1 はじめに
このライセンス情報ユーザー・マニュアルは、Oracleサービスまたはライセンス契約の条件に基づく製品またはプログラム・ドキュメントの一部であり、このドキュメントで説明されているOracleサービスまたはソフトウェア・プログラム(ここでは「プログラム」と呼ぶ)に関連のあるプログラム・エディション、権利、制限、前提条件、特殊なライセンス権、または別個にライセンスを付与されたサード・パーティのテクノロジ条件(あるいはそれらすべて)をユーザーが理解する際に役立つよう作成されています。
このドキュメントで説明されている、権利を有するか使用制限のある製品またはコンポーネントが、特定のプログラムで提供されていない場合は、該当するクラウド・サービス、Oracle Software Delivery Cloud Webサイト(https://edelivery.oracle.com)またはOracleが提供するメディアから入手できます。お客様の権利と義務に関するご質問は、オラクルの販売代理店にお問合せいただくか、http://www.oracle.com/us/corporate/license-management-services/index.htmlに記載されているOracle License Management Servicesの担当者までご連絡ください。
- Transaction Manager for Microservices製品
Transaction Manager for Microservicesは、次の製品で利用できます: - Transaction Manager for Microservices製品の機能
次の機能は、Transaction Manager for Microservices Enterprise Editionでのみ利用できます。この情報を使用して、お客様にとって適切なTransaction Manager for Microservices製品をお選びください。
1.1 Transaction Manager for Microservices製品
Transaction Manager for Microservicesは、次の製品で利用できます:
- Oracle Transaction Manager for Microservices FreeがOracle Free Use Terms and Conditionsの下でリリースされています。これについては、次のOracle Technology Network Webサイトをご覧ください:
https://www.oracle.com/downloads/licenses/oracle-free-license.html
- Oracle Transaction Manager for Microservices Enterprise EditionがOracle GoldenGate for Distributed Applications and Analyticsの下でライセンス供与されます。Oracle GoldenGateライセンス情報の「Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics」を参照してください。
親トピック: はじめに
1.2 Transaction Manager for Microservices製品の機能
次の機能は、Transaction Manager for Microservices Enterprise Editionでのみ利用できます。この情報を使用して、お客様にとって適切なTransaction Manager for Microservices製品をお選びください。
- etcdまたはOracle Databaseに保管されているトランザクション・ログをキャッシュし、読取りおよび書込み操作のパフォーマンス改善と最適化を図ります。
- Transaction Manager for Microservicesコンソールにアクセスし、トランザクション・コーディネータのすべてのレプリカの健全性を確認し、使いやすい視覚的なWebコンソールを使用してトランザクションを管理します。
- Oracle Real Application Clusters (RAC)を、Node.js、JAX-RSおよびXAトランザクション・プロトコルを使用するSpring RESTアプリケーションのリソース・マネージャとして使用します。
- ローカル・トランザクションを管理し、必要な場合は自動的にローカル・トランザクションをグローバル・トランザクションに昇格します。この機能はOracle Databaseでのみ使用可能です。
- トランザクション詳細をOracle Databaseまたはetcdに保管します。
- Transaction Manager for Microservicesの複数のレプリカをデプロイします。本番環境には最低3つのレプリカをデプロイすることをお薦めします。
- 共通のリソース・マネージャを使用する参加サービスを対象にトランザクションを最適化します。ビジネス要件に基づき、複数のトランザクション参加サービスに対して単一のリソース・マネージャを使用できます。共通のリソース・マネージャを複数の参加サービスに対して使用する場合は、Transaction Manager for Microservicesでコミット処理を最適化し、XAトランザクションで高いスループットと低レイテンシを実現できます。
- Grafanaを使用してコーディネータ・メトリックを視覚化します。Transaction Manager for Microservicesコーディネータは、Prometheusにとって読み取りやすい形式でメトリックを公開します。Grafanaを使用して、Prometheusに収集したメトリック・データを視覚化します。Transaction Manager for Microservicesダッシュボードをインポートして、Grafanaでメトリックを表示できます。これらのメトリックを使用して、トランザクションおよびTransaction Manager for Microservicesコーディネータの健全性を監視します。
- トランザクション・コーディネータ・サーバーで障害が発生した場合に、トランザクション情報をリカバリします。サーバーの再起動後、Transaction Manager for Microservicesにより、進行中のトランザクションが再開されます。
- MicroTx Freeを使用している場合、すべてのトランザクション・プロトコルおよびトランザクション・コーディネータのすべてのレプリカにわたって、1時間当たり最大4800件のトランザクションを実行できます。Transaction Manager for Microservices Enterprise Editionの場合はトランザクション数に制限がありません。
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