一方向データベース・レプリケーションの作成

Oracle GoldenGate Freeでレシピを使用して一方向データベース・レプリケーションを作成する方法について説明します。

始める前に

このクイックスタートのすべての内容を実行するには、次のことが必要です。

タスク1: データベース接続の作成

  1. 次のように、ソース接続を作成します。
    1. GoldenGate Freeのホームページで、接続の作成をクリックします。
    2. 「一般情報」ページで、「名前」にsourceDBと入力し、オプションで説明を入力してから、「次へ」をクリックします。
    3. 「接続の詳細」ページで、次に示すフィールドに入力してから、「次へ」をクリックします。
      • 「接続の詳細」で、「ソース」をクリックします。
      • 「接続タイプ」で、ドロップダウンから「基本」を選択します。
      • 「ホスト名」で、ホスト名を入力します。
      • 「ポート」で、1521と入力します。
      • 「データベース・タイプ」で、ご使用のデータベース・バージョンに合ったオプションを選択し、必要に応じてフィールドに入力します。
      • 使用可能なSYSDBA権限を選択します。管理者資格証明ポップアップが表示されます。次に示すフィールドに入力してから、「OK」をクリックします。
        • 管理者権限があるユーザーで、sysまたはsystemと入力します。
        • 管理ユーザーのパスワードで、sysユーザーのパスワードを入力します。
    4. GoldenGate管理ユーザー・ページで、次のように、GoldenGate管理データベース・ユーザーを追加します。
      • GoldenGate管理データベース・ユーザーの追加を選択します。
      • 管理者権限があるユーザーで、次のいずれかを入力します。
        • Oracle 21c以上の場合は、ggadminと入力します
        • Oracle 19c以前の場合は、c##adminと入力します
        • 非コンテナ・データベースの場合は、ggadminと入力します
      • 「パスワード」で、パスワードを入力します。
    5. 「構成」ページで、次に示す手順に従ってから、「次へ」をクリックします。
      • 使用可能なSYSDBA権限を選択します。
      • 「分析の実行」をクリックします。
      • そのスクリプトをスクロールして、内容をすべて確認します。SQLスクリプトを確認し、データベースに適用される変更内容を把握しましたを選択します。
      • 「SQLを実行」をクリックします。
      • データベースの準備の結果を確認します。「OK」をクリックします。
    6. 「確認」ページで、詳細を確認してから、「作成」をクリックします。
  2. 前述の手順を繰り返してターゲット接続を作成し、次の変更を加えます。
    • 「一般情報」ページで、「名前」targetDBと入力します。
    • 「接続の詳細」ページにある「接続の詳細」で、「ターゲット」をクリックします。

タスク2: パイプラインの作成と構成

  1. 次のように、パイプラインを作成します。
    1. GoldenGate Freeのホームページで、パイプラインの作成をクリックします。
    2. 「レシピ」ページで、一方向データベース・レプリケーションレシピを選択してから、「次へ」をクリックします。
    3. 「概要」ページで、「名前」にdemo-pipelineと入力し、オプションで説明を入力してから、「次へ」をクリックします。
    4. 「接続」ページで、次の操作を実行します。
      1. 「ソース・データベース」で、ドロップダウンからソース・データベースを選択します。
      2. 「ターゲット・データベース」で、ドロップダウンからターゲット・データベースを選択します。
    5. 保存して構成をクリックします。
  2. 次のように、パイプラインを構成します。
    1. 「構成」ページにある「マッピング」で、「PDBADMIN」の選択を解除して、選択されているソース・スキーマが「HR」のみになるようにします。「保存」をクリックします。

      ノート:

      ここでは、Oracle提供のデモ・データを使用していることが前提となっています。独自のデータを使用する場合は、必要に応じてスキーマと表のマッピングを構成します。
    2. 「概要」ページにある「初期化」ビューで、「開始」をクリックします。

      ノート:

      パイプライン初期化の実行には数分かかります。各ステップのステータスが、「保留中」から「進行中」に変わり、使用する準備ができると「完了」に変わります。
    3. 実行中では、操作Extractや操作Replicatなどのリアルタイム・データベース統計を表示できます。

タスク3: パイプラインの監視

  1. GoldenGate Freeコンソールでパイプラインを監視します。
  2. 詳細な監視のためには、GoldenGate Microservicesコンソールを使用してExtractおよびReplicatを確認します。