4 このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題
次の各項では、このリリースのOracle Database Applianceのデプロイ、更新および管理に関する既知の問題について説明します。
- Oracle Database Applianceへのパッチ適用時の既知の問題
Oracle Database Applianceにこのリリースのパッチを適用する際の既知の問題について理解します。 - Oracle Database Applianceのデプロイ時の既知の問題
Oracle Database Applianceのプロビジョニング時またはデプロイ時の既知の問題について理解します。 - Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題
Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題について理解します。
Oracle Database Applianceへのパッチ適用時の既知の問題
Oracle Database Applianceにこのリリースのパッチを適用する際の既知の問題について理解します。
- サーバーへのパッチ適用時のオペレーティング・システムの更新中のエラー
サーバーへのパッチ適用時に、オペレーティング・システムが更新されないことがあります。 - データ保持再プロビジョニング中の事前チェック中のエラー
デプロイメントをアップグレードすると、事前チェックの実行時にエラーが発生する場合があります。 - データ保持再プロビジョニング中のジョブ・ステータスが正しくない
デプロイメントのアップグレード時にエラーが発生することがあります。 - レジストリの更新中のエラー
odacli update-registry
コマンドを実行するときに、エラーが発生することがあります。 - データベースの更新中のエラー
データベースのアップグレード時にエラーが発生することがあります。 - データベースのパッチ適用中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。 - パッチ適用後にコンポーネント・バージョンが更新されない
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.16のパッチを適用した後、現在のバージョンが8000047Bまたは8000047Cの場合、odacli describe-component
コマンドで正しいIntel Model 0x1528 Ethernet Controllerバージョンが表示されません。 - odacli detach-nodeでサポートされていない追加構成済サービスを含むデータベースのデタッチ
データ保持再プロビジョニング・プロセスでodacli detach-node
を実行すると、追加構成済サービスがある場合、データベースをデタッチできません。 - データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。 - データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。 - データ保持再プロビジョニングのログ・エントリのエラー・メッセージ
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中に、ジョブの全体的なステータスがSUCCESS
として表示されても、ログ・エントリにエラー・メッセージが表示される場合があります。 - パッチ適用の事前チェック実行中のエラー
Oracle Database Applianceサーバーへのパッチ適用時に、エラーが発生することがあります。 - サーバーのパッチ適用中のエラー
すでにSTIG V1R2がデプロイされているOracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。 - update-dbhomeコマンドのパッチ前レポートでのAHFエラー
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.21のパッチを適用するときに、odacli update-dbhome
コマンドが失敗することがあります。 - ORAchkまたはodacli create-prepatchreportコマンドの実行時のエラー
ORAchkまたはodacli create-prepatchreport
コマンドを実行すると、エラーが発生します。 - 事前チェック・レポートへのパッチ適用中のエラー
事前チェック・レポートへのパッチ適用中にエラーが表示される場合があります。 - Oracle Database Applianceへのパッチ適用が成功した場合でもエラー・メッセージが表示される
Oracle Database Applianceのパッチ適用が成功しても、エラー・メッセージが表示されることがあります。 - パッチを適用するときにサーバー・ステータスがNormalに設定されない
Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生します。 - 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときのエラー
Oracle Databaseリリース12.1.0.2にOracle Database 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときに、エラーが発生します。 - M.2ドライブのパッチ適用がサポートされていない
M.2ドライブ(ローカル・ディスクSSDSCKJB48およびSSDSCKJB480G7)のパッチ適用はサポートされていません。
サーバーへのパッチ適用時のオペレーティング・システムの更新中のエラー
サーバーへのパッチ適用時に、オペレーティング・システムが更新されないことがあります。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to patch OS.
rpm -q kernel-uek
このコマンドの出力に複数のRPM名が表示された場合は、回避策を実行します。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
# yum remove kernel-uek-4.14.35-1902.11.3.1.el7uek.x86_64
# yum remove kernel-uek-4.14.35-1902.301.1.el7uek.x86_64
この問題は、Oracleバグ34154435で追跡されます。
データ保持再プロビジョニング中の事前チェック中のエラー
デプロイメントをアップグレードすると、事前チェックの実行時にエラーが発生する場合があります。
問題の説明
odacli register-database
コマンドを使用して登録されたOracle RAC Oneデータベースでは、dbTargetNodeNumber
がnullになり、データ保持再プロビジョニング事前チェックValidate Database Status
がnullエラーで失敗することがあります。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli update-registry -n DB -u db_unique_name
を実行して、dbTargetNodeNumber
フィールドを検出します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ36081324で追跡されます。
データ保持再プロビジョニング中のジョブ・ステータスが正しくない
デプロイメントのアップグレード時にエラーが発生することがあります。
問題の説明
ジョブが「Success」
としてマークされると、そのすべてのタスクが正常に完了し、実行中のものがないことを意味します。ただし、ジョブ自体が正常に完了していても、odacli describe-job
コマンドの結果に誤って実行状態のタスクが表示される場合があります。
コマンドの詳細
# odacli describe-job
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
なし。エラーを無視します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35970784で追跡されます。
レジストリの更新中のエラー
odacli update-registry
コマンドを実行するときに、エラーが発生することがあります。
失敗メッセージ
次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
DCS-10140:Oracle home '[home_directories]' cannot be discovered because the metadata does not exist.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
Removed="T"
がアタッチされているすべてのデータベース・ホームをコメント・アウトし、odacli update-registry
コマンドを実行する前に、データベース以外のホームおよびGrid Infrastructure以外のエントリ(Oracle Enterprise Managerエージェント・ホームなど)をすべてコメント・アウトします。レジストリの更新が正常に完了したら、コメント・アウトされたエントリを元の状態に復元します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ36008985で追跡されます。
データベースの更新中のエラー
データベースのアップグレード時にエラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle ASMデータベースを作成する場合、RECOディレクトリがOAKスタックとともにプロビジョニングされたシステムに作成されていない可能性があります。このディレクトリは、最初のRECOレコードが書き込まれると作成されます。データ保持再プロビジョニングを使用してOracle Database Applianceリリース19.15以降にこれらのシステムを正常にアップグレードした後、データベースをアップグレードしようとすると、エラー・メッセージが表示されることがあります。
失敗メッセージ
odacli upgrade-database
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます:
# odacli upgrade-database -i 16288932-61c6-4a9b-beb0-4eb19d95b2bd -to b969dd9b-f9cb-4e49-8e0d-575a0940d288
DCS-10001:Internal error encountered: dbStorage metadata not in place:
DCS-12013:Metadata validation error encountered: dbStorage metadata missing
Location info for database database_unique_name..
