 最大: 1,120W

  • 標準: 516W

ストレージ・シェルフ(24 SSD)

  • 最大: 449W

  • 標準: 276W

ストレージ・シェルフ(6 SSD、18 HDD)

  • 最大: 434W

  • 標準: 271W

Oracle Database Appliance X9-2シリーズの環境仕様

項目 Oracle Database Appliance X9-2S Oracle Database Appliance X9-2L Oracle Database Appliance X9-2-HA

動作温度

5°Cから35°C (41°Fからto 95°F)

5°Cから35°C (41°Fからto 95°F)

5°Cから35°C (41°Fからto 95°F)

非動作温度

-40°Cから70°C (-40°Fから158°F)

-40°Cから70°C (-40°Fから158°F)

-40°Cから70°C (-40°Fから158°F)

動作湿度

10%から90%の相対湿度、結露なし

10%から90%の相対湿度、結露なし

10%から90%の相対湿度、結露なし

非動作湿度

最大93%の相対湿度、結露なし

最大93%の相対湿度、結露なし

最大93%の相対湿度、結露なし

動作高度

最高3,000m* (9,840フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が1°C低下

* 中国を除く(中国市場では規制により、最高高度2,000 m (6,560フィート)に設置が制限される場合があります)。

最高3,000m* (9,840フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が1°C低下

* 中国を除く(中国では規制により、最高高度2,000 m (6,560フィート)に設置が制限される場合があります)。

最高3,000m* (9,840フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が1°C低下

* 中国を除く(中国では規制により、最高高度2,000 m (6,560フィート)に設置が制限される場合があります)。

非動作高度

最高12,000m(39,370ft)

最高12,000m(39,370ft)

最高12,000m(39,370ft)

冷却

電力消費量の詳細は、Oracle Server X9-2Lの電力計算機を参照してください

電力消費量の詳細は、Oracle Server X9-2Lの電力計算機を参照してください

サーバー・ノード: Oracle Server X9-2Lの電力計算機を参照してください

ストレージ・シェルフ

  • 最大使用時: 1553 BTU/h

  • 標準使用時: 874 BTU/h

騒音

7.1ベル(A特性、動作時)、7.0ベル(A特性、待機時)

7.1ベル(A特性、動作時)、7.0ベル(A特性、待機時)

8.1ベル(A特性、動作時)、5.8ベル(A特性、待機時)

テクニカル・サポート

アプライアンスのテクニカル・サポートを受ける方法。

テクニカル・サポートは、次の場所を参照してください。

https://support.oracle.com/portal/

Oracle Database Appliance X9-2S/X9-2L Oracle Database Appliance X9-2-HA

システムのフロント・パネル、システムの上部、システムに同梱されているお客様情報シートのいずれかに記載されているシリアル番号を報告してください。

サーバー・ノードをスライドレールで数インチ引き出すだけで、システムの上部でシリアル・ラベルを確認できます。ケーブルを取り外したり、伸ばされたメンテナンス位置までスライドする必要はありません。

最上位識別子(TLI)を報告してください。TLIを確認するには、お客様情報シート、またはサーバー・ノードかストレージ・シェルフの上部の前方に向かって左側をご覧ください。

TLI部品番号およびTLIシリアル番号は、アプライアンスのファクトリバンドル・サーバー・ノードで同一です。次の図に、最上位レベル識別子ラベルの例を示します。

アプライアンスがラック内にあってTLIを確認できない場合、次のいずれかを行ってください。

  • そのアプライアンスの別のコンポーネント(サーバー・ノードまたはストレージ・シェルフ)を見ます。Oracle Database Applianceのすべてのファクトリバンドル・サーバー・ノードには、同じTLI番号があります。

  • TLIが見えるところまで、レールでサーバー・ノードをスライドします。詳細は、Oracle Database Appliance X9-2サービス・マニュアルを参照してください。

    TLIを見るには、サーバー・ノードをスライド・レールで数インチ引けば十分です。ケーブルを取り外したり、伸ばされたメンテナンス位置までスライドする必要はありません。