プレゼンテーション・フローとは

プレゼンテーション・フローの設計では、エンド・ユーザーが操作するワークブックを決定します。ベースとなるのは設計時のワークブックですが、変更が可能で、設計側の複雑さを隠すために非表示にしたり、エンド・ユーザーがデータの操作に必要とするワークブックの操作性を実現したりできます。

Oracle Analyticsでは、デフォルトで、「ビジュアル化」で設計されたワークブックに基づいてプレゼンテーション・フローが作成されます。「表示」でワークブックに初めてアクセスすると、「ビジュアル化」で設計したワークブックと同じデフォルトのプレゼンテーション・フローが表示されます。たとえば、プレゼンテーション・フローには、ワークブックのすべてのキャンバス、ビジュアライゼーション、フィルタなどが含まれます。

「ビジュアル化」からワークブックをプレビューして、設計と機能に問題がない場合は、何もする必要はありません。ただし、エンド・ユーザーのワークブックを微調整する必要がある場合は、「表示」を使用して、よりエンド・ユーザーに合ったプレゼンテーション・フローに変更できます。作成者として「表示」を使用すると、適切な相互作用を柔軟に探すことができ、エンド・ユーザーが使用しやすい最適なワークブックを作成できます。

「表示」を使用すると、次のようなワークブックの変更が可能です:
  • 作成途中のキャンバスの非表示。
  • ビジュアライゼーションの非表示。
  • ビジュアライゼーションのツールバーまたはメニューへのさらなるオプションの追加。
  • ワークブックのフィルタ・バーの非表示。
  • キャンバスの順序の変更。

新しいビジュアライゼーションの追加など、キャンバスのコンテンツを変更する場合は、「ビジュアル化」を使用します。「ビジュアル化」で加えた変更は、「表示」のプレゼンテーション・フローにも組み込まれます。ただし、「表示」を使用してエンド・ユーザーの使用感を改善した場合、加えた変更は、「ビジュアル化」のワークブックの設計には適用されません。