コマンドの詳細
# odacli upgrade-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Appliance X6-2HAおよびX5-2ハードウェア・モデル
回避策
odacli list-dbstorages
コマンドで、エラーを報告したデータベースのREDOの場所に対してnull
が表示されることを確認します。たとえば、次の出力には、データベースの一意の名前F
にnullまたは空の値が表示されます。# odacli list-dbstorages ID Type DBUnique Name Status Destination Location Total Used Available ---------------------------------------- ------ -------------------- ... ... ... 198678d9-c7c7-4e74-9bd6-004485b07c14 ASM F CONFIGURED DATA +DATA/F 4.89 TB 1.67 GB 4.89 TB REDO +REDO/F 183.09 GB 3.05 GB 180.04 GB RECO 8.51 TB ... ... ...
前述の出力では、RECOレコードにnull値があります。
- このデータベースのRECOディレクトリを手動で作成します。データベースの一意の名前が
dbuniq
の場合は、grid
ユーザーとしてasmcmd
コマンドを実行します。asmcmd
mkdir
コマンドを実行します。asmcmd> mkdir +RECO/dbuniq
odacli list-dbstorages
コマンドの出力に、データベースのnullまたは空の値が表示されないことを確認します。odacli upgrade-database
コマンドを再実行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34923078で追跡されます。
データベースのパッチ適用中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースのパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Applianceでデータベースのパッチ適用中にdatapatchを適用すると、エラー・メッセージが表示されることがあります。
失敗メッセージ
odacli update-database
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
Failed to execute sqlpatch for database …
コマンドの詳細
# odacli update-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 次のSQL*Plusコマンドを実行します。
alter system set nls_sort='BINARY' SCOPE=SPFILE;
- srvctlコマンドを使用してデータベースを再起動します。
dbhome/OPatch/datapatch -verbose -db dbUniqueName
を指定してdatapatchの適用を再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35060742で追跡されます。
パッチ適用後にコンポーネント・バージョンが更新されない
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.16のパッチを適用した後、現在のバージョンが8000047Bまたは8000047Cの場合、odacli describe-component
コマンドで正しいIntel Model 0x1528 Ethernet Controllerバージョンが表示されません。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
fwupdate
コマンドを使用して、イーサネット・コントローラを00005DDまたは800005DEに手動で更新します。
この問題は、Oracleバグ34402352で追跡されます。
odacli detach-node
でサポートされていない追加構成済サービスを含むデータベースのデタッチ
データ保持再プロビジョニング・プロセスでodacli detach-node
を実行すると、追加構成済サービスがある場合、データベースをデタッチできません。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
コマンドsrvctl remove service
を実行してデタッチ操作を完了するには、追加のサービスを削除する必要があります。これらのサービスが必要な場合は、サービスを削除する前に、メタデータを手動で取得してから、適切なデータベース・ホームからsrvctl
コマンドを使用して、Oracle Database Applianceリリース19.17以降を実行しているシステムでサービスを再作成する必要があります。
この問題は、Oracleバグ33593287で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。
不正なVIP名またはVIP IPアドレスが構成されている場合、デタッチは正常に完了しますが、コマンドodacli restore-node -g
で検証エラーが表示されます。これは、以前のリリースでプロビジョニング前にVIP名またはVIP IPアドレスが検証されなかったためです。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
ファイル/opt/oracle/oak/restore/metadata/provisionInstance.json
を正しいVIP名またはVIP IPアドレスで手動で編集します。コマンドodacli restore-node -g
を再試行します。VIP名またはVIP IPアドレスの修正には、nslookup
を使用してホスト名およびIPアドレスを問い合せることができます。
この問題は、Oracleバグ34140344で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングでのノードのリストア・プロセスのエラー
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中にエラーが発生することがあります。
DCS-10045: groupNames are not unique.
