3 準備
マイクロサービス対応トランザクション・マネージャ(MicroTx)のインストールを開始する前に、トランザクション・ストア、アイデンティティ・プロバイダおよびオプションでロード・バランサを設定します。
- トランザクション・ストア: MicroTxは、トランザクション状態の永続性を確保するためにデータ・ストアを使用します。トランザクション情報の格納には、etcdクラスタまたはOracle Databaseを使用できます。
- アイデンティティ・プロバイダ: OpenID Connect JWTトークンを使用して、MicroTxへのユーザー・アクセスを認証および認可します。
- ロード・バランサ: オプションで、ロード・バランサを設定する場合、ロード・バランサはヘッダーベースのルーティングとmTLSをサポートする必要があります。
トピック:
- インストール・バンドルのダウンロード
次のステップを実行して、MicroTxインストール・バンドルをローカル・システムにダウンロードします: - Oracle Container RegistryからのMicroTxイメージのダウンロード
- Oracleアイデンティティ・プロバイダの設定
Oracle Identity Cloud Service (IDCS)またはOracle IAMをアイデンティティ・プロバイダとして使用し、アプリケーションへのアクセスを管理できます。 - Kubernetesクラスタの準備
Kubernetesでは、MicroTxをサービス・メッシュ内にインストールすることもサービス・メッシュなしでインストールすることもできます。インストール・バンドルにはHelmチャートが用意されています。この項では、Istioサービス・メッシュを使用してKubernetesクラスタにMicroTxをインストールする手順を示します。 - MicroTx Webコンソールへのアクセスの設定
ユーザーがMicroTx Webコンソールにアクセスできるようにするには、この項のすべてのタスクを完了します。Webコンソールを設定しない場合は、この項をスキップします。 - etcdのデータ・ストアとしての設定
MicroTxのデータ・ストアを作成して、トランザクション・ログを格納します。データ・ストアとしてetcdまたはOracle Databaseを使用できます。 - Oracle Databaseのデータ・ストアとしての設定
MicroTxのデータ・ストアを作成して、トランザクション・ログを格納します。データ・ストアとしてetcdまたはOracle Databaseを使用できます。