GoldenGate Freeリリース・ノート
GoldenGate Freeをインストールし使用する前に、リリース情報を確認してください。このドキュメントは、発行の時点で正確な内容であり、新しいソフトウェア・リリースが公開されるたびに定期的に更新されます。
GoldenGate Freeの新機能
最新のGoldenGate Freeリリースでの新機能について詳細をご確認ください。
機能 | 説明 |
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23aiコア機能 | このGoldenGate Freeリリースには、Oracle GoldenGate 23aiの最新のコア機能も含まれています。詳細情報 |
接続 | GoldenGate Freeでは、パラレルReplicatを除き、Oracle Database 23ai Free - Developer Releaseをソース接続またはターゲット接続として使用できるようになりました。 |
PDB単位の取得 | GoldenGate Freeで、プラガブル・データベース単位(PDB単位)の取得がサポートされるようになりました。Oracle GoldenGate 23aiでは、PDBレベルでユーザーに権限を付与できます。共通ユーザー c##ggadmin を使用した、ルートレベルのアクセスはできません。
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新しいレシピの追加 | 新しいレシピとしてアクティブ-アクティブ・レプリケーションのサポートを利用できるようになりました。アクティブ-アクティブ・データベース・レプリケーションでは、変更イベントが両方向に適用されてデータベースが同期された状態に保たれます。パイプラインの作成時にこのレシピを選択できます。レシピの概要。 |
クイックスタートの追加 | 一方向レプリケーションやアクティブ-アクティブ・レプリケーションを初めて使用する場合に役立つ、手順を追った説明を参照できます。クイックスタートに関する次の新しい記事を参照してください。 |
サポート対象
Oracle GoldenGate Freeでソース接続およびターゲット接続としてサポートされているOracle DatabaseおよびOracle GoldenGateのバージョンを確認するには、「サポートされている接続タイプ」を参照してください。
サポートを受ける方法
Oracle GoldenGate Freeは、Oracleサポートの対象ではありません。GoldenGate Freeに関する質問は、GoldenGate Freeコミュニティ・フォーラムで投稿できます。
ソース・コードの公開
オラクルからバイナリ形式で入手するサード・パーティ製技術については、それがそのバイナリのソース・コードの入手権限を付与するオープン・ソース・ライセンスで認可されている場合は、https://www.oracle.com/downloads/opensource/software-components-source-code.htmlから、該当するソース・コードのコピーを入手できます。
Helidonについては、https://github.com/helidon-io/helidonを参照してください。
技術のソース・コードがバイナリとともに提供されていない場合は、文書によるリクエストを次に送付すると、物理媒体でソース・コードのコピーを入手することもできます。
Oracle America, Inc
Attn: Associate General Counsel
Development and Engineering Legal
500 Oracle Parkway, 10th Floor
Redwood Shores, CA 94065
または、https://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=34135:1::::::にあるフォームを使用してオラクルに電子メールを送信できます。リクエストに次の内容が含まれていることを確認してください:
ソース・コードをリクエストするコンポーネントまたはバイナリ・ファイルの名前
Oracle製品の名前とバージョン番号
そのOracle製品を入手した日付
お客様の名前
お客様の会社名(該当する場合)
返信先となる郵便住所と電子メール
連絡する必要がある場合のお客様の電話番号。
物理媒体と手続きの費用は無料です。リクエストを送付できるのは、(i)リクエスト対象のコンポーネントまたはバイナリ・ファイルを含むOracle製品を入手した日から3年以内、または(ii) GPL v3の下でコードが認可されている場合(ただし、オラクル社がその製品モデルのスペア・パーツまたはカスタマ・サポートを提供している場合に限る)です。
既知の問題
現在のリリース・バージョンにおける既知の問題について説明します。
強力なパスワード・ポリシーが無効になっている場合、GoldenGate Freeにログインできない
インストール・プロセス中に強力なパスワード・ポリシー・オプションを無効にすると、Oracle GoldenGate Freeコンソールへのログイン時に「無効なユーザー名/パスワード」エラーが発生することがあります。
推奨事項: この問題を回避するには、インストール・プロセス中に強力なパスワード・ポリシー・オプションが有効(選択解除しない)のままであることを確認します。
パラレルReplicatはOracle Database Free 23aiではサポートされていない
Oracle GoldenGate Freeでは、ソースまたはターゲットがOracle Database Free 23aiの場合、パラレルReplicatはサポートされていません。
他のすべてのサポート対象データベース・バージョンではパラレルReplicatを使用できます。
GoldenGate Freeでは1つのデプロイメントのみが使用される
Oracle GoldenGate Freeでは、単一のデプロイメントのみが使用されます。複数のデプロイメントを作成できますが、GoldenGate Freeでは、初期インストールの間に作成された最初のデプロイメントのみが認識されます。このデプロイメントはプライマリ・デプロイメントと呼ばれます。
GoldenGate Freeでは、プライマリ・デプロイメントの後に追加で作成されたデプロイメントは認識されません。プライマリ・デプロイメントを削除すると、GoldenGate Freeへのその登録が解除されます。この時点で、デプロイメントを作成しプライマリ・デプロイメントが存在しなかった場合は、その新しいデプロイメントがプライマリ・デプロイメントになります。
パイプラインの実行中はデプロイメントを削除しない
パイプラインの実行中にデプロイメントを削除すると、パイプラインの実行中ページにn[Object.keys(...)[0]]が定義されていません
というエラーが表示され、パイプラインページでそのパイプラインのステータスが未開始に変わります。
推奨事項: デプロイメントを削除するときは、パイプラインが実行されていないことを確認してください。
(オプション)GoldenGate Freeインストーラで分散サービスを無効にする
GoldenGate Freeでは1つのデプロイメントのみが使用されるため、分散サービスの有効化の選択を解除してかまいません。分散サービスは、分散環境でデータをレプリケートする必要がある場合にのみ使用されます(複数のデプロイメントが必要)。
GoldenGate Freeによる管理対象外のデプロイメントに対して使用する場合は、このオプションが選択されたままでかまいません。
GoldenGate Freeインストーラで非セキュアからセキュアへのレプリケーションのオプションを無視する
Oracle GoldenGate Freeでは複数のデプロイメントはサポートされていないため、GoldenGate Free Configuration Assistantのセキュリティ・オプション画面にあるこのセキュアでないデプロイメントを使用して証跡データをセキュアなデプロイメントに送信するオプションは無視してかまいません。
アクティブ-アクティブ(双方向)レプリケーションに関する問題
GoldenGate Freeでは、アクティブ-アクティブ・パイプラインの開始後の、新しい表の追加やACDRタイプの変更はサポートされていません。どうしても必要な場合は、次のいずれかを実行してください。
- 新しい表を追加した新しいパイプラインを作成、構成および開始します。
- GoldenGate Freeコンソールで、次のようにします。
- パイプラインを停止します。
- sqlplusやsqldeveloperなどの新しい表を外部で作成します。
- 「マッピング」で、そのスキーマを展開し、新しい表を選択します。
- 「オプション」の「拡張オプション」の「Replicat」にあるDMLエラー発生時のアクションで「廃棄」を選択します。
- パイプライン構成を保存してから、そのパイプラインをもう一度開始します。