このエラーは、ソースOracle Database ApplianceがOAKバージョンである場合に発生します。これは、DCSスタックで同じオペレーティング・システム・グループに2つ以上のロールを割り当てることができないためです。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
各ロールに一意のグループ名を使用して、ファイル/opt/oracle/oak/restore/metadata/provisionInstance.json
を手動で編集します。コマンドodacli restore-node -g
を再試行します。
この問題は、Oracleバグ34042493で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングのログ・エントリのエラー・メッセージ
データ保持再プロビジョニング・プロセスで、ノードのリストア中に、ジョブの全体的なステータスがSUCCESS
として表示されても、ログ・エントリにエラー・メッセージが表示される場合があります。
odacli restore-node -d
は無視可能な一連のタスクを実行します。これらのタスクの失敗は、ジョブ全体のステータスに影響しません。コマンドodacli describe-job
の出力で、このような障害が報告されることがあります。これらのタスクは次のとおりです:Restore of user created networks
Restore of object stores
Restore of NFS backup locations
Restore of backupconfigs
Relinking of backupconfigs to databases
Restore of backup reports
前述の出力例では、これらのタスクが失敗した場合でも、ジョブの全体的なステータスはSUCCESS
とマークされます。
ハードウェア・モデル
データ保持再プロビジョニング・プロセスを使用してアップグレードされるすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
dcs-agent.log
を使用して失敗を調査し、エラーを修正してから、コマンドodacli restore-node -d
を再試行します。
この問題は、Oracleバグ34512193で追跡されます。
パッチ適用の事前チェック実行中のエラー
Oracle Database Applianceサーバーにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラー・メッセージが表示されることがあります。
コンテナ・データベース内のオープンPDBの数がtarget_pdbパラメータの値の0.1倍+ 1
からtarget_pdbsパラメータの値の10倍- 1
の間ではない場合、およびCDBの更新またはCDBを含むDBホームの更新前にパッチ前レポートが生成された場合は、エラーが発生します。
失敗メッセージ
odacli update-server
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが事前チェック・レポートに表示されます:
AHF-6563: Database parameter target_pdbs is not set within best practice thresholds
コマンドの詳細
# odacli create-prepatchreport
ハードウェア・モデル
Oracle Database Applianceハードウェア・モデルX10-HA、X10-S、X9-2-HA、X9-2S、X8-2-HA、X8-2M、X8-2S、X7-2-HA、X7-2MおよびX7-2S
回避策
- SQL*Plusプロンプトに接続します:
- DBユーザーに切り替えます。たとえば、DBユーザーが
oracle
の場合は、次のコマンドを実行します:su - oracle
.oraenv
を実行してORACLE_SID
を設定します。. oraenv ORACLE_SID = [lowcdb2] ? lowcdb1 The Oracle base remains unchanged with the value /u01/app/odaorabase/odaadmin
- 'sqlplus / as sysdba'コマンドを実行して、SQL*Plusに接続します。
sqlplus / as sysdba SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on Mon XXX XX XX:XX:XX XXXX Version 19.19.0.0.0 Copyright (c) 1982, 2022, Oracle. All rights reserved. Connected to: Oracle Database 19c Enterprise Edition Release 19.0.0.0.0 - Production Version 19.19.0.0.0 SQL>
- DBユーザーに切り替えます。たとえば、DBユーザーが
- CDB内のオープンPDBの数を特定します:
SQL> select count(*) from v$pdbs where name not like 'PDB$SEED' and open_mode like 'READ WRITE'; COUNT(*) ---------- 1
-
target_pdbs
パラメータをオープンPDBの数の10倍- 1
の値に設定します。たとえば、オープンPDBの数が1の場合、target_pdbs
の値は9 (1x10 - 1)に設定する必要があります。Oracle RACデータベースでは、両方のノードにtarget_pdbs
パラメータを設定する必要があることに注意してください。SQL> alter system set target_pdbs=<10 x number_of_open_pdbs-1> scope=spfile sid='*';
- SQLプロンプトを終了します:
SQL> exit Disconnected from Oracle Database 19c Enterprise Edition Release 19.0.0.0.0 - Production Version 19.19.0.0.0
srvctl stop database -db db_unique_name
コマンドを実行してデータベースを停止します。srvctl start database -db db_unique_name
コマンドを実行してデータベースを起動します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35587396で追跡されます。
サーバーのパッチ適用中のエラー
すでにSTIG V1R2がデプロイされているOracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。
odacli update-server -f version
を実行すると、エラーが表示されることがあります。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
STIG V1R2ルールOL7-00-040420がファイル/etc/ssh/ssh_host_rsa_key
の権限を640から600に変更しようとすることでエラーが発生します。パッチ適用中に、両方のノードでchmod 600 /etc/ssh/ssh_host_rsa_key
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ33168598で追跡されます。
update-dbhomeコマンドのパッチ前レポートでのAHFエラー
サーバーにOracle Database Applianceリリース19.21のパッチを適用するときに、odacli update-dbhome
コマンドが失敗することがあります。
Verify the Alternate Archive Failed AHF-4940: One or more log archive
Destination is Configured to destination and alternate log archive
Prevent Database Hangs destination settings are not as recommended
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
-f
オプションを指定してodacli update-dbhome
コマンドを実行します。/opt/oracle/dcs/bin/odacli update-dbhome --dbhomeid 7c67c5b4-f585-4ba9-865f-c719c63c0a6e -v 19.21.0.0.0 -f
この問題は、Oracleバグ33144170で追跡されます。
ORAchkまたはodacli create-prepatchreportコマンドの実行時のエラー
ORAchkまたはodacli create-prepatchreport
コマンドを実行すると、エラーが発生します。
One or more log archive destination and alternate log archive destination settings are not as recommended
Software home check failed
ハードウェア・モデル
Oracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント
回避策
-sko
オプションを指定してodacli update-dbhome
、odacli create-prepatchreport
、odacli update-server
コマンドを実行します。たとえば:odacli update-dbhome -j -v 19.21.0.0.0 -i dbhome_id -sko
この問題は、Oracleバグ30931017、31631618および31921112で追跡されます。
事前チェック・レポートへのパッチ適用中のエラー
事前チェック・レポートへのパッチ適用中にエラーが表示される場合があります。
Failure in the pre-patch report caused by “AHF-5190: operating system boot device order is not configured as recommended”
ハードウェア・モデル
Oracle Database Appliance X-7ハードウェア・モデル
回避策
-f
オプションを指定してodacli update-server
コマンドまたはodacli update-dbhome
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ33631256で追跡されます。
Oracle Database Applianceへのパッチ適用が成功した場合でもエラー・メッセージが表示される
Oracle Database Applianceのパッチ適用が成功しても、エラー・メッセージが表示されることがあります。
odacli update-dcscomponents
コマンドを実行すると、次のエラーが表示されます。
# time odacli update-dcscomponents -v 19.21.0.0.0
^[[ADCS-10008:Failed to update DCScomponents: 19.21.0.0.0
Internal error while patching the DCS components :
DCS-10231:Cannot proceed. Pre-checks for update-dcscomponents failed. Refer
to /opt/oracle/dcs/log/-dcscomponentsPreCheckReport.log on node 1 for
details.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
これは、SSH等価の設定に関するタイミングの問題です。
odacli update-dcscomponents
コマンドを再度実行すると、操作が正常に完了します。
この問題は、Oracleバグ32553519で追跡されます。
パッチを適用するときにサーバー・ステータスがNormalに設定されない
Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生します。
アプライアンスにパッチを適用するときに、odacli update-server
コマンドは次のエラーで失敗します。
DCS-10001:Internal error encountered: Server upgrade state is not NORMAL node_name
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
-
次のコマンドを実行します。
Grid_home/bin/cluvfy stage -post crsinst -collect cluster -gi_upgrade -n all
-
次の2つの警告を無視します。
Verifying OCR Integrity ...WARNING PRVG-6017 : OCR backup is located in the same disk group "+DATA" as OCR. Verifying Single Client Access Name (SCAN) ...WARNING RVG-11368 : A SCAN is recommended to resolve to "3" or more IP
-
出力に表示される警告が前述の2つのみになるまで、コマンドを再度実行します。Oracle Clusterwareのステータスは、再度
Normal
である必要があります。 -
ステータスを確認するには、次のコマンドを使用します。
Grid_home/bin/crsctl query crs activeversion -f
この問題は、Oracleバグ30099090で追跡されます。
12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときのエラー
Oracle Databaseリリース12.1.0.2にOracle Database 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときに、エラーが発生します。
ODACLIジョブに次のエラーが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to run SQL script: datapatch script.
