2 Smart Viewのアクセシビリティの使用可能化
このトピックを参照して、Oracle Smart View for Office用のJAWS®の操作について確認してください。
関連リンク:
「Smart Viewのアクセシビリティの使用可能化について」
JAWSでのListViewヘッダーの読取りを可能にする方法
Microsoft Officeテーマ(ダーク・テーマを含む)の使用
Smart Viewのアクセシビリティの使用可能化について
Smart Viewは、常にアクセス可能モードであるため、アクセシビリティを使用可能にする必要はありません。Smart Viewの出力形式は、Excelスプレッドシート、Word文書、およびPowerPointスライドであり、Microsoft Officeからアクセスできます。Excel、WordまたはPowerPointのアクセシビリティについては、Microsoft Officeの製品ドキュメントを参照してください。
JAWSの操作
JAWS®スクリーン・リーダー・ソフトウェアを使用している場合:
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Microsoft Edge Chromiumブラウザの使用をお薦めします。
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JAWSでListViewヘッダーを読み取れるようにする必要があります(「JAWSでのListViewヘッダーの読取りを可能にする方法」を参照)
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Excelのアドイン・リボン(Smart ViewリボンやPlanningアド・ホック・リボンなど)のボタンからダイアログが直接起動されると、JAWSは、ダイアログの内容を読み取る前に、選択されたセルの場所と内容を読み取ります。この例は、Smart Viewリボンから「オプション」ダイアログ・ボックスを起動する場合です。選択したセルの場所と内容は、「オプション」ダイアログの内容よりも前に読み取られます。リボン・ボタンのドロップダウン・メニューを使用してダイアログが起動されると、(選択したセルの場所または内容ではなく)ダイアログの内容が直接読み取られます。この例は、Smart Viewリボンの「関数」ドロップダウン・メニューの「関数の構築」コマンドです。「関数の構築」コマンドを選択すると、「関数の選択」ダイアログの内容がすぐに読み取られます。
JAWSでのListViewヘッダーの読取りを可能にする方法
ListViewは、Smart Viewユーザー・インタフェース内で情報を表形式で表示します。ListView形式で情報を表示するダイアログ・ボックスには、「フォームの選択」や「仕訳の管理」などがあります。
ListViewヘッダーは、ListView内の列ヘッダーです。デフォルトで、JAWSはListViewヘッダーを読み取りませんが、これを読み取るようにすることができます。
JAWSでListViewヘッダーを読み取れるようにするには:
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JAWSが実行されていることを確認します。
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ListView内で、データが含まれている行を選択し、[Insert]+[F2]を押します。
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「Run JAWS Manager」ダイアログ・ボックスで「Customize ListView」を選択し、[Enter]を押します。
「Customize Headers」ダイアログ・ボックスが表示されます
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「Column Headers」グループで「Speak Custom Text AND Header」オプションを選択します。
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「OK」をクリックして、変更を保存します。
JAWSによってListView要素の列ヘッダーの読上げが開始されます。これが実行されない場合は、Officeアプリケーションを再起動してください。
Microsoft Officeテーマ(ダーク・テーマを含む)の使用
リリース23.100以降、Smart ViewではMicrosoft Officeによって提供されるテーマをサポートしています。デフォルトの「カラフル」のテーマに加えて、Smart Viewでの作業中に、「濃い灰色」、「黒」および「白」のテーマを適用できるようになりました。
ノート:
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「黒」のテーマは、Microsoft Office 365サブスクリプションでのみ使用できます。
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Officeテーマは、Smart ViewおよびMicrosoft Office 2016以降の拡張機能でサポートされています。Officeテーマは、Office 2013ではサポートされていません。
Officeテーマを使用するには、テーマの変更方法に関するMicrosoft Officeのドキュメントを参照してください。
Officeテーマを適用すると、リボン、Smart Viewパネルとそのメニュー、POVツールバー、式バー、シート・タブ、およびダイアログ・ボックス(「コメント」、「調整」、「ビジネス・ルール」、「Smart View」オプション)などのインタフェース要素に対して背景色とフォントの色の変更が表示されます。Officeテーマは、Smart Viewの次の拡張機能でもサポートされています:
- Narrative Reporting拡張機能
- EPMブック拡張機能
- Oracle Journals for Financial Management
- Oracle BI EE拡張機能
- スマート・クエリー
テーマの使用時には、次の考慮事項に注意してください:
- テーマ間の切替え中、新しいテーマは、アクティブなアド・ホック・シートとフォーム・シートの「Smart View」パネルおよび「POV」ダイアログを除くすべてのインタフェース要素にただちに適用されます。すでに開いているSmart Viewファイルのパネルおよび「POV」ダイアログにテーマを適用するには、Officeアプリケーションを再起動する必要があります。
- リスト・ビューおよびツリー・ビューでは、適用されているテーマに関係なく、常に白い背景が保持されます。
- 「黒」のテーマは、パネルやダイアログ・ボックスのツールバーおよびメニューに完全に適用することはできません。かわりに、これらは灰色の背景で表示されます。