6.3 よくある質問

ワークフローに関するよくある質問です。

ワークフロー実行時

トピック 質問 回答
承認とワークフロー - 期限と有効期限 ワークフローに、ワークフローで期限が指定されておりタスク定義でも期限が指定されている承認(ヒューマン・タスク)アクティビティが含まれている場合は、どちらの期限が適用されますか? ワークフローで指定されている期限は、タスク定義で指定されている期限より優先されます。ワークフロー・アクティビティに対して期限が指定されていない場合は、タスク定義で指定されている期限がそのアクティビティの期日になります。
承認とワークフロー - 期限と有効期限 承認タスクは期限切れになり自動更新される可能性があります。これは、ワークフローを使用して作成された承認タスクにも当てはまりますか?

実行時に、期限までにタスクが完了しなかった場合は、タスク定義での有効期限ポリシーがアクティブ化され、それに従ってタスクが自動的に更新または期限切れになります。

タスク定義での有効期限ポリシーが「なし」の場合でも、そのタスクは、ワークフローで生成されたタスクであり、ワークフロー・タイムアウトで制御されている間はアクティブ状態に保つことができないため、期限切れになります。

タスクが期限切れになると、制御はワークフロー・エンジンに戻り、ワークフロー・モデルでのタイムアウト接続に従うようになります。タイムアウト接続がない場合、ワークフローは失敗状態に遷移します。

承認とワークフロー - 期限と有効期限 ワークフローを使用してタスクが作成されている場合、その承認タスクのビジネス管理者が期日を手動で延長または更新できますか?

いいえ。ワークフローによって作成された承認タスクは、その有効期限ポリシー設定に基づいてのみ自動更新できます。期日はワークフロー・タイムアウトによって制御されるため、ビジネス管理者が手動でタスクの期日を延長および更新することはできません。

承認とワークフロー - エラー発生または取消済状態のタスク ワークフローはその承認タスクの状態がエラー発生または取消済に遷移するとどうなりますか?

イニシエータまたはビジネス管理者が承認タスクを取り消すと、ワークフローでは、その承認タスクからの結果を受信することがなくなり、ワークフロー内の次のアクティビティの実行が続行されます。

ワークフロー内の次のアクティビティがその承認タスクの結果に基づくスイッチである場合は、そのスイッチ・アクティビティの状態が失敗に遷移します。これは、タスクベースのワークフロー・アクティビティには結果がないためです。

承認タスクがエラー発生状態に遷移すると、制御がワークフローに戻り、それが失敗状態に遷移します。なお、ワークフロー管理者は、エラーの根本原因を修正した後、失敗したワークフローを再試行できます。

承認とワークフロー - エラー発生または取消済状態のタスク ワークフローが、その承認タスクがまだアクティブ状態であり完了していない間に終了するとどうなりますか? 現在は、その承認タスクはアクティブ状態に保たれ、自動的に取り消されることはありません。ただし、ユーザーがそのタスクを完了した場合、ワークフローは、すでに終了しているため進行しません。これは現行リリースでの既知の問題です。
承認とワークフロー - ワークフローでのタスク結果の使用 承認タスクを承認するかわりに誤って却下してしまいました。関連するワークフローでこれを修正できますか?

はい。ヒューマン・タスク・アクティビティの直後に最小期間(2分から5分)の待機アクティビティが含まれるようにそのワークフローがモデル化されている場合は、ワークフロー管理者がこれを実行できます。

承認タスクが却下されると、TASK_OUTCOMEワークフロー変数の値が「却下済」になります。待機アクティビティの間に、ワークフロー管理者が管理コンソールの「詳細」ページからそのワークフローを一時停止できます。管理者は、その後、そのページ内の変数セクションを展開し、TASK_OUTCOME変数の横にある「編集」リンクをクリックし、その値を手動で「承認済」に更新できます。これが完了したら、ワークフロー管理者がそのワークフローを再開できます。

ノート: ワークフロー変数を更新できるのは、ワークフロー管理者のみであり、ワークフローの状態が中断または失敗の場合のみです。

ワークフロー・サブプロセス ワークフローを別のワークフローでのアクティビティとして使用できますか? これは現在サポートされていません。
ワークフロー再試行 ワークフロー・アクティビティについて自動再試行を構成できますか?

いいえ。失敗状態に遷移したワークフロー・アクティビティは、手動で再試行する必要があります。ワークフローを手動で再試行するには、ワークフロー管理者が、「ワークフロー・コンソール」の「詳細」ページで「再試行」をクリックします。

ワークフローを再試行すると、必ず、そのワークフローでの失敗したアクティビティが再実行されてから、残りのフローが続行されます。ワークフローを手動で再試行できる回数に制限はありません。

ワークフロー再試行 ワークフローでの再試行操作と再開操作にはどのような違いがありますか?

再試行は、失敗したワークフローにのみ適用でき、ワークフロー管理者とワークフロー所有者が実行できます。

再開は、中断されたワークフローにのみ適用でき、ワークフロー管理者が実行できます。