データ・パッチ・ログには、エントリPrereq check failed, exiting without installing any patches.
が含まれます。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント
回避策
同じパッチを再度インストールします。
この問題は、Oracleバグ30026438および30155710で追跡されます。
Oracle Database Applianceのデプロイ時の既知の問題
Oracle Database Applianceのプロビジョニング時またはデプロイ時の既知の問題について理解します。
- DBシステムの起動中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを起動するときに、エラーが発生することがあります。 - DBシステムのアップグレード中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムをアップグレードするときに、エラーが発生することがあります。 - DBシステムの作成中のエラー
DBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。 - データ保持再プロビジョニングを使用したDBシステムをアップグレードするときのエラー
データ保持再プロビジョニング中にDBシステムをアップグレードすると、エラーが発生することがあります。 - DBシステムの起動中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを起動するときに、エラーが発生することがあります。 - データベースの作成中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、エラーが発生することがあります。 - 2つのDBシステムの作成中のエラー
2つの異なるOracle ASMディスク・グループで2つのDBシステムを同時に作成するときに、エラーが発生します。 - DBシステムの作成中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。 - JBODの追加中のエラー
DBシステムが実行されているOracle Database Applianceデプロイメントに2つ目のJBODを追加するときに、エラーが発生します。 - cleanup.pl実行後のアプライアンスのプロビジョニング中のエラー
cleanup.pl
の実行後、アプライアンスをプロビジョニングするときにエラーが発生します。 - cleanup.plを実行した後にエラーが発生する
cleanup.pl
の実行後、odacli
コマンドを実行するときにエラーが発生します。 - クローン・データベース操作のエラー
クローン・データベース操作がエラーにより失敗します。
DBシステムの起動中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを起動するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
DBVMがvirsh undefine dbvm_name
を使用して定義されていない場合、odacli start-dbsystem
コマンドの実行に失敗する可能性があります。
失敗メッセージ
DCS-10001:Internal error encountered: error: failed to get domain 'dbvm_name'
ハードウェア・モデル
Oracle Database Applianceリリース19.21を実行するすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
virsh define /u05/app/sharedrepo/dbsystem/.ACFS/snaps/vm_dbvm_name/dbvm_name.xml
を実行してVMを定義します。次に、DBシステムを起動します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ36051738で追跡されます。
DBシステムのアップグレード中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムをアップグレードするときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
odacli update-dbsystem
コマンドの実行に失敗する場合があります。
失敗メッセージ
DCS-10502:Resource 'dbvm_name' encountered errors while trying to start: CRS-29208: Unable to communicate with libvirt daemon: .
For details refer to "(:CLSN00107:)" in "/u01/app/oracle/diag/crs/<hostname>/crs/trace/crsd_orarootagent_root.trc".
dcs-agent.log
ファイルに表示される場合があります:privnetX: No such device error in the CRS-29208
CRS-5017: The resource action "<dbvm_name>.kvm start" encountered the following error:
CRS-29208: Unable to communicate with libvirt daemon:
Cannot get interface MTU on 'privnet3': No such device
コマンドの詳細
# odacli upgrade-dbsystem
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
DBシステムのアップグレードを再試行します。場合によっては、操作を複数回再試行することが必要になる場合があります。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ36153991で追跡されます。
DBシステムの作成中のエラー
DBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
odacli create-dbsystem
ジョブが、長時間running
ステータスでスタックする可能性があります。- VMジョブの作成、起動、停止など、他のDBシステムまたはアプリケーションのVMライフサイクル操作が、長い間
running
ステータスでスタックする可能性があります。 virsh list
コマンド・プロセスなどのvirsh
コマンドが応答しないことがあります。- コマンド
ps -ef | grep libvirtd
は、2つのlibvirtd
プロセスがあることを示します。たとえば:# ps -ef |grep libvirtd root 5369 1 0 05:27 ? 00:00:03 /usr/sbin/libvirtd root 27496 5369 0 05:29 ? 00:00:00 /usr/sbin/libvirtd <<<
2番目の
libvirtd
プロセス(pid 27496)がスタックし、ジョブがハングします。
コマンドの詳細
# odacli create-dbsystem
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
2つ目のlibvirtd
、つまり最初のlibvirtd
によって生成されたlibvirtdを削除します(前述の例では、pid: 27496など)。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34715675で追跡されます。
データ保持再プロビジョニングを使用したDBシステムをアップグレードするときのエラー
データ保持再プロビジョニング中にDBシステムをアップグレードすると、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Applianceリリース19.16以前でDBシステムを作成し、19.17または19.18にパッチを適用せずにDBシステムにパッチを適用してOracle Database Applianceリリース19.19または19.20にし、ベア・メタル・システムをOracle Database Applianceリリース19.21にアップグレードすると、データ保持再プロビジョニングを使用したDBシステムのアップグレード中に、DBシステムのDCS管理の更新時にエラーが発生することがあります。
失敗メッセージ
データ保持再プロビジョニングを使用してDBシステムをアップグレードすると、次のエラー・メッセージが表示されます:
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to update dcs-admin-19.21.0.0.0_LINUX.X64_DATE.x86_64.rpm on node NODENAME
Found RPM release version: 19.21.0.0.0
Validating dcs-admin version
/bin/sh: /opt/oracle/oak/pkgrepos/dcsadmin/19.21.0.0.0/dcsadminversioncheck.sh: Permission denied
Current verison 19.20.0.0.0 cannot be patched to 19.21.0.0.0
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
/etc/exports
ファイルを次のように更新します:
/etc/exports
ファイルのIPアドレスに不正なエクスポート・オプションがあることを確認します。問題のIPアドレスには、no_root_squash
エクスポート・オプションが含まれていません。たとえば、ASM_IP1:/opt/oracle/oak/pkgrepos
です。ASM_IP1
のエクスポートを解除します。- エクスポートを解除する文字列を見つけます:
grep "/opt/oracle/oak/pkgrepos" /var/lib/nfs/etab |awk -F "(" ' \{print $1}'| awk '\{print $2":"$1}'| grep ASM_IP1
この行の書式は
192.168.17.X:/opt/oracle/oak/pkgrepos
です。 - IPアドレスを使用してエクスポート解除を実行します:
exportfs -u ASM_IP1:/opt/oracle/oak/pkgrepos
- エクスポートを解除する文字列を見つけます:
/etc/exports
ファイルを変更して、no_root_squash
オプションを追加します。/etc/exports
ファイルを編集し、ASM_IP1
を含む行を検索します。特定の行のエクスポート・オプションを(ro,sync,no_subtree_check,crossmnt)
から(ro,sync,no_subtree_check,crossmnt,no_root_squash)
に変更します。ASM_IP1
を再度エクスポートします。exportfs ASM_IP1:/opt/oracle/oak/pkgrepos
バグ番号
この問題は、Oracleバグ36124601で追跡されます。
DBシステムの起動中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを起動するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
カスタム・メモリー・サイズのDBシステムで、CPUプール・サイズを変更したり、odacli remap-cpupool
コマンドを実行したときに、DBシステムの起動に失敗することがあります。
失敗メッセージ
virsh
コンソールに、out-of-memory
エラーのカーネル・パニックが表示されます。次のエラー・メッセージが表示される場合があります。[Wait DB System VM DCS Agent bootstrap :
JobId=300b6dea-aaab-411b-897f-46c93a336c0f] []
c.o.d.a.k.c.KvmCommandExecutor: Got result from execution of '/usr/bin/nc -zv
IP_address 7071 -w 1':
KvmCommandExecutor.KvmCommandResult(executedCmd=/usr/bin/nc -zv IP_address
7071 -w 1, returnCode=1, output=, error=Ncat:
Version 7.50 ( https://nmap.org/ncat )
Ncat: Connection timed out
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli describe-dbsytem
コマンドを使用してDBシステムに関連付けられているVM名を取得します。odacli describe-dbsystem
コマンドを使用してDBシステムのメモリー・サイズを取得し、KBに変換します。たとえば、メモリー・サイズが64Gの場合、KiBに変換すると、サイズは67108864 KiBになります。odacli stop-dbsystem
コマンドを使用してDBシステムを停止します。高可用性システムの場合、このプロセスには最大20分かかることがあります。- 次のパスにあるVMのXMLファイルをバックアップおよび更新します。高可用性システムの場合、両方のVMに対してこの手順を実行します。
/u05/app/sharedrepo/dbsystem_name/.ACFS/snaps/vm_vm_name.xml
ソケットが1つのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(Smallなど)の場合は、XMLを次のように変更します。例のxxxxxx
を、ステップ2のメモリー・サイズ(KiB単位)に置き換えます。たとえば、メモリー・サイズが64Gの場合は67108864です。<description>DB System VM</description> <memory unit='KiB'>xxxxxx</memory> <<< <currentMemory unit='KiB'>xxxxxx</currentMemory> <<< ... <cpu mode='host-passthrough' check='none'> <topology sockets='1' cores='4' threads='1'/> <feature policy='force' name='invtsc'/> <feature policy='require' name='arch-capabilities'/> <numa> <cell id='0' cpus='0-3' memory='xxxxxx' unit='KiB'/> <<< </numa> </cpu>
ソケットが2つのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(Medium、Large、HAなど)の場合は、XMLを次のように変更します。例のxxxxxx
を、ステップ2のメモリー・サイズ(KiB単位)に置き換えます。たとえば、64Gメモリーの場合は67108864です。メモリー・サイズ(KB単位)を2で除算し、その値を使用して次のyyyyyy値を置き換えます。たとえば、メモリーが64Gまたは67108864KiBの場合、yyyyyyを33554432に置き換えます。<description>DB System VM</description> <memory unit='KiB'>xxxxxx</memory> <<< <currentMemory unit='KiB'>xxxxxx</currentMemory> <<< ... <numa> <cell id='0' cpus='0-1' memory='yyyyyy' unit='KiB’> <<< <distances> <sibling id='0' value='10'/> <sibling id='1' value='21'/> </distances> </cell> <cell id='1' cpus='2-3' memory='yyyyyy' unit='KiB’> <<< <distances> <sibling id='0' value='21'/> <sibling id='1' value='10'/> </distances> </cell> </numa>
virsh
リストを使用してVMが停止していることを確認してから、virsh
コマンドを使用してVMの定義を解除します。高可用性デプロイメントのために、両方のベア・メタル・システム・ホストでコマンドを実行します。virsh list virsh undefine vm_name
- DBシステムを起動します。
odacli start-dbsystem -n dbsystem_name
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35360741で追跡されます。
データベースの作成中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、createDatabaseByRHP
タスクの後に操作が失敗することがあります。ただし、odacli list-databases
コマンドには、ジョブ結果で失敗したデータベースのステータスがCONFIGUREDとして表示されます。
失敗メッセージ
odacli create-database
コマンドを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to clear all listeners from database
コマンドの詳細
# odacli create-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli describe-job
コマンドを使用して、odacli create-database
コマンドのジョブの説明を確認します。odacli create-database
コマンドでタスク失敗の問題を修正します。コマンドodacli delete-database -n db_name
を使用してデータベースを削除し、odacli create-database
コマンドを再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34709091で追跡されます。
2つのDBシステムの作成中のエラー
2つの異なるOracle ASMディスク・グループで2つのDBシステムを同時に作成するときに、エラーが発生します。
CRS-2672: Attempting to start 'vm_name.kvm' on 'oda_server'
CRS-5017: The resource action "vm_name.kvm start" encountered the following
error:
CRS-29200: The libvirt virtualization library encountered the following
error:
Timed out during operation: cannot acquire state change lock (held by
monitor=remoteDispatchDomainCreate)
. For details refer to "(:CLSN00107:)" in
"/u01/app/grid/diag/crs/<oda_server>/crs/trace/crsd_orarootagent_root.trc".
CRS-2674: Start of 'vm_name.kvm' on 'oda_server' failed
CRS-2679: Attempting to clean 'vm_name.kvm' on 'oda_server'
CRS-2681: Clean of 'vm_name.kvm' on 'oda_server' succeeded
CRS-4000: Command Start failed, or completed with errors.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
2つのDBシステムを同時に作成しないでください。かわりに、1つのDBシステムの作成を完了してから、もう1つのDBシステムを作成します。
この問題は、Oracleバグ33275630で追跡されます。
DBシステムの作成中のエラー
Oracle Database ApplianceでDBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。
odacli create-dbsystem
コマンドを実行するときに、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。DCS-10001:Internal error encountered: ASM network is not online in all nodes
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- オフライン・リソースを手動でオンラインにします。
crsctl start res -all
odacli create-dbsystem
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ33784937で追跡されます。
JBODの追加中のエラー
DBシステムが実行されているOracle Database Applianceデプロイメントに2つ目のJBODを追加するときに、エラーが発生します。
ORA-15333: disk is not visible on client instance
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタルおよびdbsystem
回避策
2つ目のJBODを追加する前に、dbsystemを停止します。systemctl restart initdcsagent
この問題は、Oracleバグ32586762で追跡されます。
cleanup.pl実行後のアプライアンスのプロビジョニング中のエラー
cleanup.pl
の実行後、アプライアンスをプロビジョニングするときにエラーが発生します。
cleanup.pl
の実行後、Oracle Grid Infrastructureイメージ(IMGGI191100)がないため、アプライアンスのプロビジョニングが失敗します。次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10042:User oda-cliadmin cannot be authorized.
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
cleanup.plの実行後、アプライアンスをプロビジョニングする前に、次のようにリポジトリを更新します。
# odacli update-repository -f /**gi**
この問題は、Oracleバグ32707387で追跡されます。
cleanup.plを実行した後にエラーが発生する
cleanup.pl
の実行後、odacli
コマンドを実行するときにエラーが発生します。
cleanup.pl
の実行後、odacli
コマンドを使用しようとすると、次のエラーが発生します。
DCS-10042:User oda-cliadmin cannot be authorized.
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のコマンドを実行して、エージェント・ウォレットでユーザーoda-cliadmin
の資格証明を設定します。
# rm -rf /opt/oracle/dcs/conf/.authconfig
# /opt/oracle/dcs/bin/setupAgentAuth.sh
この問題は、Oracleバグ29038717で追跡されます。
クローン・データベース操作のエラー
クローン・データベース操作がエラーにより失敗します。
ソース・データベースが単一インスタンスまたはOracle RAC One Nodeであるか、リモート・ノードで実行されている場合、制御ファイルでパスが正しく作成されていないため、クローン・データベース操作は失敗します。
ソース・データベース作成タイムスタンプがクローン操作に近すぎる場合(少なくとも60分以内)、クローン・データベース操作もエラーが発生して失敗することがあります。
ハードウェア・モデル
ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル
回避策
クローン・データベースの作成がトリガーされるのと同じノードで実行されているソース・データベース・インスタンスからクローン・データベースを作成します。
SQL> alter system checkpoint;
この問題は、Oracleバグ29002563、29002004、29001906、29001855、29001631、28995153、28986643、30309971および30228362で追跡されます。
Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題
Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題について理解します。
- マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでのOracle Data Guard構成中のエラー
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。 - Oracle Data Guardの構成中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。 - データベースのリカバリでのエラー
ターゲット・ノードが1であるノード0からOracle Database Enterprise Edition高可用性データベースをリカバリすると、エラーが発生することがあります。 - Oracle Data Guardの構成中のエラー
Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguard
を実行すると、upload password file to standby database
ステップでエラーが発生することがあります。 - データベースのバックアップ中のエラー
Oracle Database Applianceでデータベースをバックアップするときに、エラーが発生します。 - デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー
Oracle Database Applianceをクリーン・アップするときに、エラーが発生します。 - ファイル・ログ・パスの表示のエラー
ファイル・ログ・パスがコンソールには正しく表示されませんが、ジョブに対して生成されたすべてのログに実際には正しいパスが記録されています。 - Oracle Data Guardでの回復操作のエラー
Oracle Data Guardでコマンドodacli reinstate-dataguard
を実行するときに、エラーが発生します。 - データベースのアップグレード後の適用プロセスの有効化のエラー
Oracle Data Guardデプロイメントでデータベースをアップグレード後に適用プロセスの有効化を実行するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guardの回復中の障害発生
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。 - Oracle Data Guard操作後のロールの更新中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardの操作を実行中、ロールを更新するときにエラーが発生します。 - ORAchkサマリーと詳細レポート・ページの不整合
ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAChkレポート・サマリーに、レポート詳細ページとは異なるクリティカル、失敗および警告の問題の数が表示される場合があります。 - oakdが非クラスタ・モードで実行されているとodaeraserツールが機能しない
デプロイメントのクリーン・アップ後に、oakdが非クラスタ・モードで実行されていると、Secure Eraserツールが機能しません。
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでのOracle Data Guard構成中のエラー
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
ODA-ADMINISTRATOR
ユーザーとしてマルチユーザー・アクセス対応デプロイメントのOracle Data Guardを構成すると、ステップConfigure Standby database (Standby site)
で操作が失敗することがあります。
失敗メッセージ
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to populate standby database metadata.
コマンドの詳細
odacli configure-dataguard
ハードウェア・モデル
マルチユーザー・アクセス対応デプロイメントのすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
ODA-DB
およびユーザー・タイプがSystem
のOracle Data Guardを構成します(たとえば、次のプロシージャのyoracle)。プライマリ・システムがマルチユーザー・アクセス対応の場合は、このユーザーでプライマリ・データベースが作成されていることを確認します。スタンバイ・システムがマルチユーザー・アクセス対応の場合は、このユーザーでスタンバイ・データベースがリストアされていることを確認します。
- マルチユーザー・アクセス対応システムでODA-DBユーザー名を取得します。
[odaadmin@scaoda9l006 ~]$ odacli list-users ID DCS User Name OS User Name Role(s) Account Status User Type ---------------------------------------- --------------- -------------------------------------------------- ... 8564aba2-94b9-4607-8c4f-2cda3bdc6cb5 odaadmin odaadmin ODA-ADMINISTRATOR Active System d9ae7f70-b294-42c1-881a-5f619ec2a851 yoracle yoracle ODA-DB Active System
- ODA-DBユーザーに切り替え、プライマリ・システムとスタンバイ・システムでOracle Data Guardを構成します。
[yoracle@oda1 ~] su - yoracle [yoracle@oda1 ~]$ odacli create-database -n test -u ptest -bn f1 -bp [yoracle@oda1 ~]$ odacli create-backup -bt Regular-L0 -n test [yoracle@oda1 ~]$ odacli irestore-database -r backup_report.json -ro STANDBY -bp -on f1 -u stest [yoracle@oda1 ~]$ odacli configure-dataguard Standby site address: oda2 BUI username for Standby site. If Multi-user Access is disabled on Standby site, enter 'oda-admin'; otherwise, enter the name of the user who has irestored the Standby database (default: oda-admin): yoracle BUI password for Standby site: Database name for Data Guard configuration: test Primary database SYS password: ****************************************************************************** ************* Data Guard default settings Primary site network for Data Guard configuration: Public-network Standby site network for Data Guard configuration: Public-network Primary database listener port (TCP): 1521 Standby database listener port (TCP): 1521 Transport type: ASYNC Protection mode: MAX_PERFORMANCE Data Guard configuration name: ptest_stest Active Data Guard: disabled Do you want to edit this Data Guard configuration? (Y/N, default:N): Standby database's SYS password will be set to Primary database's after Data Guard configuration. Ignore warning and proceed with Data Guard configuration? (Y/N, default:N): y ****************************************************************************** ************* Configure Data Guard ptest_stest started ****************************************************************************** ************* Step 1: Validate Data Guard configuration request (Primary site) ... ****************************************************************************** ************* Step 11: Create Data Guard status (Standby site) Description: DG Status operation for db test - NewDgconfig Job ID: e6b13275-9450-4650-8187-b33f2dd6480f Started May 16, 2023 00:52:33 AM IST Create Data Guard status Finished May 16, 2023 00:52:35 AM IST ****************************************************************************** ************* Configure Data Guard ptest_stest completed ****************************************************************************** *************
バグ番号
この問題は、Oracleバグ35389339で追跡されます。
Oracle Data Guardの構成中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。
問題の説明
Oracle Database Appliance高可用性デプロイメントのスタンバイ・システムの2番目のノードでOracle Data Guardを構成すると、タスクReset Db sizing and hidden parameters for ODA best practice
のステップConfigure Standby database (Standby site)
で操作が失敗することがあります。
コマンドの詳細
odacli configure-dataguard
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルの高可用性デプロイメント
回避策
高可用性デプロイメントのスタンバイ・システムの最初のノードでodacli configure-dataguardを実行します
バグ番号
この問題は、Oracleバグ33401667で追跡されます。
データベースのリカバリでのエラー
ターゲット・ノードが1であるノード0からOracle Database Enterprise Edition高可用性データベースをリカバリすると、エラーが発生することがあります。
失敗メッセージ
次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: null
コマンドの詳細
# odacli recover-database
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
データベースのターゲット・ノード番号から操作を再試行します。
バグ番号
この問題は、Oracleバグ34785410で追跡されます。
Oracle Data Guardの構成中のエラー
Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguard
を実行すると、upload password file to standby database
ステップでエラーが発生することがあります。
odacli configure-dataguard
を実行すると、CONFIGUREDG - DCS-10001: UNABLE TO CONFIGURE BROKER DGMGRL> SHOW CONFIGURATION;
に次のエラー・メッセージが表示されることがあります:ORA-16783: cannot resolve gap for database tgtpodpgtb
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
--skip-password-copy
オプションを使用してコマンドodacli configure-dataguard
を再試行します。
- プライマリ・システムで、パスワード・ファイルを探します:
srvctl config database -d dbUniqueName | grep -i password
出力がOracle ASMディレクトリの場合は、Oracle ASMディレクトリからローカル・ディレクトリにパスワードをコピーします。su - grid asmcmd ASMCMD> pwcopy +DATA/tiger2/PASSWORD/orapwtiger /tmp/orapwtiger
出力が空の場合は、
/dbHome/dbs/orapwdbName
のディレクトリを確認します。たとえば、orapwd
ファイルは/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger
にあります - パスワード・ファイルをスタンバイ・システムにコピーします。元のパスワード・ファイルをバックアップします。
/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger.ori scp root@primaryHost:/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger
- スタンバイの
orapwd
ファイル権限を変更します。chown -R oracle /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger chgrp oinstall /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger
- スタンバイ・システムのパスワード・ファイルの場所を確認し、必要に応じてOracle ASMディレクトリにコピーします。
srvctl config database -d tiger2 | grep -i password Password file: +DATA/tiger2/PASSWORD/orapwtiger
この例では、パスワードをローカル・ディレクトリからOracle ASMディレクトリにコピーします。su - grid asmcmd ASMCMD> pwcopy /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1/dbs/orapwtiger +DATA/tiger2/PASSWORD/orapwtiger
この問題は、Oracleバグ34484209で追跡されます。
データベースのバックアップでのエラー
Oracle Database Applianceでデータベースをバックアップするときに、エラーが発生します。
odacli create-backup
を実行すると失敗し、次のメッセージが表示されます。DCS-10001:Internal error encountered: Unable to get the
rman command status commandid:xxx
output:STATUS
-------------------------
[COMPLETED WITH WARNINGS] error:.
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 新しいプライマリ・データベースで、
oracle
としてRMANに接続し、アーカイブ・ログ削除ポリシーを編集します。rman target / RMAN> CONFIGURE ARCHIVELOG DELETION POLICY TO BACKED UP 1 TIMES TO 'SBT_TAPE';
- 新しいプライマリ・データベースで、
root
ユーザーとしてバックアップを作成します。odacli create-backup -in db_name -bt backup_type
この問題は、Oracleバグ33181168で追跡されます。
デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー
Oracle Database Applianceをクリーン・アップするときに、エラーが発生します。
ハードウェア・モデル
DBシステムを含むすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- 両方のノードでNFSサービスを停止します。
service nfs stop
- ベア・メタル・システムをクリーン・アップします。ステップについては、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
この問題は、Oracleバグ33289742で追跡されます。
ファイル・ログ・パスの表示のエラー
ファイル・ログ・パスがコンソールには正しく表示されませんが、ジョブに対して生成されたすべてのログに実際には正しいパスが記録されています。
ハードウェア・モデル
仮想プラットフォームを使用するすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
なし。
この問題は、Oracleバグ33580574で追跡されます。
Oracle Data Guardでの回復操作のエラー
Oracle Data Guardでコマンドodacli reinstate-dataguard
を実行するときに、エラーが発生します。
dcs-agent.log
で報告されるエラーは次のとおりです。DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg." and can
further find this error "ORA-12514: TNS:listener does not currently know of
service requested
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
回復中のデータベースがMOUNTモードで起動していることを確認します。
srvctl start database -d db-unique-name -o mount
コマンドが正常に完了したら、コマンドodacli reinstate-dataguard
ジョブを実行します。データベースがMOUNTモードになっている場合は、一時的なエラーになる可能性があります。数分後、odacli describe-dataguardstatus
またはodacli list-dataguardstatus
を使用してData Guardステータスを再度確認するか、DGMGRL> SHOW CONFIGURATION;
を使用して回復が成功したかどうかを確認します。
この問題は、Oracleバグ32367676で追跡されます。
データベースのアップグレード後の適用プロセスの有効化のエラー
Oracle Data Guardデプロイメントでデータベースをアップグレード後に適用プロセスの有効化を実行するときに、エラーが発生します。
Error: ORA-16664: unable to receive the result from a member
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
- スタンバイ・データベースをアップグレード・モードで再起動します。
srvctl stop database -d <db_unique_name> Run PL/SQL command: STARTUP UPGRADE;
- 適用プロセスの有効化を続行し、ログ適用プロセスがリフレッシュされるまで待機します。
- しばらくしてから、DGMGRLコマンドを使用してData Guardステータスを確認します。
SHOW CONFIGURATION;
この問題は、Oracleバグ32864100で追跡されます。
Oracle Data Guardの回復中の障害発生
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。
odacli reinstate-dataguard
コマンドは、次のエラーで失敗します。Message:
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg.
dcs-agent.logファイルには、次のエラー・エントリがあります。
ORA-12514: TNS:listener does not currently know of service requested in connect descriptor
ハードウェア・モデル
Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
次のステップに従います。
- 回復中のデータベースがMOUNTモードで起動していることを確認します。データベースをMOUNTモードで起動するには、次のコマンドを実行します。
srvctl start database -d db-unique-name -o mount
- 前述のコマンドが正常に実行されたら、
odacli reinstate-dataguard
コマンドを実行します。
この問題は、Oracleバグ32047967で追跡されます。
Oracle Data Guard操作後のロールの更新中のエラー
Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardの操作を実行中、ロールを更新するときにエラーが発生します。
odacli describe-database
コマンドの出力に示されているdbRoleコンポーネントは、Oracle Database ApplianceでのOracle Data Guardのスイッチオーバー、フェイルオーバーおよび回復の各操作後には更新されません。
ハードウェア・モデル
Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル
回避策
odacli update-registry -n db --force/-f
を実行して、データベース・メタデータを更新します。ジョブの完了後、odacli describe-database
コマンドを実行して、dbRoleが更新されていることを確認します。
この問題は、Oracleバグ31378202で追跡されます。
ORAchkサマリーと詳細レポート・ページの不整合
ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAChkレポート・サマリーに、レポート詳細ページとは異なるクリティカル、失敗および警告の問題の数が表示される場合があります。
ハードウェア・モデル
Oracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント
回避策
ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAchkレポート・サマリーのクリティカル、失敗および警告の問題の数を無視します。レポート詳細ページを確認します。
この問題は、Oracleバグ30676674で追跡されます。
oakdが非クラスタ・モードで実行されているとodaeraserツールが機能しない
デプロイメントのクリーン・アップ後に、oakdが非クラスタ・モードで実行されていると、Secure Eraserツールが機能しません。
ハードウェア・モデル
すべてのOracle Database Applianceハードウェアのベア・メタル・システム
回避策
デプロイメントのクリーン・アップ後、oakd
は非クラスタ・モードで起動され、odaadmcli stop oakコマンドを使用して停止することはできません。このような場合、Secure Eraseツールを実行すると、odaeraserコマンドは失敗します。
コマンドodaadmcli shutdown oak
を使用して、oakd
を停止します。
この問題は、Oracleバグ28547433で追跡されます。